フランス書院編集部発

【2017年4月28日】

千賀忠輔先生インタビュー

4月24日配本のフランス書院文庫、

『淫獣の襲来 先生の奥さんと娘三姉妹』でデビューした、

千賀忠輔(ちが・ただすけ)先生のインタビューです。

Q1:応募のきっかけ、官能小説を書こうとした動機は?

近年のサッパリした官能小説が食い足らず、コテコテしたハードな妄想を入力し始めた次第です。官能大賞に投稿し続けていたのですが、第14回は最終発表後二週間過ぎてからファイナリストとだったと気づき、第15回はなぜこれが最終まで残った? 16回は講評を見て「確かに妊婦への愛はないよなぁ。きちんと読まれてるなぁ……」と唸っていましたね。

Q2:影響を受けた作家・作品、好きな作品は?

官能小説のとっかかりが海外翻訳物のため、トークン、イーガン、アルドリッチといったお歴々の作品類が頭に刷り込まれています。そこから千草忠夫先生、館淳一先生ら日本人作家へと移行し、綺羅光先生、田沼淳一先生、黒沢淳先生、御堂乱先生に夢野乱月先生の作品類でしょうか? 作家買いをしたつもりはないのですが、よくよく本棚を見るとそれら先生方の作品が収まっていました。御堂先生と並んでの出版とは光栄です。また来月は夢野先生の新作が出るとのこと。楽しみです。

Q3:『淫獣の襲来 先生の奥さんと娘三姉妹』を執筆してみて感じたことは?

出版を意識した原稿入力はもちろん初めてで、すべてが手探り状態のため脂汗のかき通しでした。夜間敵陣地に落下傘降下後、夜が明けたら地雷原の真っ直中だったみたいな心境と心細さ。質問しようにも何をどう尋ねた物かが分からない。折悪く本業がゴタゴタし時間が取れなくなる不測の事態も加わり、夜パソコンに向かいながら、「えらいことになってしもうた」と呟いていました。読むと書くとはえらい違いで、官能小説の難しさを改めて思い知らされた次第です。

Q4:『淫獣の襲来 先生の奥さんと娘三姉妹』を実際に手にしての感想は?

もちろん見本は頂いているのですが、実際、書店で購入してみました。書店でレジに出したとき、初めてエロ本を買ったときの気恥ずかしさを思い出しました。その当時、自分がフランス書院から本を出し、それを怖ず怖ずと店員に渡すことになるなど想像もしなかったなぁ。

Q5:『淫獣の襲来 先生の奥さんと娘三姉妹』で注目して欲しいところは?

注目と言いますか、時流に反したえぐ味と中華料理的なコテコテ感を愉しんで頂けたら、と思います。

Q6:『淫獣の襲来 先生の奥さんと娘三姉妹』で思い入れのあるキャラは?

いじり甲斐のある壊れキャラ、次女の満里奈さんでしょうか? あとは長女の琴音さんかな? 思い入れとは異なりますが、琴音編に差しかかった段階でページ数が絶対的に足りなくなり、「この後、どーしてくれようか……」とさせられたキャラであります。

Q7:マイブームは?

ブームとは言えませんが、ここしばらくのバタバタで二胡の練習が出来ず、すっかり音が錆びてしまったのでリカバリーしないと。あとは新鮮な食材を供給してくれる庭先菜園の整備かな? そう言えば今年はまだ味噌を仕込んでいないし、パン種も切らしてしまったので酵母エキスも作らなきゃ……。

Q8:今後の抱負は?

私の手に余るミッションではありますが、80年~90年台の自由闊達、何でもありのバイオレンスかつ猥雑な世界観をほんの少しでも復古できたらいいなぁと思っています。

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