フランス書院編集部発

【2017年10月25日】

なぎさ薫先生インタビュー

第18回フランス書院文庫官能大賞 特別賞を受賞した期待の新人・なぎさ薫先生のインタビューです。

1.応募のきっかけ、官能小説を書こうとした動機は?
幼い頃から、なぜか年上の女(ひと)にいつも魅かれていました。ある時は母の妹であったり、友達のお姉さんであったり。思春期になると、妄想は止まるところを知らず、美人家庭教師のお姉さんに誘惑されたいとか、担任の女教師に手ほどきされたいと胸を焦がしていたものです。
さすがに年上女性を求める年齢ではなくなりましたが、今でも若い女性よりは熟女に心ときめきます。
長年に及ぶそんな妄想を文字にとどめてみたいと思い立ったのが執筆のきっかけです。この度、思いがけず特別賞という名誉を頂戴し、念願の出版の機会を賜り喜びを噛み締めております。

2.影響を受けた作家・作品、好きな作品は?
書店でふと手に取ったトークンの「義母」が官能小説との出会いでした。興奮にかられながら一気に読んだのを思い出します。いつかこんな官能小説を書いてみたい、と思わせてくれた運命的邂逅でした。
以後、手当たり次第に洋の東西新旧を問わず官能作品を読み漁ってきました。今は、神瀬知巳先生にハマっています。いつか先生の背中に指先だけでもタッチできるように精進を重ねたいと思っています。

3.実際に執筆してみて感じたことは?
これまでに読者として吸収してきた官能小説の名作のエッセンスを原稿用紙に吐き出せばいいのだと安易に考えて着手しましたが、あっという間に、書き手の側になることの難しさに直面しました。自分の頭の中に渦巻いているエロい情景や心情をなかなか文字にできないもどかしさに胸かきむしりながら、気がつけば決定稿までに一年半が経っていました。

4.『したがり先生 人妻家庭教師と女教師ママ』を実際手にした感想は?
大好きな丹野忍先生にカバーイラストを書いていただけるという最高の幸せをくださり、ありがとうございます。拙著が出版していただけるだけでも望外の幸せですのに、もう中身のページは白紙にしていただいてもいいくらいです(笑)

5.『したがり先生 人妻家庭教師と女教師ママ』で特に見て欲しいところは?
先ほど申しましたように、この小説は私の積年の妄想を描いたものです。いわば、妄想私小説といっていいでしょうか。美しい二人の熟女に徹底的に甘く誘惑され、とろけるような天国にまで導いてもらう官能を、精魂込めて書かせていただきました。
「そうそう、こんな風に手ほどきをされてみたいなあ……」と思っていただければ嬉しいです。

6.『したがり先生 人妻家庭教師と女教師ママ』で特に思い入れのあるキャラは?
「かおり」と「菜穂子」のキャラを作るにあたっては、私がこれまでに出会った数十人の女性たちの様々な要素を投入させてもらいました。私が愛し、私を燃えさせてくれた女たちの記憶を「かおり」と「菜穂子」の二人に背負ってもらったと言えばいいでしょうか。気がつくと、原稿用紙の上で二人は勝手に息づき、悶え、エクスタシーを迎えていました。
可能ならば、「雄太」になって二人に思う存分弄んでもらいたいものです。

7.マイブームは?
今は次作の執筆に夢中です。官能小説を書くことがこんなに楽しく胸踊ることだとは、思いもよりませんでした。無趣味な人間だったのですが、初めて没頭できるものができたと感じています。
あ、次作がちゃんと出来上がったら、蕎麦打ちを再開してみようかとも。十年ほど前に中断したままなので……

8.官能小説家としての今後の抱負は?
「死ぬまで妄想!」をモットーに無限にエロを追求して書き続けたいと思います。
人が人らしくあるための大きな要素の一つが、性欲であり官能であると思います。
老若男女問わず、私の著作が少しでも読者の方々に元気と生きるエネルギーを差し上げられるように、寸暇を惜しまず妄想を掻き立て文字に刻んでいきたいと思います。

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