美人看護婦・深夜勤務

著者: 鳳春紀

本販売日:1995/07/23

電子版配信日:2010/06/04

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0634-6

深夜の病室に茉莉子の若い牝香が充満する。

白衣をめくり下着を脱がせると、その源が……

黒い繊毛の奥で果肉が蠢き、蜜を溢れさせている。

23歳の看護婦が羞恥と欲情の目で剛直を見ている。

かつての教え娘が成熟した女となって現われた僥倖

しかもいま、この美肉を捧げようと股を開いたのだ!

登場人物

まりこ(23歳)看護婦

なな 女子学生

本編の一部を立読み

三八号室がある病棟の奥まで歩き、彼女はドアの上にある天窓を見た。かしいだ天窓には室内の様子がぼんやりと映っている。その天窓の角度を変えてから、茉里子は静かにドアを開けて、中に入った。

薄暗がりの中でも、樫原がまだ起きていることはわかった。樫原は茉里子の姿を見て、上半身をゆっくりと起こした。

「待ってたよ」

「大きな声を出さないでね。廊下に聞こえるから」

樫原は傍らに立った茉里子の腰を抱き、下腹部に顔を押しつけた。彼女は樫原の頭髪を両手で軽くかきむしり、匂いを吸い込んだ。まともに洗っていない不潔な匂いだが、今の茉里子にとっては眩暈がするほどの芳香に思えた。

「……逢いたかった」

「来ると思ってたよ」

「ずっと起きて待ってたの?」

「そうさ」

「想像した?」

「何を?」

「わたしのこと」

「あたりまえじゃないか。ほら、これが証拠だよ」

樫原は茉里子の手を取って、パジャマの上から男茎に押しあてた。彼女の手はすぐに男のものを掴んだ。長さを確かめるように、亀頭から根元まで指を移す。

「……勃起してる」

「きみのことを考えると、すぐにこうなる」

「……わたしも同じなの」

「本当かどうか確かめてやる」

「あっ」

樫原は白衣をたぐり上げ、パンティの中へと右手を差し込んだ。ふんわりとしながらも湿っている恥毛の奥に、ひそかな女の溝がある。もうそこから濡れている。淫芽を指の腹で軽くこすり、さらに深みへと指を進め入れる。

茉里子は腰が崩れ落ちないように、樫原の肩に両手を乗せて立った。

「どうお、濡れてる?」

「ああ、洪水みたいだ」

指に触れた淫唇は、シロップの中で溶けかかったゼリーのような感触だった。

「お汁でいっぱいじゃないか。来る前に、自分でこすったんだろ?」

「ううん。そんなことしない」

「オナニーはしないのか?」

「……病院ではしないわ」

先日はトイレの個室で狂ったように淫芽をこねまわしたのに、茉里子は嘘をついた。

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