義母と息子

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- 本販売日:
- 1987/05/23
- 電子書籍販売日:
- 2012/06/01
- ISBN:
- 978-4-8296-0127-3
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書籍紹介
32歳の濡れた嗚咽が寝室に響く。
一年前、他界した夫に代わって、
孤閨を慰めてくれたのは義理の息子。
大きく脚を開き、若い肉塊を導く指先に、
力強さと速さが加わった。
「浩一、早く、早く入れて!!」
一年前、他界した夫に代わって、
孤閨を慰めてくれたのは義理の息子。
大きく脚を開き、若い肉塊を導く指先に、
力強さと速さが加わった。
「浩一、早く、早く入れて!!」
立ち読み
私は両膝を立て、少し腰をあげるようにして、浩一の尖塔を迎えた。花園は蜜をたたえて、浩一の尖塔を待っていた。
ひきつるような疼きに肉襞が震え、一刻も早く奥深くに誘いこもうと、尖塔に吸いついた。レモンでも絞るように、私の躯の芯から泉が絶え間なく絞りだされ、その流れに助けられて、浩一の尖塔は圧倒的な量感で私の躯をいっぱいに満たし、凍えきった私を内側から溶かしはじめた。
それは秋津のものよりも硬く逞しく、若い牡の猛々しい力をみなぎらせ、火柱を差しこんだような熱さで私を灼いた。私から生まれた稚魚が、いま若い牡となって私の胎内に戻ってきた……。泣きだしたいほどの感動が、私を揺すぶった。私は火にあぶられた魚となって背筋をのけぞらせ、かすれた泣き声を喉につまらせた。
「あ、いィっ……」
そして、浩一の踏んばった膝の裏に、私はふくらはぎを絡ませ、踵を当てて浩一の体を引きつけた。浩一のすべてを私の胎内におさめ、抱き締めたかった。
浩一が恥骨を私の恥骨に押しあて、火柱をさらに奥深く埋めこむように動きはじめると、私を灼いていた熱さは、躯の隅々まで一気に燃えひろがった。浩一の尖塔は、進むときには肉襞を突きあげ、退くときには肉襞の一枚一枚をこそげとるように裏がえしにめくりあげる。そのたびに私の躯を閃光が貫いた。
私の躯はじっとしていられなかった。引き裂くような快感に衝き動かされてはねあがり、歓喜にのた打ち、熱い波動に耐えきれずにひきつるようなうねりを繰りかえした。浩一を胎内に取り戻した悦びが、花園を溢れる泉となって滴り落ち、私の尻はぬるぬるとタイルの上をすべった。
二人は二匹の魚となって、シャワーの飛沫の中を泳いだ。浩一の動きに押しあげられ、私はいつの間にか、壁と床の隅に頭を押しつけていた。浩一は、私の頭を壁にぶつけるような、ひたむきな動きをつづけている。私は花園の中で荒れ狂う、火柱の逞しさに酔った。火柱に酔いしれて、燃えつきそうになっていた。
その瞬間、私の躯の中に火柱よりも熱い感覚がひろがった。浩一の火柱が、熔岩を噴きあげたのだった。火柱は痙攣するような律動を繰りかえしながら、驚くほどの多量の熔岩を私の芯に叩きつけ、私はその灼熱の熱さに灼かれて、陶酔の瞬間を迎えた。言葉にならない甲高い叫びが私の口を衝き、浴室の壁にはじける。
私の胎内に戻ってきた若い牡が、とうとう産卵した……。その幻想が、私の陶酔を深いものにした。もっとたくさん……もっといっぱい……。私は狂ったように腰をあおり、叫びながら浩一の背中に爪を立てた。私は全身をはずませて、躯の芯を灼いた灼熱を、髪の毛の一本一本、足の爪先まで染みこませようとした。
ひきつるような疼きに肉襞が震え、一刻も早く奥深くに誘いこもうと、尖塔に吸いついた。レモンでも絞るように、私の躯の芯から泉が絶え間なく絞りだされ、その流れに助けられて、浩一の尖塔は圧倒的な量感で私の躯をいっぱいに満たし、凍えきった私を内側から溶かしはじめた。
それは秋津のものよりも硬く逞しく、若い牡の猛々しい力をみなぎらせ、火柱を差しこんだような熱さで私を灼いた。私から生まれた稚魚が、いま若い牡となって私の胎内に戻ってきた……。泣きだしたいほどの感動が、私を揺すぶった。私は火にあぶられた魚となって背筋をのけぞらせ、かすれた泣き声を喉につまらせた。
「あ、いィっ……」
そして、浩一の踏んばった膝の裏に、私はふくらはぎを絡ませ、踵を当てて浩一の体を引きつけた。浩一のすべてを私の胎内におさめ、抱き締めたかった。
浩一が恥骨を私の恥骨に押しあて、火柱をさらに奥深く埋めこむように動きはじめると、私を灼いていた熱さは、躯の隅々まで一気に燃えひろがった。浩一の尖塔は、進むときには肉襞を突きあげ、退くときには肉襞の一枚一枚をこそげとるように裏がえしにめくりあげる。そのたびに私の躯を閃光が貫いた。
私の躯はじっとしていられなかった。引き裂くような快感に衝き動かされてはねあがり、歓喜にのた打ち、熱い波動に耐えきれずにひきつるようなうねりを繰りかえした。浩一を胎内に取り戻した悦びが、花園を溢れる泉となって滴り落ち、私の尻はぬるぬるとタイルの上をすべった。
二人は二匹の魚となって、シャワーの飛沫の中を泳いだ。浩一の動きに押しあげられ、私はいつの間にか、壁と床の隅に頭を押しつけていた。浩一は、私の頭を壁にぶつけるような、ひたむきな動きをつづけている。私は花園の中で荒れ狂う、火柱の逞しさに酔った。火柱に酔いしれて、燃えつきそうになっていた。
その瞬間、私の躯の中に火柱よりも熱い感覚がひろがった。浩一の火柱が、熔岩を噴きあげたのだった。火柱は痙攣するような律動を繰りかえしながら、驚くほどの多量の熔岩を私の芯に叩きつけ、私はその灼熱の熱さに灼かれて、陶酔の瞬間を迎えた。言葉にならない甲高い叫びが私の口を衝き、浴室の壁にはじける。
私の胎内に戻ってきた若い牡が、とうとう産卵した……。その幻想が、私の陶酔を深いものにした。もっとたくさん……もっといっぱい……。私は狂ったように腰をあおり、叫びながら浩一の背中に爪を立てた。私は全身をはずませて、躯の芯を灼いた灼熱を、髪の毛の一本一本、足の爪先まで染みこませようとした。
小説の朗読 声:薫 桜子


かおる さくらこ
12月12日生まれ T157-B101-W63-H89
主な作品としてVシネマ『くりぃむレモン夢のあとに』、映画『裸の三姉妹淫交』『メイド探偵』他多数。
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