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フランス書院刊行物にかかわる著作権法違反立件のお知らせ

2005年5月
フランス書院EC事業室

2005年5月10日、下記のように一部マスコミにて報道された通り、警視庁により弊社刊行物にかかわる著作権法違反(侵害行為)の立件がなされましたので、その経緯と、弊社の著作物保護に関する姿勢をお知らせいたします。

◆ネット小説を無断で転売 著作権法違反容疑で男性逮捕

 インターネットで販売され、パソコンなどで読む「ネット小説」を無断でCD-ROMに複製・転売したとして警視庁は9日、宇都宮市下川俣町、会社役員A容疑者(56)を著作権法違反(侵害行為)の疑いで逮捕した。

 富坂署の調べでは、A容疑者は昨年9~11月、東京都文京区の出版社「フランス書院」のホームページから官能小説をダウンロードし、無断でCD-ROMに複製。ネットオークションに出品し、販売した疑い。

 ほかに約200作品が収録されており、これらも無断で複製したとみられる。

(2005年5月10日 朝日新聞朝刊社会面より抜粋)

◆電子書籍を無断コピーし販売容疑で会社役員逮捕

 インターネットから有料でダウンロードして読む電子書籍を無断でCD-ROMにコピーして販売したとして、警視庁富坂署は9日、宇都宮市下川俣町、会社役員A容疑者(56)を著作権法違反の疑いで逮捕した。

 同署は、A容疑者が過去1年あまりの間に、成人向け小説ばかり計2000数百作品を違法に販売していたとみて、余罪を追及する。

 調べによると、A容疑者は昨年9~11月、ネットのオークションサイトを通じ、埼玉県の会社員らに東京都内の出版社が版権を持つ成人向け小説を無断複製したCD-ROM2枚を販売した疑い。

(2005年5月10日 日本経済新聞朝刊社会面より抜粋)

※なお、実際の記事では容疑者は実名報道されていますが、本稿ではイニシャルとさせていただきます。

【経緯】

*今回の件は、ネットオークション(『Yahoo!オークション』)に弊社刊行の「フランス書院文庫」のデジタルデータを出品している者の所在を、読者からの情報により入手し、編集部が確認しました。

*出品の形態から、著作権侵害が行われている可能性が大きいものと判断し、『Yahoo!オークション』に対して出品者の情報開示と当該出品の停止、ならびに過去の出品履歴の開示を要求しました。

*その上で、出品されていたCD-ROMが当サイトで取り扱うデジタルデータの複製物であることが判明しましたので、顧問弁護士を通じて『Yahoo! オークション』に正式な警告書を送付するとともに、当該コンテンツの著作権者複数名の名義で弊社所轄の警視庁富坂署に刑事告訴をいたしました。

*その結果については、上記新聞記事の通りです。

【弊社見解】

*デジタルコンテンツの複製問題については、コピー防止や抑止機能をはじめとする技術的な防衛の面でも議論がありますが、著作物はそれ自体が法的保護を受けていることが明らかになった点、今回改めてご認識いただけたものと思います。

*著作権侵害行為の取り扱いについては、本件の如く容疑者逮捕に至る事例により、一罰百戒の効果を期待しております。また弊社は、著作物の無断複製ならびに販売は明確な不法行為であり、著作権保護のために今後も警察当局との協力の下に、侵害行為に臨むことを、改めてここに宣言いたします。

*インターネットでは多くのオークション市場が存在し、個人運営のサイトでも様々な取引が行われています。例えば『Yahoo!オークション』では、出品の禁止事項として著作権侵害にあたる物を明文化し、ガイドラインに違反すると思われる出品の報告フォームも設けています。しかし今回のような事件を未然に防止できなかったことや、オークション市場という場を使っての事件性の高い取引が急増している現状を踏まえ、『Yahoo!オークション』のみならずプロバイダーやサイト運営各社には、より迅速かつ厳しいチェック体制を築きあげ、健全な取引と安全なネット市場の育成に努力して欲しいと願ってやみません。

*今後弊社は、デジタルコンテンツのコピー防止や抑止機能をはじめとする技術的な防衛策を検討しつつ、読者ユーザーからの情報提供システムも充実させ、著作物を扱う出版社として責任ある役割を果たして参りたいと考えております。

違法サイトの通報はこちらにお願いいたします。

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