さようなら2013、こんにちは2014――
年末恒例企画、10大ニュースの季節がやってまいりました。
出版不況と言われるなかでも、ぼちぼち頑張らせていただいておりますフランス書院グループ。
フランス書院文庫、美少女文庫、プランタン出版(プラチナ文庫、ティアラ文庫、Cannaコミックス)の、2013年を振り返っていきます。
10大ニュースも5年連続担当になった(誰かマジで代わってください)S夫が、
社内政治も関係なし、独断と偏見でバッタバッタとオフィスを斬っていきます。
それでは10位から参りましょう!
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10位 美少女文庫、おもてなし大賞に選ばれる
速報です!
「週刊プレイボーイ」(集英社)No.1・2号の
「下半身お・も・て・な・し大賞2013」エロラノベ部門にて、
美少女文庫『ツンアヘハーレム 放課後イキ顔撮影会』が、第1位を獲得。
第2位、第3位、第5位も、美少女文庫がランクインし、上位独占
「アヘ顔(ど派手なイキ顔」「NTR(寝取られ)」「堕ちたヒロインがAV撮影」といったエロマンガ特有の設定がてんこ盛り
と、『かーずSP』の管理人、かーず氏がコメントしてくださっております。
年末、書店、コンビニに並んでいる号です。
美少女文庫の勇姿を書店でご確認ください。
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9位 フランス書院文庫編集長、「虎」を理解する
昨年に引き続き売れまくっている
Cannaコミックスの『虎穴ダイニング』(元ハルヒラ先生)。
Cannaコミックスに更なる新たなヒット作品が生まれました……
そう、共通点は「虎」。
雑談のなかでその話題が出たところ、フランス書院文庫編集長(中年男性。阪神ファン)の眼が輝きはじめた。
「いいかおまえら、虎が受ける理由は耳としっぽにあるんだ。ここでポイントなのはライオンではダメだということ。いわゆる「ネコ好き」のツボは、ライオンではなくて虎なんだよ。ライオンは偉そうだろ? だが、虎は媚びないよな? すなわち……」
と立て板に水で「虎であるべき理由」を語り出す。
(中年なのにやりますね……ヒットの秘密を考えつづける、それこそ編集者魂ですよね……)と感心していたところ、
「って、Cannaコミックスの編集長 が言ってたぞ」と。
そこにいた全員が(ですよねー)と思ったとか。
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8位 編集Mの放浪生活
美少女文庫の編集長、ひとり編集部のMさん。
普通、同じ編集部の人員で、デスクを数個まとめて配置し、
「島」と呼ばれる単位を形成するのですが、
ひとりゆえに、オフィスでの配置がけっこうむずかしい。
2013年だけでも、ティアラ文庫島→プラチナ文庫島とわたり歩き、
現在は、→フランス書院文庫島に漂着。
ただ、どこに行っても落ち着かない様子で、席をはずし、社内をうろうろする様子は、
見る者の涙を誘わずにはいられません。
「キャプテン・ハーロックか、ワンピースのミホークか」と言えばかっこいいですが、
そう、それはまるで根無し草のよう(デラシネ~学生運動の時に流行った言葉)……。
編集Mの放浪生活に終わりはないのか。
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7位 「フランス書院朗読部」悲願達成!
Webサイト創設当時からのサービス、フランス書院文庫の「新刊朗読」。
今をときめく女優さんを起用しながら10年以上にわたって
「無料で朗読を聞けるWeb限定のサービス」をつづけてまいりました。
このたび、長年かけて培ったノウハウが、ついに「形」に!……
「朗読美人Sayuri」にて、新規録りおろしの朗読を販売中。
現在はAndroidOSのみ対応ですが、各OSにも順次対応する予定。
サンプルもあります。ぜひ聴いてみてください!
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6位 フランス書院文庫初代編集長、隠居へ
フランス書院文庫創刊時の編集長が、
隠居生活に突入、週一の出社になりました。
送別会続きにもかかわらずどことなく楽しげな初代編集長を見て、なぜかうらやましそうな現編集長(二代目)。
「初代編集長の気持ちはよくわかる。おれも入社して以来、送ってばっかりだから」
確かに初代編集長も二代目編集長も、創刊当時からフランス書院に在籍。
いわば「見送るばかりの人生」。
そのつぶやきを聞いてS夫は、
(葬儀のときの、森繁久彌のコメントみたいだな)
と思ったのですが、ネタがわかりにくいので心の中だけにとどめておいたとか。
長い間、ありがとうございました!
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5位 ティアラ文庫 オパールシリーズ大人気
2013年も好調をキープする、ティアラ文庫。
公式ウェブサイトで連載している
〝オパールシリーズ〟が人気です。
中世など、ファンタジーの要素が強いティアラ文庫に対し、
オパールシリーズの舞台は〝現代〟。
ウェブ連載が掲載されない週はヒット数がガクンと落ち、さらには連載の続行を希望するメールもたくさんいただきました。
2014年、新しい動きがあるんでしょうか?(本当に知らないです)
引き続き見守っていきたいと思います!
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4位 iOS(iPhone、iPad)対応で電子書籍が「爆伸び」
2013年3月に、悲願のiOS(iPhone、iPad)対応。
電子書籍の期間限定セールも相まって、過去最高の売上げを記録。
新しいメディアでも、官能小説はヤれるとの思いを強くした次第でございます。
2014年も、サイトに細かい改修を加えながら、皆様に楽しんでいただける企画を実施してまいります。ご期待ください。
iPhone、iPadをお持ちの方で、まだ未経験の方がいらっしゃいましたら、ぜひお試しください。
(閲覧には、「book-in-the-box」というアプリケーションが必要です)
禁断の「林檎」、囓ってみませんか。
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3位 まだまだつづくよ、公式twitter
昨年の「10大ニュース」。
フランス書院文庫編集部のtwitterにふれた際、
「20000フォロワーを突破」とお伝えしました。
現在のフォロワー数は、約35000!
皆様によろこんでいただけているようでありがたい限りです。
ちなみにこの35000という数字、
大井の帝王・的場文男騎手の生涯騎乗回数や、
鬼太郎のまち・鳥取県の境港市の人口と同じくらいであります。
光栄です。
そもそもこのtwitter、
「フランス書院」という名前をより多くの方に知っていただくという目的で存在しております。知っていなければ、手にとってもらえないわけですので。
というわけで
フォロワーのみなさん、官能小説、
一度は読んでくださいね。(切実)
ウェブ連載でもいいですよ。(お願い)
twitterアカウントはこちら。
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2位 プラチナ文庫&美少女文庫 ダブルで10周年
2003年3月に創刊したプラチナ文庫。
2003年5月に創刊した美少女文庫。
本年は、ふたつのレーベルがそろって、10周年を迎えました。
移り変わりの早いこのご時世で、10年つづくのは立派のひとこと。
特に10年連続で「ひとり編集部」の編集長Mさん、
気力と体力に脱帽&敬服です。
画像は、2013年に開催したプラチナ文庫「ANNIVERSARY フェア」の画像です。
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■1位の前に 小ネタ集
番外 編集部でオランジーナ・ブーム!
フランス生まれのオレンジ味の炭酸飲料「オランジーナ」が、
会社の自動販売機に入荷。油断すると売り切れてしまう激レア商品に。
番外 クジラックス先生、家族バレで休筆?
先生とお付き合いはないのですが、フランス書院の何人かにとっては個人的に、切実かつ、重大なニュースだった。
番外 S夫の婚活偽装疑惑
ここ数年、婚活にいそしんできたS夫だが、実は、上司との「会話の潤滑剤」、「ネタ」のひとつとして利用していただけなのではという疑惑が。
S夫が夢中なのは「コンカツ」ではなく「アイカツ!」だったという説も浮上。
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1位 フランス書院文庫、栄光の2000点へ
来年の4月、フランス書院文庫が2000点を迎えます。
その2000点を誰にするかで、編集部は大混乱、編集会議は大紛糾。
「大ベテランの○○先生だろ」「いやいや、若手筆頭の××でしょ」「それよりも、貢献度でいったら、△△先生にお願いしたい」「ばかやろう、トリはサブちゃんの『祭り』しかないだろ(それは紅白)」
……果たして誰になるのか。ご期待ください。
本年も、フランス書院をご愛顧いただき誠にありがとうございました。
出版界にとっては厳しい時代ではございますが、皆様の「熱意」に支えられて2013年も乗り越えることができました。質の高い本をつくるべく、より一層の精進を重ねて参ります。
2014年も変わらぬご支持とご声援を、なにとぞよろしくお願いいたします。