兄妹ですが異世界で結婚しました。 かけおちスローライフ

著者: 沙桐好佳

本販売日:2020/10/16

電子版配信日:2020/10/16

本定価:836円(税込)

電子版定価:836円(税込)

ISBN:978-4-8296-2120-2

シチュエーション

異世界で結婚して――ナルにぃの赤ちゃん産みたい。

溢れる涙と共に妹ミリカが受け止める兄の精と求婚。
血の繋がりも禁忌も、異世界では関係ないのだから。
気遣い合う初体験。深め合う快感と絆。精霊の泉で
子作りし、ウェディングエッチで絶頂を極めて……
兄妹ですが異世界で結婚して「家族」になりました。

本編の一部を立読み

☆妹の泣き顔に☆
「っ……! ふぇぇぇぇっ……いたいぃぃ~~~~……っ!」
 処女膜が引き裂かれ、先ほどまで笑顔で受け入れてくれたミリカが、ついに取り繕うこともできずに泣き出した。
「ミ、ミリカっ?」  慌てて腰を引こうとするナルヤの腕を掴み必死に繋ぎ止めるミリカ。
「ぐすっ……ダメ……抜いちゃやだぁ……!」
 そう言いながらも涙を流しているのだから、これ以上続けられるはずもない。
「でも痛いんだろ……?」 「痛いけど……ぐすっ……全部挿れてほしいの……っ」
 駄々っ子のように泣くミリカに折れてさらに少しだけ奥へと進む。
「ひぐっ……ううっ……おっきすぎぃ……バカにぃぃ~~……!」 
 大きいと言われることは満更でもないが、本気で痛そうな様子を見て、さすがにこれは無理だとナルヤは腰を止めた。
 掴んだ腕を揺らし挿入を急かすミリカを見下ろす。
「ミリカがそんなガチ泣きするの、久々に見たな……」
 大粒の涙をこぼしながら我儘を言う姿はなんだか懐かしく、可愛らしくも思えてくる。
「ふぇ……ひっく……ナルにぃのバカ……笑ってないで挿れてよぉ……」
 子供の頃のような泣き方をするミリカの頭を撫で、ナルヤは一つ提案をする。
「じゃあ今日は挿れるだけのところまでするから……そこまで頑張れるか?」
「うん……ぐすっ……」
 兄の真剣な表情に、ミリカもボロボロの顔でこくりと頷く。
 涙を拭ってやり、少しずつ挿入を再開する。
「んっ……ひぅっ……」
 ミリカの反応を窺いながらゆっくりと膣内を分け入ってくる陰茎。
 自分の膣内に侵入してくる異物による痛み。
 しかしそれが最愛の兄のものだという喜びが、ミリカの全身に満ちてゆく。
 ナルヤは少しでもミリカの痛みを和らげられるよう様子を見ながら挿入を進め、何度も声をかけ軽いキスを繰り返す。
 どれほどの時間をかけたのか、ナルヤが荒い吐息をつくのと同時に、ミリカの膣奥がぐりっと押し上げられた。
「ミリカ、よく頑張ったな、最後まで入ったぞ……」
 それがペニスによる膣奥への圧迫だというのを、その言葉を聞いて初めて気付く。
「は、入ったんだ……全部……」
 肩で息をするミリカの身体をそっとナルヤが抱きしめる。
「あぁ、俺たち、初めて一つになれたんだ……!」
 耳元でそう囁く言葉に、未だ下腹部からはズキズキとした痛みが響いてくるが、同時に全身を多幸感が包み込んでいく。
「う、嬉しい……やっと、やっとナルにぃと一つに……んっ……」
 繋がり合ったまま抱きしめ合い、二人は恋人としてようやく一つになれたという事実を噛みしめる。
 どれほどの間そうしていたのか、ミリカはそっとナルヤの耳元で囁く。
「ナルにぃ、まだイッてないよね……? 最後までしていいよ……?」
 その気遣いに感動しつつ、ナルヤは躊躇していた。
 挿れたばかりの時よりは落ち着いたようだが、ちょっとペニスを動かすだけでも痛むようでどうしても気にかかる。
「さっきも言っただろ、今日は挿れるとこまでだって」
「でも……! もう大丈夫だから……た、多分……」
 本当に痛かったのだろう、素直に尻すぼみになっていくミリカの声に思わず笑ってしまう。
「いいんだよ。まだまだ明日だって明後日だって、時間はあるから」

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作品イメージ

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