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女体破壊 彼女の母、彼女の姉、女子学生を… 3

5 「やめて、本当に、だめ……いやっ」  リビングにある四人がけの革張りのソファに、和津実は浅く座る格好にさせられている。  上半身はブラをずらされ豊麗な乳房を剥きだしにさせられ、ムチムチした肉感的な太腿、そして成熟した秘園までも露わになっている。  閉じ合わせようとする両脚の柔肌には、拓也の指ががっしり食いこんでいた。  必死でバタバタともがく和津実だが、びくともしない。 「お母さん、観念してくださいよ」  拓也はするすると外したネクタイで和津実の右脚と右手を、そして自らのベルトを抜き、それで左脚と左手を固定した。 「ああっ、なんてまねをっ」  左右に激しく身体を振り悶えるも、和津実はもはやどうすることもできない。 「ふふふ、なにもかもが丸見えですよ」  拓也の端整な顔に、冷たい笑みが浮かんだ。 「そんな、だめっ……だめですっ」 「オマ×コの中身まで見えていますよ」  雪白の太腿の付け根に、鮮紅色の裂け目がのぞいていた。あまり濃くない陰毛に覆われている女陰は、未亡人の秘密の花園を隠すことさえままならない。 「ここからさやかが生まれてきたんですね……女体の神秘ですよね」  拓也は咲き誇る秘唇の花びらを人差し指でいじりはじめる。閉ざされた扉をほぐすように、縦筋をなぞりはじめた。 「そんなっ……やめて……ああっ、お願いですっ、あんっ」  執拗な愛撫にほころびを見せはじめている女陰を見て、拓也は満足げな笑みを冷酷な顔に浮かばせた。 「ほら、こうしていると……ね?」  秘裂をたどっている人差し指は、大陰唇を愛でるように動く。ゆっくりと楕円を描くようになぞられるたびに、膣内からのぞき見えるピンク色の媚肉の面積が大きくなっていく。 「オマ×コのなかが、見えてきましたよ。もうたまらないんじゃないですか?」 「ああっ、そ、そんなっ……いやっ、あああっ」  そのとき、耐えきれぬように下腹部でみちょっと音が鳴った。 「濡れてきましたね……さすが未亡人の飢えきった身体。触れなば落ちん、とはこのことですね」  和津実は耳に届いた恥音に、動揺と羞恥で脳裏が灼かれるようだった。 「だ、だめっ……ああっ」 「大陰唇はさすがにさやかよりは大きめですかね。でも、形は崩れてなくてとても美しい」  開きはじめた女陰に人差し指を第一関節まで差しこみ、ひろげるように周縁をなぞっていく。くぷりと音がして、秘唇から愛蜜がとろりと流れだした。その女蜜をすくいとり、亀裂の上部の襞が折り重なっているところへとなすりつけていく。  宝物を探すように指を襞々にめりこませ、拓也はきゅっと力をこめた。 「感じますか? クリトリスですよ。硬くなってますね、コリコリです」 「はあああんっ……いやっ、だめっ、そこは……」  強烈な快感に、和津実は拘束された肢体をくねらせる。 (そんな、どうして……こんなに敏感に……)  二人の娘を育てるために、母として過ごした十年という期間を裏切るように反応を見せてしまうおのれの身体に、和津実は激しく動揺する。 「ここが性感帯なんですね。反応が、格段に違いますよ」  拓也はすっかり剥きだしになった宝珠を、愛液を潤滑剤にして、円を描くようにこね回してくる。 (だめっ、それはっ!)  強い刺激を加えられ、背中を軸にしてびくんと腰が突きだすようになってしまう。 「ふふふ、感じてるんですね。僕も嬉しいですよ。もう、お母さんのオマ×コ、ぐっしょり濡れてますからね」  さきほどまでわずかに開いていた膣口は、いまや大きく口を開け、その隙間からとろとろと透明の粘液がもれはじめている。 「まずは、一回、なかでイッてください。お母さんならできるはずです」 「そ、そんな……やめてっ……あ、ああああんっ」  拓也はやおら、人差し指をぐいっと秘裂へ食いこませる。 「あ、あああ、あああああっ」 「お母さん、すごい締めつけですよ。さやかの初めての時と同じくらい……いや、それ以上にきつい」 (やめて、娘のことは、言わないで……あ、あああっ)  さやかの女性器と比べるような拓也の物言いに、屈辱に脳裏が灼かれていく。  膣内をひろげるように、膣口をぐるりと、拓也の指先が楕円を描く。その円運動をつづけながら、拓也は指を膣内へゆっくりと侵入させていく。はじめは第一関節だけだった挿入は、いまやずっぽりと人差し指のすべてを咥えこんでしまっていた。 「僕の指を受け入れてくれたんですね。うれしいな。それじゃ、もう一本使いますよ」 「だっ、だめっ……だめなのっ、あああんっ」  秘裂に感じていた圧迫感が変化した。人差し指に中指を加え、女膣のなかでゆっくりと動かしはじめているのだ。 「さっきより締めつけがきつくなってきましたよ。やっぱり一本じゃ物足りなかったんですね」  拓也は手首をかえすと、和津実のへその裏側に当たる部分に指腹を密着させた。 「ここですね、和津実さんのGスポット……いやだなあ、そんなに締めつけないでください。いきますよ」 (締めつけてなんか、いない……あんっ)  ざらざらした部分をノックするように指腹が蠕動した。  集中的にGスポットを責められるたびに、膣奥から粘液が湧出してきて、さらに指の動きをなめらかにしていく。  快感をもたらす範囲が加速度的に大きくなっていくのがわかった。  媚肉が熱く燃えあがり、いまにも蕩けてなくなってしまいそうだ。  雪白の肌はいつのまにか紅潮し、熟れはじめの桃のように色づいている。 「気持ちよさそうですね、お母さん。いいんですよ、イッても」 (イクだなんて、そんな……そんなはずが……)  和津実は身体を左右に振り乱し、懸命に首を横に振る。  亡き夫との夜の営みではこんな感覚は経験したことがなかった。  和津実の性体験は亡き夫とだけだ。ふたりの娘をもうけることができたが、和津実自身はそれほど性にどん欲だったわけではない。なぜ、自分の身体がこんなに敏感な反応をしているのか理解できなかった。拓也の愛撫が巧妙だったからなのかもしれないが、それは和津実にとって許せない考え方だった。真実の愛でしか、セックスによる快感は得られないと、和津実は信じていたからだ。  だが子宮から全身を駆け抜ける快楽を伝える微電流に、拘束された太腿はひきつったように細かい痙攣をつづけてしまっている。 (うそ、うそよ……こんな状態で、身体が反応してしまうというの)  押し寄せてくる快感の潮流は、無情にも和津実の性感を押しあげていく。 「いいんですよ、お母さん。イッてくださいっ」  拓也の冷静な声に興奮の色が帯びはじめていた。  膣内でうごめく二本の指の速度が増した。指の動きに合わせて、ピチャピチャと膣内から響く水音が激しくなっていく。 「だめ、私、もう、ああっ」  ぱちっと頭のなかでなにかが弾けた。とたん、全身に強烈な掻痒感が駆け巡り、和津実の唇からもれる呼吸が荒くなる。 「あああっ、あああああっ……だめ、もう、ああああぅ」  膣奥が搾られたようにぎゅっと収縮した。奥から熱い液体がこんこんと湧きだし、女膣の入り口めがけてほとばしっていく。 「もう、びちゃびちゃですよ。締めつけもすごい。イクんですねっ」  拓也は人差し指と中指を交互にバタバタと膣内で暴れさせる。ぬめった淫液を利用し、膣中を泳ぐように、激しくかき回した。 「イケっ、和津実、イクんだっ」 「あ、ああっ、もう、だめっ……あああっ」  鮮紅色の秘裂からピシャッと水滴が飛び、次の瞬間、一条の水流が女陰から弾けた。 (うそ、そんな、だめっ、とまらないっ) 「潮を吹くんだね……本当に淫乱な身体だっ、ほらっ、もっとイクんだっ」  膣内にうごめく指の動きに合わせて、ピッピッと女潮が飛んでいく。そのたびに、拘束された肢体を仰け反らせ、びくんびくんと震わせてしまう。 「だめ……こんなのっ、ああっ」  頭のなかがホワイトアウトし、意識が遠のいていく。  四十三歳の女体に訪れた十年ぶりのエクスタシーだった。 6  和津実は夢を見ていた。  どこか遠いところにいる夫が和津実に向かってなにか話しかけている。和津実は耳を澄ませて、夫の言葉を聞き取ろうとするが、周囲の音がうるさくて耳には届かない。  和津実はたまらず夫に歩み寄る。  その瞬間、足元の床がガラス板となった。  激しい音とともに、床が崩れ去り、和津実は暗闇に向かって落下していく。  でもその落下にはなぜか恐怖をおぼえない。それどころか、和津実の胸に去来するのは、母親に抱かれているような安心感だった。  終わりの知れぬ闇に落ちていくかと思われた和津実を、そのときそっと誰かがふわりと受け止めてくれた。どこまでも沈みこんでいくようなやわらかさで、和津実の全身は陶然としていく。  もっとこの感覚を味わっていたい。物足りなさを感じつつ、抱きかかえてくれた存在の顔を見ると──。  それは娘のさやかだった。  和津実は、そっと目を開けた。 (さやかちゃん……どうして……) 「どうしました、お母さん」  現実へと呼び覚ましたのは、冷静な拓也の声だった。 「まだまだ、終わりませんからね」  ソファに身体を預けている背中は、汗でぐっしょりと濡れていた。 (私、気を失っていたの?)  意識をなくしていたのはほんの一瞬のようだった。夢であってほしいと祈っていた和津実の目前にいる男の姿は、逃れられない現実だった。  拓也は下半身にまとっていた衣服を脱ぎ去っていた。股間でまがまがしく反り立つ硬直が、和津実の視界に入る。 「ひ、ひいいいっ」 「どうしたんだい、お母さん。男のここを、初めて見るわけでもあるまいに」  色白のひ弱な、いかにもアカデミズムの世界の住人のような風貌に不釣り合いな、獰猛な獣のような男根だった。  肌の白さに反して、赤黒く、ひくひくと脈打つペニスに和津実は悲鳴をあげた。 「さあ、さやかの弟妹をつくりましょうか」  拓也はもはや己のけがらわしさを隠そうともせず、ソファにもたれかかる和津実にのしかかってきた。 「若い男のもの、味わうのひさしぶりでしょう? お母さん」 「いやっ、やめてっ、無理よ、娘の恋人とだなんてっ……あぐっ」  未亡人の肉路を押し分けるようにめりめりと肉棒が押しこまれていく。 「あ、ああっ……お、大きい……無理、ああっ」 「大丈夫さ、十分に濡れているよ。なにせ潮まで吹いたんだからな、ふふふ」  秘裂に亀頭が押し当てられ、ゆっくりと拓也が腰を進めていく。未亡人の膣口が、姫林檎ほどある拓也の亀頭の形にそってひろがった。  秘孔のなかにカリが呑みこまれると、肉茎の根元までが一気に入りこんだ。 「あんっ、ああっ、きつい」  凄まじい圧迫感に見舞われ、和津実は息を詰まらせた。 「すごいな、お母さんのあそこ。入り口が狭くて、さらになかではオマ×コがきゅうきゅう締めつけてくる」  根元までペニスが入りきった状態で、かき回すように拓也が下腹を押しつけた。  拓也の下腹が、和津実のクリトリスを圧迫する形になり、電流のような恍惚が背筋を駆け抜ける。 「だめっ、それっ……やめてっ」 「それじゃ、いくぜ、おかあさんっ」  拓也は埋めこまれきった肉棒を抜き去ると、和津実の腰をつかんで、一気に腰を最奥まで押しこんでいく。  パンッという音とともに、和津実のあごがクイッと反りかえった。 「ああ、あああああああっ」  ふたたび引き抜かれ、最奥まで貫かれる。 「お母さんのオマ×コ、すごいな。引き抜くたびに搾り取られているみたいだ。またいくよ」 「だめ、これ以上はやめてっ……ああ、こわれちゃう、あんっ」  和津実の涙まじりの懇願をものともせず、抽送のスピードを拓也はあげていく。  ソファの軋む音と、未亡人の嬌声がリビングに響き渡った。  剥きだしになった乳房がぶるぶると揺れている。最奥まで押しこまれたペニスが子宮口に当たるたびに、脳が揺れるような快感が和津実の身体を突き抜けていく。 「だめ、ああっ、奥すぎて、ああああっ」 「でも、気持ちいいんでしょ。僕が動くたびに、オマ×コがきゅうきゅう締めつけてきます」 「うそよ、そんな、ああっだめっ」  自ら否定しようとするものの、とめどない快感はどんどんエスカレートしていく。理性を手放してしまわないように、必死に手綱を抑えなければならない。  女体の暴走はとまらなかった。 「だめよっ、このままじゃ、またっ……ああ、だめっ」  黒髪を振り乱しながら、和津実は泣き叫んだ。M字開脚になっている脚の爪先がピンと伸び、和津実は大きくのけぞる。 「ああっ、すごい締めつけです。イキそうなんですねっ。あああっ、いっしょにイキますよ」  拓也の切羽詰まった声が耳に届いた。  荒腰の速度が激しさを増し、蜜液まみれになった肉棒が卑猥な音を立てて出入りを繰り返す。子宮が直接揺らされるような抽送に、和津実は過呼吸になったかのように、嬌声をあげた。 「あああっ、だめっ、やめて、狂っちゃう、だめーーっ」  自分の身体がバラバラになってしまうような恐怖感で、和津実は覆い被さっている拓也の首に手をかけ、必死にしがみついた。 「イクぞ、出すぞっ」  女膣のなかで肉棒が弾け、熱い精液がどくどくと放たれた。 「だめっ、だめなのよっ……ああっ」  悲嘆にくれる和津実の言葉に反して、悪魔の精に満たされた女膣は、最後の一滴まで呑みこもうとばかりに、ひくひくと脈動しつづけていた。 (第一章 完)(つづきは電子書籍でお楽しみください)