官能大賞(フランス書院文庫の投稿窓口)の補足です。
今、フランス書院文庫で活躍しているレギュラー陣の多くが
官能大賞の一次、二次の落選組です。
なぜ実力があるのに受賞できなかったのか?
ある作家さん(今は売れっ子になってます)の例ですが、
賞に応募してきた原稿は「SFモノ」でした。
宇宙船の中で女艦長が部下の叛乱に巻き込まれ、凌辱される話です。
フランス書院文庫は現代モノでずっとやってきたので
SF作品に賞を与え、本を出すのはリスクがあります(SF自体がダメという意味ではない)
また中身はストーリーSFの要素がかなり強く
女艦長が凌辱されるシーンはわずか数ページ(!)。
完成度や商業性の問題で最終選考には残れませんでした。
けれど、そのわずか数ページの濡れ場が圧倒的に良かったので
こちらから声をかけさせていただきました。
それから長い時間をかけて新作を書いてもらい、デビューに至りました。
これが「落選組」のデビューまでの道のりです。
彼らがフランス書院文庫の現在の主力であるのは確かです。
追伸
この文章で察していただけたかもしれませんが、
選考においては「濡れ場がエロいかどうか」を最重視します。
フランス書院文庫はミステリーでも純文学でもなく、ポルノ専門レーベルなので。