フランス書院編集部発

【2020年10月29日】

第25回フランス書院文庫官能大賞、結果発表

「第25回フランス書院官能大賞」(5月末日締切分)にご応募いただき誠にありがとうございました。

発表が予定より遅れまして、誠に申し訳ございませんでした。

編集部で厳正な審査をおこなった結果、下記の通り決定しました。

※ ペンネームが記載されていた場合は、ペンネームのイニシャルです

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大賞
該当作品なし

新人賞
「乱れたいねん【未亡人の義姉 熟れた京女と住み込み割烹アルバイト】」(K.Kさん)

フランス書院文庫創刊35周年特別賞
「絶頂行き痴漢電車」(R.Aさん)

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■受賞作講評

■新人賞
「乱れたいねん【未亡人の義姉 熟れた京女と住み込み割烹アルバイト】」(K.Kさん) 

舞台は京都。新卒で入社した会社をパワハラで退職。兄嫁・彩香の経営する小料理屋で住み込みのアルバイトを始めた主人公。包容力のある和服熟女、その妹でSっ気のあるキャリアウーマン、さらにはかわいらしい同期の女性……三人のヒロインから恋人になってほしいと乞われるハーレムの日々。
顔も容姿も性格も違う三人のヒロインそれぞれが魅力的で、濡れ場も巧みに書き分けられている。特に素晴らしいのがメインヒロインの未亡人兄嫁だ。大きな乳房、甘い体臭、柔らかな京都弁が身も心も癒してくれる。和服美女と京都弁の組み合わせは最強だ。彼女が単独ヒロインでも十分成り立った作品である。
また一人、官能小説界に新たなスターが現れたという思いだ。読者のみなさんに「京都弁の美熟女」をお届けする日が待ち遠しい。

■フランス書院文庫創刊35周年特別賞
「絶頂行き痴漢電車」(R.Aさん)

古来、凌辱小説とは、男がどれだけヒロインに執着しているかという、「妄執の強さ」が問われるジャンルだ。だが、本作はこのテーゼとは真逆であった。これほど、男がモブ(端役)に徹している作品はなかなかお目にかかれない。若妻と制服少女が狙われる痴漢小説でありながら、全編が女性視点で進行し、男主人公に関してはほとんど設定がない。だが、本作は圧倒的に魅力的なのだ、読み手を熱狂させるのだ。
編集部で議論を重ね、創刊35周年特別賞を新たに設けることとなった。凌辱小説史というものがあるとするならば、「本作の前か、後か」で今後は語られていくのかもしれない。進化しつづける官能小説の新章の始まりを予感させる鮮烈さに満ちた本作を、読者に一刻も早く提供したいと考えている。

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以下、惜しくも受賞を逃した作品についての講評です

「牝楽器調教された母娘」(M.Kさん)

最初の凌辱シーンを「ファーストレイプ」と呼ぶが、そこに至るまでの展開が実にワクワクした。母子家庭でヴァイオリンを学ぶ美少女が、たまたま立ち寄った楽器店で高価なヴァイオリンを壊してしまう。中年店長にネチネチと弁償を迫られ、全裸で土下座させられ、処女を奪われてしまう。さらにはその母親までもが毒牙にかけられる。
とにかく文章が圧倒的に上手い。応募作の中でも抜きんでていた。そんな著者がしっかり序盤から物語を構築してくるのだから序盤の期待感は凄かった。
惜しむらくはヒロインが「堕ちる」のが早いことだ。ファーストレイプの終わりに美少女は(こんなにセックスが気持ちいいなんて……)と洩らしてしまう。強いられた形ではあるが母親も「奴隷妻にしてください」と出会って数ページで口にする。
マゾ小説であるなら最初からその匂いを出してほしかった。序盤の入りが凌辱だったので急激な落差に戸惑ってしまった。

「美人巨乳母娘―淫らな家庭訪問」(J.Mさん)

公園でギターを弾くシングルマザーの美熟女と知り合った大学生が、女性の家で身体の関係を交わしていたところを帰宅した娘に目撃される。その娘が実は主人公の同級生で……という冒頭から始まる誘惑小説。
濡れ場の臨場感、テンションの高さは申し分がなかった。だが、物語の構成力という点で、本作は受賞には至らなかった。
官能小説は、ご都合主義をできるだけ容認し、なによりも読者の願望にこたえるための展開を最重要視するジャンルではある。だが、ご都合主義であるからこそ、とにかくヒロインの魅力を引き立たせるために筋書きや設定が7存在してほしい。作者は、公園で歌うという女性像に強い魅力を感じたのかもしれないが、その後の展開を読むと、残念ながらその必然性はなかったように思う。また、男性の心理描写が多く、ヒロインの心情の掘り下げが足りなかったのもマイナス評価だった。
特筆すべきは濡れ場の描写力だ。才能があるのは間違いない。ぜひとも新たにチャレンジしてほしい。

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「第26回フランス書院文庫官能大賞」の〆切は11月末日です。

今回より「メール投稿」「URL投稿」を始めました。

詳細は「原稿募集のお知らせ」をご覧ください。

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