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おいしい転職 女社長&年下の上司&元部下 2

第2話

 

(イッちゃった……イカされちゃった……ぁ)
 何年ぶりかにオナニー以外でオルガスムスを迎えた瞳は、部下に跨がったまま、心地よい余韻の中にいた。深々と女壺を貫く肉棒の硬さと、大量に注がれた子種の温かさが膣粘膜を通じてじわじわと全身に広がっていく。
「はあ、はあ、はあぁ……っ」
 息を吐くたびに乳房が弾む。まだ指一本も触れられてないにもかかわらず、乳首が浅ましく勃起している。
(やだ、誠くん、さっきからずっと私の胸、見てる……こんなだらしないおっぱいも、はしたなく尖った先っぽも見られちゃってる……ううん、イキ顔まで、全部……っ)
 己の痴態が思い出され、今さらながら猛烈な恥ずかしさに襲われた。そのくせ、誠と繋がったままの腰は勝手に揺れ出している。射精直後でまだ硬度を維持しているペニスで敏感な媚肉を擦られるたびに、甘い痺れが下半身を走る。
(イッたばかり、たくさん出されたばかりなのに、私、また欲しくなってる。誠くんにもっと掻き回されたくなってる。私が彼を愉しませる立場なのに……)
 腰が淫らな円を描く。牡銛を軸とした卑猥なサークリングは徐々にその半径と速度を上げていく。
「ああぁ……んん……んっ……はああぁ……」
 久しぶりの絶頂で一気に火がついたのか、三十八歳の女体が熱い。漏れ出る声を堪えようと瞳は自分の指を噛むが、嬌声を堪えつつも腰を動かす熟女の姿は、射精したばかりの男を再び滾らすのに充分だった。
「瞳先輩っ!」
「えっ!? ああぁっ!?」
 腰骨の辺りを掴まれたかと思った直後、強烈な一撃が蜜壺へと加えられた。誠の突きあげで子宮が押し潰され、ザーメンと愛液が結合部から噴き出す。
「いひぃィッ! くっ、くひっ、ひいンン!」
 悲鳴じみた、けれど甘みと媚びとを多分に含んだ声が出ていた。慌てて再度指を噛もうとしたが、それよりも早く二撃目、三撃目が膣奥を襲う。
「はううゥッ! ダメ、ダメ、ダメぇーっ!! 待って、今はダメだからぁ!」
 喘ぎ声を押し殺せないと悟った瞳は首を大きく横に振り、ダメ、待ってと部下に訴える。しかし、涙目で快感に身悶える美女を前にして止まる牡などいるわけがなかった。
「すみません、止まりません、止まれませんっ!」
 言葉だけの謝罪を口にしながら、誠が垂直ピストンを加速させる。さすがに若干柔らかくはなっていたが、女を蕩かすには充分な硬さと太さのペニスが、瞳の鋭敏な粘膜を抉り、子宮口を小突く。
「あうっ、はうっ、あうぅんっ! ダメっ、あっ、あっ、イヤ、そんな、激しっ! ひっ、んひっ、奥、ダメ、今は、ホントにダメえぇっ!」
 四年ぶりに男と肌を合わせた元人妻にとって、アクメの余韻が色濃く残る女肉を貫かれる愉悦はあまりにも甘美すぎた。口を塞ぐべき手はいつの間にか誠の腕を握り締め、腰も突きあげに合わせて動き出していた。
(気持ちイイ……気持ちイイ……オマ×コを掻き回されるの、たまんないッ)
 女の悦びをすっかり思い出した瞳は、快楽に身を任せることにした。尻を振り、自分を求めてくれる歳下の男を受け止める。
「誠、くん、誠、くぅん……アアッ、イイ、奥、イイッ!」
「先輩、瞳先輩ッ」
 互いの名を呼び合い、腰をぶつけ合うその姿は、完全に恋人同士のそれだった。
(あっ、イク、イク、またイクっ!)
 子宮を揺さぶられる快感に、瞳が達する。肢体をびくんと強張らせ、顎を天井に向けて女の幸せを味わう。
「くっ、んふっ、くふっ……うううぅ……ふーっ、ふっ、ふーっ……!」
 腰から下ががたがたと震え、膣道が窄まる。瞳がオルガスムスを迎えたと察したのだろう、誠は動きを止める。その代わり、自分に馬乗りになったままエクスタシーに浸る上司を瞬きもせずに視姦してくる。
(私のイクところ、また見られてる……ああん、ダメ、ダメよ、女のアクメ顔、そんなに見ちゃダメぇ……っ)
 誠に己の女の顔を晒す恥ずかしさは凄まじい。その一方で、この信頼する部下にならば見られてもいい、むしろもっと見てもらいたいという気持ちも湧きあがってくるのだ。
(勃ちすぎて、乳首が痛い……子宮がじんじん疼く……もっとしたい……もっと誠くんが欲しい……えっ?)
 増すばかりの肉欲にぶるりと震わせた直後、瞳の身体がふわりと浮かんだ。誠に持ちあげられたのだと気づいたときにはもう、瞳は布団に仰向けに寝かされていた。
「次は俺の番です」
 こちらを見下ろす誠の真剣な表情に、瞳の胸が高鳴る。
「えっ。ま、待って、私、その、イッたばかりで」
 行為を続けたい、このまま快楽を貪りたいと瞳は願っていたが、それはあくまでも自分が主導権を握っているのが前提条件だ。女上位ならば、たとえ快楽に流されても対処できると考えていた瞳は、突然の下克上に焦りを隠せない。
「大丈夫です、俺もイッた直後なんで。条件的には五分です」
「ぜ、全然大丈夫じゃないでしょ、絶対に女のほうが不利……はううぅッ!」
 もう一度自分が上になる体位に戻そうとした瞬間、誠の抽送が始まった。二度の牝悦ですっかり女を取り戻した蜜壺に、容赦のない突きが繰り出される。
「んひいいぃっ!? やだっ、あっ、ダメ、待って、ホントに今はダメ……あああぁっ!」
 ここでの「ダメ」とはすなわち、感じすぎて怖いを意味する。そして、三十六歳の中年男がそれを理解できないわけがなかった。
「いいですよ、いくらでもダメになってください。俺、先輩がダメになって、とろとろになるところ、絶対に見たいんで」
 己の優位を確信した誠はそう言って、じっと瞳の顔を見つめてくる。純粋な好意による言葉と行為だとわかるからこそ、瞳は本気で困り、照れた。
「イ、イヤよ。見せない。きみにそんなところ、見せたくないもの」
 憎からず思っている部下のまなざしに耐えきれず、瞳は顔を背ける。しかし、真っ赤になった頬や耳を逆に見せつけることになり、誠をさらに滾らせる結果を招く。
「こ、こんなアラフォーのバツイチ女を堕としたって、なにも面白くないでしょうに」
 このセリフも、否定してもらいたい気持ちがまったく隠せていない。むしろ、要求しているに等しい。
「言いましたよね、俺、ずっとあなたに憧れてたって。過去形じゃないです。現在進行形ですから……!」
 熟女の回りくどいおねだりに即座に応えつつ、誠はピストンを再開する。初戦で射精したばかりでいくらか柔らかくなっていた肉棒は、すでに雄々しさを完全に取り戻していた。
(硬い、熱い、太い……ああぁ、奥に刺さる、私の穴、思い切り掻き回されてるぅ……気持ちイイ……ッ)
 精子と秘蜜の混じった体液が、一突きごとに押し出され、掻き出されてくる。その際に立つ水音の卑猥さに、女社長は羞じらいに身をよじる。
「聞こえます? 凄い音してますよ? これ全部、俺とあなたの汁ですからね」
「イヤ、いちいち言わないでっ。ああっ、意地悪よ、きみ……!」
 恥ずかしさを誤魔化すため、瞳は両手の拳でぽかぽかと誠の胸を叩く。が、本気とは程遠い、ただのじゃれつきに等しいパンチは、誠をさらに喜ばせ、抽送を加速させてしまう。
「イケると思ったときはぐいぐい押せって教えてくれたのは、先輩ですよ」
「そ、それは商談の話でっ……あっ、あっ、こら、また奥ばっかりぃ……ひっ、ひっ、ダメ、そこ、ごんごん、ダメだってばぁ……ヒイィッ!」
 部下が仕事だけでなく閨でも極めて優秀だと、瞳は己の身を以て思い知る。誠はすでに瞳の急所を確信し、ぐいぐい狙い撃ってくる。
「ああっ、めちゃくちゃ締まる……先輩はマ×コも最高です……!」
「そんな褒め方されても、嬉しくない……あうっ、はほおぉんっ!」
 口ではそう言っても、瞳の媚洞は剛直を強く締めつける。
(ダメ、あそこが勝手にお礼しちゃってる……褒められて嬉しいって、オチ×ポ、ぎゅうぅってしてるぅ!)
 四年間のブランクをすっかり取り戻し敏感になった女体に、さらなる責めが加えられた。ここまでずっと放置されていたバストに、ついに誠の手が伸びたのだ。
「はああぁっ! んあっ、あっ、やっ、やあン!」
 最初は優しく、そしてすぐに激しく揉まれた。男の手でもまったく包みきれない巨大な柔房が荒々しく蹂躙される。だが、こうして強めに愛撫されるのが瞳は好きだった。
「イヤ……イヤぁ……おっぱい、いじめないでぇ……ああぁ、はあぁっ!」
 そんな瞳の嗜好を早くも見抜いたのだろう、誠は乳責めの手を緩めるどころか、ますます力を込め、Jカップの膨らみを嬲ってくる。女の象徴である乳房を玩弄される背徳の興奮に、先端がきゅうん、としこり勃つ。
「先輩は、少し乱暴にされるのが好きなんですね。おっぱいを握ると、マ×コもぎゅうってチ×ポ締めつけてきますよ?」
「し、知らないっ……ひいんんっ!」
 勃起乳首をつままれた瞬間に生じた電流は子宮に伝播し、男根を締めあげる。一度射精した分か、誠には若干の余裕が窺えた。対照的に、絶頂するたびに肉欲に溺れていく瞳には、もはや言葉を発することすら難しい。
(部下にいいようにされて悔しいし惨めなのに、それがなんだか嬉しい……ああっ、もう、なにがなんだかわからないのよぉ!)
 ここで瞳は、思考を放棄した。歳も立場もかなぐり捨て、ただの一人の女として誠にしがみつく。
「なんでもいい、なんでもいいからぁ! して、もっと私をいじめてぇ! 突いて、揉んで、犯して欲しいのぉ! ずっとずっと寂しかったの、慰めて欲しかったんだからぁ!」
 半ば自棄になって本音を叫ぶと、間髪を容れず、誠が要望に応えてくれた。
「わかりました。全力全開であなたを愛します……!」
「んひぃ!?」
 瞳が一際高い声を発したのは、誠が耳元で愛の言葉を囁いたせいだ。予想と期待を上回る「愛してる」に、女体だけでなく、心までもが蕩かされる。
(あ、愛するとか言われたの、いつ以来!? ううん、夫にだって言われたことなかったかもぉ……)
 すっかり乙女に戻った三十八歳に、今度は物理的な攻撃が加えられた。誠は両手で爆乳を鷲掴みにしたまま、今日、最も激しいピストンを繰り出す。凶悪に膨らんだ亀頭が容赦なく子宮口を叩く。
「うひぃっ!? やだっ、あっ、ダメ、強い、強すぎ、だからぁ! ああぁっ、そこ弱いって、何度も言ってぇ……ひっ、いひっ、ダメ、そこ、ダメえぇっ!」
 男の手の中で柔房が卑猥に変形する。しこりきった乳首も責められる。
「やあっ、しこしこ、ダメ……乳首、弱いぃ……先っちょ、いじめちゃダメなのぉ! んひんっ!」
「先輩、弱点多すぎですよ。そんな可愛い顔と声でダメダメ言われたら、俺、もっといじめたくなるじゃないですか」
 憧れの女社長の痴態に、誠の声も上擦っていた。強烈な抽送と同時に肉房を揉み、乳首をしごき、瞳を三度のオルガスムスへと追い立ててくる。
(きみこそ、必死すぎよぉ……そんなに汗だらだらになりながら、腰を振ってこんなおばさんを愛してくれるなんてぇ……ああっ、嬉しい、気持ちイイ……幸せすぎて、またイッちゃいそう……!)
 これまでよりもずっと強烈なアクメの予感に子宮が疼き、白濁した愛液が新たに染み出す。誠の手の中でつきたての餅のように変形させられるたびに、乳房から快感が広がっていく。
「夢、だったんです、俺、あなたのこのおっぱいを一度でいいから、こんなふうに思い切り揉みたかったんです……!」
 汗だくになり、息を乱し、必死の形相で腰を振り続ける誠が、感激の表情を浮かべる。大型契約を勝ち取ったときを彷彿とさせる顔に、瞳の胸と子宮がきゅん、と疼いた。
「一度でも二度でも、好きなだけ玩びなさい……ああっ、これも社長の、雇い主の役目、なんだからぁ……ふひン!? ひあああぁっ……!!」
 晒しまくった痴態を少しでも挽回しようと、諦め悪く今さら建前を繰り返した瞳の女体が震える。牡竿が跳ねあがり、膣内の弱いポイントを擦ったせいだ。
「今回だけじゃないんですねっ!? また、こうして先輩のおっぱい、揉んでいいんですね!?」
「そ、そうよ……ああっ、胸でもどこでも、好きになさい……その代わり、馬車馬みたいに働かせるんだからぁっ」
「はい、わかりました! ぶっ倒れるまで頑張ります!」
「そこまでしろとは言ってなっ、ああっ! んひっ、はひっ、ひぃンンンッ! おほっ、おっ、はほおおッ!」
 誠はどうやら今夜限りだと思い、少しでも長く瞳を堪能するつもりだったらしい。しかしそれが必要ないとわかった途端、さらに一段、抽送のギアを上げてきた。つまりは、欲望に任せた、本気の突きだ。
(は、激しいっ! きみ、そんなに私が欲しかったの!? ずっと我慢してたの!? こんなみっともない身体でいいなら、いくらでも使わせてあげる……っ)
 牡に求められ、貪られる悦びに、瞳の心が歓喜に揺さぶられる。そして、それ以上に揺さぶられた子宮からは鮮烈な愉悦が溢れ、三十八歳の肉体と精神とを同時に蕩かした。
「して、して、もっとしてぇ! イイの、イイのよ、たまんないのよぉ! 突いて、挿して、奥、たくさんいじめてぇっ!」
 かつての夫にも言ったことのないセリフを口にしながら、誠にしがみつく。汗だくの背中を撫で回し、両脚を腰に絡めてきた瞳を、誠も強く抱き返してくれた。二人のあいだで乳房が押し潰され、変形した柔肉が横にはみ出す。
「先輩、先輩、先輩ッ」
「ああっ、来て、来て、犯して、私の奥、好きにしてぇっ! めちゃくちゃにして欲しいのよぉ! あひっ、来る、またおっきいの、来ちゃうぅん! おっ、おっ、んおおおンンッ!」
 媚びきった牝の声を上げ、しこった乳首を擦りつけ、突きに合わせて尻を揺すり、踵でぐいぐいと男の腰を引き寄せるその姿に、日頃の凛々しき女社長の面影はなかった。
「俺も、またイキます……出します……ッ」
 肉欲に溺れ、自分に全身で甘えてくる女社長への愛おしさを募らせた誠が二発目を予告した直後、瞳の子宮が限界まで降下した。無数の膣襞が淫猥に蠕動し、逞しい勃起を締めつける。
「私もイク、一緒に、一緒にイッてぇ……アアアッ、イキそう、イキそう、イク、イク、イク……イックぅ……っ……!!」
 射精のために膨らんだ亀頭で最奥を強く叩かれた刹那、瞳は牝悦に達した。全身で誠に抱きつき、過去最高の、人妻だった頃にも得られなかった高みに至る。
(やだ、凄いっ……なにこれ……知らない、私、こんな深いアクメ、初めてっ……あっ、あっ、目の前がちかちかする、お腹の奥がきゅううぅんってなるぅ……!!)
 全身がばらばらになるかと思うほどの甘い衝撃の中、ノーガードとなった子宮に注がれるザーメンの熱さは、たまらなかった。

「考えてみたら私たち、二つしか歳、変わらないのよね。つまり私がおばさんなら、きみも普通におじさんなわけよね」
「は? なにを今さら。俺は自他ともに認める立派な中年、おっさんですよ。年齢以上に老けて見られますしね。主任には、顔がごつい、むさい、怖いとか散々言われてますし」
 抜かずの二連射を終え心地よい疲労感に浸っていた誠は、苦笑しながら答える。
「なにがおっさんよ。まさか連続で中出しするとか、思わなかったわ。まだまだ若くてタフよね、きみ」
「先輩が素敵すぎたせいですよ。なんなら、三連戦だってできますよ?」
 冗談半分、でも残りの半分は本気で言う。
「バカ。こっちが持たないの。私がアラフォーのおばさんだってわかってる?」
「確かに俺はおっさんですが、先輩は違います。誰が見ても三十代前半ですから。いや、メイクとか服をちょっと変えれば、主任と同学年で通用するのでは?」
「無茶言わないでちょうだい。絵里ちゃんだって三十って歳よりずっと若く見えるし、そもそも、めちゃくちゃ可愛いじゃない」
「主任が若くて可愛いって点は、俺も同意です。でも、先輩も若くて可愛いですよ?」
 誠は隣で寝そべる、憧れの女上司を改めて見つめる。紅潮した肌に光る大量の汗と、まだ完全には整っていない息遣いが、先程までの激しい情事を物語る。
「こ、こら、あんまり見るな。スケベっ」
 こちらの視線に気づいた瞳が慌ててタオルケットを被って身体を隠す。そんな、羞じらう仕草や表情に、誠の頬がだらしなく緩む。
(ああ、可愛いなぁ……最高だなぁ……やっぱり俺、この人が大好きだなぁ。こんな素敵な人とさっきまで繋がってたなんて、夢みたいだ)
「うわ。きみ、自分が今どんな顔してるか、わかってる?」
「ええ。幸せすぎて、顔が溶けてるって自覚、あります。……ああ、先輩とこんなふうになれて、俺、もうなにも思い残すことないです……」
「バカ。ようやくうちの仕事に慣れてきたところでしょ。ここでいなくなられたら、会社として大損よ。きみに投資した分、きっちり労働で返しなさいな」
 瞳が経営者の顔でじろりと睨んでくる。が、すぐにまた女の顔に戻り、
「たとえ冗談でも、そういうこと言うの、やめなさい。……私、今、毎日が楽しいのよ。きみと絵里ちゃんとの三人で働くのがホントに楽しくて、充実してるの。だから……逃がさない。絶対に」
 誠にそっと抱きついてきた。
「はい。頑張って馬車馬のごとく働いて会社に、先輩にたっぷり恩返しします」
「働いてくれるのは嬉しいけど、すぐには給料上げられないわよ?」
「わかってます。そのときは、社長自らがまた、特別な福利厚生で頑張ってくれるんですよね? 期待してもいいんですよね?」
「ええ、こんな私でいいなら、ね。でも、あんまり無茶したらダメよ? お互い、もう若くないってこと、忘れないでちょうだい。……んしょっと」
 そう言うと瞳はいったん誠から離れ、双乳を揺らしながら上体を起こした。そして誠の柔らかくなった肉棒を、そのたわわなバストに挟む。
「なっ!? せ、せ、先輩、言ってることとやってることが矛盾してません!?」
「誤解しないでちょうだい。私はただ、歳を考えずに張り切りすぎたきみのオチン×ンを労おうとしてるだけよ。忘れたの? これはあくまでも福利厚生なんだからね。……ん……っ」
 稚拙な言い訳を発しつつ、瞳はとろりと涎を垂らす。パイズリ奉仕のローション代わりなのは明らかだ。
(うお、ガチで勃たせに来てる! 先輩、絶対に俺を復活させようとしてる!)
 回りくどい、けれどもこれ以上なく直接的な続戦のおねだりに、徐々にペニスに芯が入ってくる。
「……なによ、まだする気なの? きみ、底なし?」
 憎まれ口を叩く瞳は嬉しそうに目を細め、より熱心な乳奉仕をしてくる。
 美しい女社長による甘く淫らな福利厚生は、こうして三回戦へと突入するのだった。

 

(第3話は4月17日配信予定)