本販売日:2003/11/23
電子版配信日:2007/09/12
本定価:713円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-1233-0
あんなスリル、生まれて初めてでした……
満員電車、何気なく触れてしまった少年の股間が、
寂しかった心の隙間を、埋めてくれるように思えたのです。
そのとき、信じられない誘惑の言葉を囁いてしまうとは……
熟妻たちが求めていた、夫とはできない、ちょっと危険な悪戯。
好奇心で囓った「禁断の林檎」は、甘美すぎる背徳の味だった!
さき(37歳)人妻
りえ(41歳)人妻
えいこ(36歳)人妻
せいこ(42歳)人妻
くみこ(41歳)人妻
本編の一部を立読み
(す、すごい……)
夫の性器しか見たことのなかった幸子には、世のなかがひっくりかえったような衝撃だった。
色といい、大きさといい、まったく別物である。黒々としたペニスは涎れを垂らして反りかえっている。こんなものを受け入れられるのかと思うほど大きく、なんともグロテスクに感じた。
「見てるだけでは駄目だよ。ほら、咥えてごらん」
まるで少女をからかうように、垣内は言った。勃起した凶悪そうなペニスを前に、幸子はよほど驚いた顔をしていたのだろう。
垣内に言われ、幸子は肉棒に顔を近づけていく。
フェラチオもあまり経験がなかった。そもそも性器を咥えることが好きでない。夫のものであっても、なんとなく汚い場所という気がしていたのだ。
しかし目の前にある充血した肉棒に対して、幸子はいとおしさを感じていた。見た目は夫のものより不気味なのに、舐めたくてたまらなくなる。
「どうした? 早く咥えてほしいな」
ペニスを見つめる幸子の表情を楽しんでいるのか、垣内は楽しそうに腰を振った。肉棒がブルブルと揺れて、幸子の頬を軽く打った。
「あっ、ほ、欲しいわ……垣内さんのオチン×ン」
じゃれる猫のように、幸子はペニスに食いついた。両手を垣内の腰にまわして、いとおしむようにペニスを咥えこむ。
ご馳走を目にしたときみたいに、唾液が自然に流れでてくる。唾液をなすりつけるようにして、幸子は口唇奉仕をはじめた。
ヌルヌルとペニスを絞りあげていく。
「いいぞ。もっと激しくやってくれ」
荒い息を吐きながら、垣内は幸子の髪を鷲づかみにした。もっと深く咥えろというように、幸子の顔を前後に揺する。
やや乱暴な行為だったが、幸子にはそれが刺激的だった。夫婦であることを確認するだけの味気ないセックスとは違い、幸子は昂ってくる。
ずっと受け身のセックスばかりだったのに、今日は奉仕したい気分だ。垣内が頭を抱えこんでくるが、幸子は自らペニスを深く咥えこんだ。
「ふぐぐっ……フウウンッ」
亀頭が喉を突いて苦しくなるが、幸子は必死にむしゃぶりつく。肉棒が口のなかでさらに膨れあがると、無上の悦びを感じた。
「もっといやらしく舐めるんだ」
頭の上から垣内が命じてくる。仕事でこんな言いかたをされたら、いやな感じがするだろうが、今の幸子には心地よく聞こえる。幸子の様子を見ながら、垣内は言葉を選んでいるようだ。
幸子はいったんペニスを口から離した。今度は大きく舌を出して、根元から舐めあげていく。子供が大好きなキャンディを舐めるみたいに、舌全体をこすりつけた。幸子の唾液と、亀頭の先端から滲む液体とで、肉棒はグロテスクに黒光りした。