黒い下着の禁姉

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- 本販売日:
- 1999/02/23
- 電子書籍販売日:
- 2009/12/25
- ISBN:
- 978-4-8296-0874-6
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書籍紹介
ああ、姉さんがあんなにいやらしいなんて!……
放課後の美術教室で覗き見たみちるの痴態
禁断の光景に理性を失い、自慰に狂った滋
すべてを知っていた姉は淫らな黒下着姿で挑発し、
戻られぬ倒錯相姦の魔性に弟を誘いこんだ
快楽に溺れてしまった姉弟に禁忌はなかった――
放課後の美術教室で覗き見たみちるの痴態
禁断の光景に理性を失い、自慰に狂った滋
すべてを知っていた姉は淫らな黒下着姿で挑発し、
戻られぬ倒錯相姦の魔性に弟を誘いこんだ
快楽に溺れてしまった姉弟に禁忌はなかった――
立ち読み
みちるは肘で支えながら上体をおこし、滋の胸のあたりに唇を押しつけた。姉の唇がふれたとたん、甘い官能が全身にひろがった。
「は……くぅぅ」
滋は首をのけぞらせる。
みちるは舌をのぞかせ、滋の胸部全体をゆっくり舐めまわしはじめた。まず舌をたっぷり繰りだし、脇腹から乳首のほうに舐めあげる。姉の舌が這ったあとに、刻印のような快感が残された。背筋が震え、首筋の毛が逆立った。
「おいしい……すごくおいしいわ、滋」
みちるは上気した表情で滋を見あげた。舌をとがらせ、乳首をちろちろとくすぐる。羽毛で撫でられているような微妙な感触。皮膚の内側で虫が這っているようなむずついた快感が踊る。
「あああ……はっ……姉さん……す、すごいっ」
滋は吐息まじりの言葉をもらした。
姉の舌は変幻自在に滋の胸板の上を這う。肋骨にそって横に動いていたかと思うと、今度は乳輪の周囲をくるくるとまわり、その次は脇腹をねっとりと這うといった調子で、次の動きがまったく予想できない。
滋の性感は、荒れ狂う川に浮かべられた笹舟のようなものだった。姉の舌に翻弄され、ただひたすらに流されていく。
身をよじり官能の吐息をもらす。この前、姉にフェラチオされたとき感じたのは、落雷の直撃のような直接的な快感だった。しかし、今、体内を席巻している性感の奔流は、また違った感覚だ。
激しいのに、どこか優しさも感じさせてくれる感覚。包みこまれるような安心感もあった。滋は無心になって姉に身を委ねることができた。みちるは半身起きあがり、滋のTシャツを脱がせてくれた。
姉の両腕が、裸になった滋の背中にまわる。心地よい温もりが滋の身体に沁みこんできた。胸板にやわらかな感触が伝わる。赤いキャミソールを持ちあげる乳房のふくらみが、滋の胸に押しつけられているのだ。
みちるは唇を滋の肩口に押しつけ、肩胛骨から首筋にかけて舌をねっとり這わせてきた。細波のような快感が滋の身体を震わせた。
頭がぼんやりして、夢のなかにいるような気分になる。実際、今起こっていることが、現実のことだという実感がなかった。
姉に優しく抱きしめられ、肩や首や胸に舌を這わせてもらっている。しかも自分は、上半身は裸で、下半身もスウェットを膝までおろされ、もっとも恥ずかしい場所をさらしているのだ。
「滋……わたしにさわって……お願い」
「は……くぅぅ」
滋は首をのけぞらせる。
みちるは舌をのぞかせ、滋の胸部全体をゆっくり舐めまわしはじめた。まず舌をたっぷり繰りだし、脇腹から乳首のほうに舐めあげる。姉の舌が這ったあとに、刻印のような快感が残された。背筋が震え、首筋の毛が逆立った。
「おいしい……すごくおいしいわ、滋」
みちるは上気した表情で滋を見あげた。舌をとがらせ、乳首をちろちろとくすぐる。羽毛で撫でられているような微妙な感触。皮膚の内側で虫が這っているようなむずついた快感が踊る。
「あああ……はっ……姉さん……す、すごいっ」
滋は吐息まじりの言葉をもらした。
姉の舌は変幻自在に滋の胸板の上を這う。肋骨にそって横に動いていたかと思うと、今度は乳輪の周囲をくるくるとまわり、その次は脇腹をねっとりと這うといった調子で、次の動きがまったく予想できない。
滋の性感は、荒れ狂う川に浮かべられた笹舟のようなものだった。姉の舌に翻弄され、ただひたすらに流されていく。
身をよじり官能の吐息をもらす。この前、姉にフェラチオされたとき感じたのは、落雷の直撃のような直接的な快感だった。しかし、今、体内を席巻している性感の奔流は、また違った感覚だ。
激しいのに、どこか優しさも感じさせてくれる感覚。包みこまれるような安心感もあった。滋は無心になって姉に身を委ねることができた。みちるは半身起きあがり、滋のTシャツを脱がせてくれた。
姉の両腕が、裸になった滋の背中にまわる。心地よい温もりが滋の身体に沁みこんできた。胸板にやわらかな感触が伝わる。赤いキャミソールを持ちあげる乳房のふくらみが、滋の胸に押しつけられているのだ。
みちるは唇を滋の肩口に押しつけ、肩胛骨から首筋にかけて舌をねっとり這わせてきた。細波のような快感が滋の身体を震わせた。
頭がぼんやりして、夢のなかにいるような気分になる。実際、今起こっていることが、現実のことだという実感がなかった。
姉に優しく抱きしめられ、肩や首や胸に舌を這わせてもらっている。しかも自分は、上半身は裸で、下半身もスウェットを膝までおろされ、もっとも恥ずかしい場所をさらしているのだ。
「滋……わたしにさわって……お願い」
小説の朗読 声:範田 紗々


はんだ ささ
4月18日生まれ T158-B90-W59-H82
主な作品として『ホームジャック』『殺し屋・蘭 美しき処刑人』『過激派オペラ』『いびつ』『凶悪』『ぐちゃぐちゃ』『ホームジャック リバース』、写真集『紗々‐sasa‐』他多数。
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