本販売日:1997/05/23
電子版配信日:2010/03/12
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0755-8
人妻、女医、そして叔母。澪子と龍一には禁忌の壁が。
その美しき憧れの叔母が、診察という名目のもと、
勃起を弄っている。やがて指が抽送し、朱唇が近づく。
ああ、叔母さんがフェラチオを! おれの××を!
強烈な衝撃と快感。精液が澪子の口腔でしぶき、
白衣に散った時、人妻女医と甥は相姦地獄へと!
みおこ(28歳)人妻
みおこ(28歳)叔母・伯母
本編の一部を立読み
下着だけになった澪子は、半分ほど皮に包まれた甥の亀頭に手を移して握りしめた。
そのとたん、龍一の腰がぴくりと浮き、目もとに霞がかかった。性体験がほとんどないだけに、すべての刺激をまともに受けてしまう。
澪子はペニスにかけている指のそれぞれに、強弱をばらばらに加えて龍一を黙らせ、あまつさえ敏感な亀頭に息を吹きかけた。それだけで龍一の力が抜けてしまうのを、腕に触れている太腿の筋肉の弛緩の具合いではっきりとわかった。
「ねえ、もうなにも言わないで」
ほとんど唇がぶつかりそうなほどの近さで、澪子は指を静かにおろしながら亀頭の包皮を剥きはじめた。龍一の反応をうかがいながら、少しずつ剥く。
内部にも包皮の裏側にも、もう恥垢など付着していなかった。少しきつめの匂いが鼻をつくが、それさえ彼女にとっては龍一の若さを証明する芳香でしかなかった。
すっかり剥きだした亀頭を澪子は下から眺めて眼を細めた。
「素敵よ。つるつるで、すごく綺麗」
「れ、澪子さん、手で……」
切なそうに龍一が言う。
「ふふ、また出したいのね」
あせったように龍一がうなずくかうなずかないうちに、女医の白い手はもう上下にゆっくりと動いていた。
「……ああ、澪子さんっ」
龍一は鋭く叫んで両脚を突っ張らせた。藤の屑籠が倒れて、澪子の腿に当たってとまった。そのときには澪子の右手が精液にまみれていた。花粉を撒いたような匂いがあたりに立ちこめた。
白濁した熔岩を噴きだしたままのような亀頭を見ていては、もう我慢も限界だった。これ以上耐えていては、澪子は狂乱してしまいそうだった。
「ねえ、今日だけよ」
澪子は短く言うと、そのまま龍一の股間に顔を伏せた。口腔に深く男茎を押しこめ、若い精液を吸って呑んだ。口唇で柔らかくしごくようにして抜き取り、再び含む。口腔深く、喉の奥に亀頭の先端がぶつかるまで含んだ。
性に関わることをほとんど知らない龍一が、こういうときに女の身体がどれほどの変化をしているかということまで知らないのは悔しかった。
この四つん這いにも似た格好の後ろから見れば、一目瞭然なのだ。尻の間に食いこんでいる白い小さなパンティの一点がカミツレティーをこぼしたようになっているのだった。
ところが、姿勢の関係上、龍一の眼にはその場所が死角になっている。焦れったかった。身体の変化を見て、素朴な質問を投げかけてきてほしかった。そうすれば、教えてあげることができる。変化の証拠を見せてあげることができる。