このたび妹と結婚しました。

著者: 橘真児

本販売日:2010/09/16

電子版配信日:2012/08/01

本定価:734円(税込)

電子版定価:734円(税込)

ISBN:978-4-8296-5943-4

シチュエーション

ついに! きょうだい婚が合法化!?

晴れて、最愛の真世をいもうと嫁に!

「お兄ちゃん……痛くしないでね☆」ハート

嬉し恥ずかし初めての夜☆

困難を乗り越えロストバージン☆

隣の夫婦、S姉×ショタ弟を見習って裸エプロン、露出プレイ、お尻エッチにも大挑戦!

「もぉ! 毎晩いっぱい求めすぎ☆」

本編の一部を立読み

☆結婚して、初めての夜☆

「真世、いいね?」

「うん……」

ためらいがちにうなずいた十六歳の少女を、瀬下紘一は優しく抱きしめた。

(いよいよ真世と結ばれるんだ)

まだ十八歳の紘一であるが、人生の集大成を迎えるような心持ちになっていた。

真世は妹である。唯一にして、最愛の妹。そして、紘一がずっと想いを傾けてきた女の子でもある。

それがこうして、晴れて夫婦として結ばれることになった。積年の夢が叶い、高校三年生の少年が有頂天になるのも無理からぬことだ。

(ああ、真世、真世……)

心のなかで何度も名前を呼びながら、荒々しく唇を重ねる。これが初めてのくちづけなのに、やはり昂奮し過ぎていたのかもしれない。

それでも、健気な妹――いや花嫁――は、兄の唇を懸命に受けとめてくれた。

「怖がらなくていいからな」

真上から見つめて告げれば、真世が健気にうなずく。懸命に恐怖を圧し殺しているとわかる表情に、これは彼女にとって、とてつもなく酷い仕打ちなのではないかと思えてきた。

(いや、真世だって結ばれることを望んでいるんだ)

自らに言い聞かせ、もう一度キスをする。それから、手をそろそろと彼女の下半身へと這わせた。

バージンを守るには心もとないコットンの下着。その中心に指を添えたとき、紘一は愕然とした。

(え、もう濡れてる!?)

そこはお湯でも垂らしたみたいに、じっとりと熱く湿っていたのだ。

「真世――」

名前を呼び、からだを重ねる。すでに硬く勃起していたペニスを、紘一は妹の恥丘に押しつけた。

「むぅ」

柔らかな毛が敏感な小帯をくすぐり、腰がブルッと震える。それだけで爆発しそうになり、紘一は歯を喰い縛った。

そのとき、真世が目を大きく見開いた。表情にありありと恐怖が浮かび、あどけない頬が細かく痙攣する。

「――いやああああああああぁッ!」

キーンと耳鳴りがするほどの悲鳴がほとばしり、紘一は怯んだ。いったい何が起こ

ったのか、さっぱりわからない。

そして、ほとんど間を置かずに、股間に激痛が走った。真世が膝で蹴りあげてきたのだ。

「うがッ!!」

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作品イメージ

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