女教師は淫妻

著者: 鳳春紀

本販売日:1997/01/23

電子版配信日:2010/03/26

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0734-3

パーティ会場で見知らぬ男からイラマチオ……
教え子に女性器を晒してクンニリングス……
新幹線の個室で乗客からハードレイプ……
贈られてきた小包と次々に掛かる謎の脅迫電話で、
美しい人妻女教師は淫妻に変貌をとげてゆく。
依子24歳の体には倒錯の血が流れていたのか!?

登場人物

よりこ(24歳)人妻

本編の一部を立読み

まばたきもできずに見つめる眼の前に現われたのは、女らしく発達した腰の中央にひっそりと茂っている陰藻だった。
「せ、先生の……こんななんだ……」
ぷっくらとした内腿の谷、そこに挟まれている溝を飾る恥毛は薄い。縮れているのだけれど、一本一本の毛が短いのである。そして、生えている範囲が縦横ともに狭く、かろうじて溝の在りかを隠す程度なのである。
ちらっと見せたらすぐにスカートをおろしてしまうはずだったのに、依子の身体は氷結したように固まってしまっていた。スカートを握る両手に力が入りすぎてしまい、もうそれ以上自由に動かないのだった。
「き、綺麗だよ、先生。毛がきらきらしてる」
ほとんど床にしゃがみこんでのぞいている茅野悟のうわずった声を聞いて、一瞬のうちに依子の顔に紅色が走った。
女溝を飾る恥毛がきらめいているということが意味することはたったひとつしかない。襞の間から淫液が満ち溢れて、恥毛までをも濡らしているのである。確かに、閉じた股間にカイロを挟みこんだのではないかというほどに性熱が興っていた。それはたんに恥辱のせいばかりではなかった。身体が、女の身体が、淫らさに傾斜していこうとしている事実の正直な証拠なのである。
「ああああ、いやっ、いやあっ」
瞼を固くつむり、顎を震わせて、泣きの入った声を依子は発した。
こんなひどい場所で女の秘密を見られることがいやだというのではなかった。こういうふうになってしまっている自分の身体をいやがったのである。だが、どうにも防ぎようがない。これが女教師京堂依子の身体に特有な反応なのだった。
自らスカートをまくりあげて美しい下半身を視姦にまかせることの、この強烈な恥ずかしさ。しかし、手から力が抜けて裾をおろしてしまうどころか、彼女の両手は震えながらスカートの裾をさらに高くあげてしまっていた。
すでに、陶器のような白い下腹どころか、縦長に可愛らしく窪んだ臍まで惜しげもなく見せてしまっている。コロンなどつけていないのに、素肌からは香水のジョルヴァッチオにも似た女らしく誘う香りが発散していた。それは、白い肌の下にある脂から性熱によってかもしだされてくる匂いだった。
「先生、脚……」
茅野悟がなにか言っている。
依子はその声で瞼をうっすらと開けた。しかし、視界に茅野悟の小柄な姿はなかった。まさかという思いで顎を引き、自分の足もとを見おろして、彼女はおののいた。 茅野悟はすぐ傍にしゃがみこみ、二十センチたらずの近さから顔をつけんばかりに依子の濡れた恥毛を見ていたのである。
「先生。脚、ひろげて。なか、見たい」
茅野悟は小犬がねだるように言った。彼が見たがっているなかとは、溝の奥にひそんでいる淫唇のことだった。
こうなる予感はないわけではなかった。性的好奇心を爆弾のように抱えている十七歳の男子生徒が外側から恥毛を見るだけで我慢などできるはずがないのだった。 しかし、どれほど懇願されても見せてはいけない。そこまでの約束ではなかったし、これほどびしょびしょになっているヴァギナなど、恥ずかしくて誰にも見せることなどできるわけはなかった。依子は女教師、まして人妻なのだ。


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