フランス書院編集部発

【2018年10月23日】

ひとことレビューその6~『無限獄【全員奴隷】』夢野乱月

4332『無限獄【全員奴隷】』夢野乱月

今月の問題作!

夢野乱月(ゆめの・らんげつ)にしか描けない、

夢野乱月の世界観が詰まった、ファン感涙の一冊です。

とにかくこの厚さをご覧ください!

600ページに迫る大長編です。

凌辱小説ファンなら読むしかない!

【2018年10月23日】

ひとことレビューその5~『美しすぎる姑【妻の母・四十二歳】』庵乃音人

4331『美しすぎる姑【妻の母・四十二歳】』庵乃音人

官能小説のベテラン作家、庵乃音人(あんの・おとひと)。

「妻の母」は過去何度もやってきたテーマですが、

「姑」と出すのは本作が、フランス書院文庫でも「初」

妻の姉、そしておさなづまである新妻も登場した、

「妻づくし」の一冊です!

【2018年10月23日】

ひとことレビューその4~『問答無用 帰国子女なまいき三姉妹』御堂乱

4330『問答無用 帰国子女なまいき三姉妹』御堂乱

凌辱小説の最前線をひた走る男、

御堂乱(みどう・らん)が

またまた傑作を生み出した!

「問答無用」

このタイトルはこの作品のためにあったといっても過言ではないでしょう!

生意気な帰国子女三姉妹を犯しまくって徹底調教!

とにかく最初の5ページを読んで欲しい。一気に引き込まれます!

【2018年10月23日】

ひとことレビューその3~『ぜんぶしてあげる 独身叔母と従姉と女教師』美原春人

4329『ぜんぶしてあげる 独身叔母と従姉と女教師』美原春人

目下、絶好調! 美原春人(みはら・はると)の最新作!

未亡人叔母&従姉が共同生活する家に、

偶然、担任女教師が居候!?

美原春人にしか描けないハーレム生活がここに!

誘惑系の小説を書こうと思っている、新人作家のみなさまにも

ぜひ手にとってもらいたい作品です!

【2018年10月23日】

ひとことレビューその2~『誘われ上手な五人の人妻』青橋由高

4328『誘われ上手な五人の人妻』青橋由高

フランス書院文庫で10冊!

美少女文庫で50冊!

官能小説の才人、青橋由高(あおはし・ゆたか)の記念碑的な1冊!

五人の人妻の短編集ですが、

ボリューム的には、短編3+書き下ろし中編2!

非常に、贅沢&スペシャルな短編集となっております。

青橋由高ならでは、もちろんメイド妻もいますよ。

【2018年10月23日】

ひとことレビューその1~『立場逆転 高慢女社長と令嬢vs.ヒラ社員』夏月燐

4327『立場逆転 高慢女社長と令嬢vs.ヒラ社員』夏月燐

寡作ながらも業界内にもファンが多い、

凌辱小説の達人、夏月燐(かづき・りん)

本作は、

生意気だが美しさは認めざるを得ない有能女社長を

下克上姦

イラストレーター・赤尾真代先生による、

いかにも高慢な女社長が目印です!

【2018年10月23日】

10月23日、フランス書院文庫の配本日です

10月23日、フランス書院文庫の配本日です。

4327『立場逆転 高慢女社長と令嬢vs.ヒラ社員』夏月燐
4328『誘われ上手な五人の人妻』青橋由高
4329『ぜんぶしてあげる 独身叔母と従姉と女教師』美原春人
4330『問答無用 帰国子女なまいき三姉妹』御堂乱
4331『美しすぎる姑【妻の母・四十二歳】』庵乃音人
4332『無限獄【全員奴隷】』夢野乱月

     

フランス書院文庫10月刊は、バラエティに富んだラインナップ!

絶好調男、美原春人の誘惑小説!

フランス書院文庫10作目、青橋由高の短編集(書き下ろし中編2つ含む)!

夏月燐御堂乱は「下克上もの」で競艶!

ベテラン、庵乃音人はなんと「姑」に挑戦!

夢野乱月は、600ページ弱の大長編!

次記事より、ひとことレビューです!

【2018年10月15日】

第21回フランス書院文庫官能大賞、結果発表

「第21回フランス書院官能大賞」(5月末日締切分)にご応募をいただき誠にありがとうございました。

編集部で厳正な審査をおこなった結果、下記の通り決定しました。
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大賞
該当作品なし

新人賞(賞金30万円)
該当作品なし

特別賞(賞金30万円)
「脅されて犯されて 女子高生の性奴隷」(T.Sさん)

ノンフィクション部門
該当作品なし

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■受賞作講評

■特別賞

「脅されて犯されて 女子高生の性奴隷」(T.Sさん)

男性教師との不貞の関係を体育教師に知られ、証拠の動画をネタに脅迫され、もてあそばれる美少女。さらに教え子を守ろうとした女教師までもが凌辱の渦に巻き込まれ……というお話。
昨今、ストーリー性より濡れ場の激しさを売りにした「暴走系」(編集部命名)作品が増えているが、本作はしっかりストーリーが組み立てられていた。セリフと心情、地の文を巧みに使いこなし、飽きさせずにグイグイ話を引っ張っていく腕は見事としか言いようがない。
実は今回、二次から最終に進めなかった作品には「個性が強すぎた」作品が多かった。作家(特に新人)はたしかに個性が大事だと思うが、多くの読者に手にとってもらうには、わかりやすいストーリーや誰にも受け入れてもらえる文章も必要だ。
暴走系ではない、本格凌辱の担い手は、編集部が長らく待ち焦がれていた才能であった。著者はまだ20代前半と若く、可能性を感じさせる。ぜひ綺羅光先生、御堂乱先生、御前零士先生のような凌辱小説家として大成してほしい。

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以下、惜しくも受賞を逃した作品についての講評です

「六畳一間のS→←M母娘」(T.Tさん)

大学生になって一人暮らしを始めた青年の隣家に引っ越してきた美母娘。「母親は積極的なドM、娘は蠱惑的なドS」。どんどんエッチになっていく母娘に、主人公の大学生活は甘く淫らに染まっていく。
設定とキャラクターに一気に引き込まれた。SとMの母娘? 聞いただけでワクワクする。魅力的な設定を作れるのは才能だ。この著者は今の官能小説の売れ筋をよくわかっていると感じた。
問題はそこからだ。
ポップで明るい誘惑系――それは現代誘惑小説の王道だ。作家も、作品の数も多い。だが、現実には明確な成功をおさめている著者は少ない(選択肢が多くても、結局はトップの作家の作品だけを読者は買うのかもしれない)。
だから編集部としては、こういった売れ筋の原稿に出会うと、最初は前のめりになるのだが、受賞=デビューとなると、どうしても慎重な目で検討せざるを得ないのだ。
ざっと読んだときの雰囲気はいい。明るく楽しく癒される。だが、原稿を精緻に検証していくと、また違った感想が出てくる。一見テンポがいいように思えるのだが、ところどころ地の文が重く、じれったく感じた。セリフの掛け合いのテンポも遅く思えるところがあった。さらに言えば、一つ一つのセリフ(特にヒロイン側のセリフ)の魅力をもっと高めて欲しい。男性視点に偏り、ヒロイン視点が少ない気もした(中高年読者の多いフランス書院文庫では、三人称の女性視点が多い方が読者の支持を得やすい)。
この著者がめざす方向は、売れ筋であるがゆえに、ライバル作家や作品数も多い。そこから抜け出すためには、作品の魅力をさらに高める必要がある。

「マッスル男の不器用美姉妹狩り」(M.Mさん)

亡き弟がかつて愛した女は人妻となって幸せな人生を送っていた――自殺した弟の復讐のため、人妻を凌辱、さらにはチアリーディング部の妹までも、凌辱の毒牙にかけていく。
構成は粗く、読者サービスという面では物足りない部分は多かったが、(「未挿入の濡れ場が連続していた」「3Pシーンを予感して終わらせている」など)、姉妹を狙う男のキャラクタ造形がすばらしく、一気に読了させる力に満ちていた。
ただ、「自殺した男の復讐」というテーマは、すごく「重い」。本来ならば、凌辱小説らしい「バッドエンディング」――姉妹を完全に牝奴隷に堕とすといった――になりそうなところだが、誘惑小説のような明るい終わり方で正直拍子抜けした部分もあった。
「作者が書きたい作品」と、「完成した作品」で方向性が異なってしまい、結果、「カテゴリーエラー」が発生しているように思われ、受賞までには推しきれなかった。
ただ、もしかしたらこれが凌辱でも誘惑でもない「新しい官能小説」なのかもしれないという思いも同時に抱かせる、選考が非常に難しい作品のひとつだった。

「明かせない夫婦関係の構築」(T.Iさん)

実の姉、幼なじみの母娘と一線を越えた少年、そして夏休み、全寮制女子校に通っていた実の妹が帰宅してきて……つぎつぎと「夫婦関係」を結んでいく姿を描いた誘惑小説。「ハーレム小説」特有の、明るく楽しい雰囲気に満ちていたところを高く評価したい。本編に通底する「圧倒的な多幸感」は、他の投稿作品と比べ、頭ひとつ抜き出ている感はあった。
ただ精読すると、文章を書き慣れていない印象を禁じ得なかった。指示語の多さ(「この」「その」「そんな」「そうしたら」など)、視点の不統一(同一の節で異なったキャラクタの心の声があらわれる)など気になる点は多く、文章の修業がもう少し必要かもしれない。
指示語を具体的な言葉で表現すると、セリフに魅力が出ることは多い。フランス書院文庫でいうと、神瀬知巳先生、美原春人先生、香坂燈也先生などの作品を読んで、魅力的な台詞の作り方を勉強してほしい。

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ノンフィクション部門の講評です。

「性的拷問の歴史」(O.Tさん)

戦前の特高が女性容疑者へ用いたくすぐり責め、全裸で縛り付け、老婆に全身を噛ませるマフィアの拷問方法、江戸時代、脱走した遊女に行われた燻し責め……様々な時代、場所で行われてきた性的拷問法を記したノンフィクションである。
肉体的に苦痛を与えるのが拷問だと思っていたが、快楽(手コキの寸止めのようなもの)に近い拷問があると知ったのは驚きだった。たとえば吉原の遊女に行われたくすぐり責めでは、女郎の両手両足を縛り、鳥の羽や毛筆で体の敏感な部分をくすぐる。次第に呼吸ができなくなって咳き込み、悶絶するというものだ。「過ぎたる快楽は毒」という言葉が頭に浮かんだ。
惜しむらくは、すでに刊行された書籍などからの「引用」が多かったことだ。引用は著作権上、許されている行為だが、自身の思想や考察とは明確に区別しなければならない。本作ではそのへんがあいまいだったように思える。

「ストリートナンパの素敵な仲間たち」(H.Tさん)

うつ病を患いながら、モテたい一心で、「非モテ」の40代独身男性が一発発起。ストリートの先輩ナンパ師たちに教えを請いながら、人生を立て直していく、自己啓発系感動ノンフィクション。どん底からの復活ストーリーには引き込まれた。
どうやったら女性とセックスすることができるのか。理詰めで解説していく。ガンシカ、ギラ、グダ、即、準即……様々なスト(ナンパ)用語ともに語られる方法論は、工学書を読んでいるような印象を抱いた。また、昨今の「ナンパ塾問題」についても触れられている点は興味深かった。
残念だったのは作品の分量が少なかったことだ。どうやって鬱から立ち直ったのか、などについても、もっと掘り下げて欲しかった。ナンパの技術書は世の中にあふれている。この著者にしか書けない特色を出せば、さらに良い作品になったのではないか。
なお、本作に関しては、受賞には至らなかったが、なんらかの形で読者のみなさんに届ける方法がないか検討したい

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次回官能大賞の〆切は、11月末日です。
皆様のご応募、お待ちしております。

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