三人の若叔母

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- 本販売日:
- 2000/09/23
- 電子書籍販売日:
- 2009/09/11
- ISBN:
- 978-4-8296-0990-3
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書籍紹介
まどろみのなかで僕の下半身を這いまわる甘い感覚。
目覚めて見れば、絵里叔母さんが全裸で奉仕している。
ああ、咥えられている。また淫夢にひきずりこまれる。
美しき三姉妹が棲む邸は、人生を一変させる淫界。
僕は若叔母たちの玩弄物。まるで倒錯の夢物語だ。
真樹子、瑶子、絵里……僕を相姦に誘う三人の叔母。
目覚めて見れば、絵里叔母さんが全裸で奉仕している。
ああ、咥えられている。また淫夢にひきずりこまれる。
美しき三姉妹が棲む邸は、人生を一変させる淫界。
僕は若叔母たちの玩弄物。まるで倒錯の夢物語だ。
真樹子、瑶子、絵里……僕を相姦に誘う三人の叔母。
立ち読み
「本物を見たことは?」
「本物?」
「ええ、女の人のここ」
瑶子はそう言いながら、自分の下腹部を指した。
ズシーンッと頭に響くものがあった。
「ビデオなんかじゃなくて、本物よ。本物」
「それは……ないです。まだ一度も」
実際には香織の女の部分を見ていたし、味わうという経験もしていたのに、ここはずるく立ちまわるのが得策と考えて嘘をついた。
「じゃ、女性とは経験ないのね。そうね」
テンションが高くなっているのか、いつの間にか瑶子のしゃべる声のトーンがあがっていた。
「うん……全然」
東吾は、体育用具室でのめくるめく瞬間の、射出を思いだしていた。挿入感も出血もないのに、多量のザーメンを吐射し、かつてない快感を味わった。あれはただ単に下腹部同士が摩擦しての結果のように思えてならない。とすれば、童貞はいまだに守られていることになる。香織だって処女ということになる。ただ、確証がなかった。
本物のセックス経験の有無を問われれば、今後もあやふやに答えるしかない。いったいどうなっているんだと後悔しても、後の祭りだった。
「あなたの年頃だと、きっと見たいんでしょうね」
話が妖しくなってきたことを少年は感じた。ここでいい加減な返事や態度をとると、もっと後悔するような気がしたから、即座に、
「そりゃもう、誰だって、男ならそうじゃないかな」
そうなることを願うような、うらやましそうな声を出した。
「やっぱりねえ……」
瑶子が呟きながら小さく笑った。そして、なんと、いきなりネグリジェをたくしあげると、大きく張りだしているヒップにぴっちりと張りつくパンティを、さっさと脱いでしまったではないか。それは東吾の予想をはるかに超えた、そして一瞬の出来事だった。
ベッドの端に投げられた黒い布切れは、役目を終わった身を恥じるように、小さく縮んだ。
「見せてあげる……見たいんでしょ」
息を呑みこみながら東吾は大きくうなずいた。事態の進展が、まるで信じられなかった。
どうして……なぜ……。
そんな疑問さえも湧かず、全身が熱く燃えんばかりになっているのを感じた。
ベッドにあがった瑶子は、ためらうこともなく仰臥した。
「さあ、見なさい。見ていいのよ」
言いつつ大きく両脚をひろげた。それは堂々としているかのように見えても、どこか無理をしていることを感じさせた。
ひょっとしたら、彼女自身、一気に突っ走ることで、躊躇心を切り捨てているのかもしれなかった。確かにそういう点を東吾は感じ取った。
「見たいんでしょ。両膝の間に割りこむの」
「本物?」
「ええ、女の人のここ」
瑶子はそう言いながら、自分の下腹部を指した。
ズシーンッと頭に響くものがあった。
「ビデオなんかじゃなくて、本物よ。本物」
「それは……ないです。まだ一度も」
実際には香織の女の部分を見ていたし、味わうという経験もしていたのに、ここはずるく立ちまわるのが得策と考えて嘘をついた。
「じゃ、女性とは経験ないのね。そうね」
テンションが高くなっているのか、いつの間にか瑶子のしゃべる声のトーンがあがっていた。
「うん……全然」
東吾は、体育用具室でのめくるめく瞬間の、射出を思いだしていた。挿入感も出血もないのに、多量のザーメンを吐射し、かつてない快感を味わった。あれはただ単に下腹部同士が摩擦しての結果のように思えてならない。とすれば、童貞はいまだに守られていることになる。香織だって処女ということになる。ただ、確証がなかった。
本物のセックス経験の有無を問われれば、今後もあやふやに答えるしかない。いったいどうなっているんだと後悔しても、後の祭りだった。
「あなたの年頃だと、きっと見たいんでしょうね」
話が妖しくなってきたことを少年は感じた。ここでいい加減な返事や態度をとると、もっと後悔するような気がしたから、即座に、
「そりゃもう、誰だって、男ならそうじゃないかな」
そうなることを願うような、うらやましそうな声を出した。
「やっぱりねえ……」
瑶子が呟きながら小さく笑った。そして、なんと、いきなりネグリジェをたくしあげると、大きく張りだしているヒップにぴっちりと張りつくパンティを、さっさと脱いでしまったではないか。それは東吾の予想をはるかに超えた、そして一瞬の出来事だった。
ベッドの端に投げられた黒い布切れは、役目を終わった身を恥じるように、小さく縮んだ。
「見せてあげる……見たいんでしょ」
息を呑みこみながら東吾は大きくうなずいた。事態の進展が、まるで信じられなかった。
どうして……なぜ……。
そんな疑問さえも湧かず、全身が熱く燃えんばかりになっているのを感じた。
ベッドにあがった瑶子は、ためらうこともなく仰臥した。
「さあ、見なさい。見ていいのよ」
言いつつ大きく両脚をひろげた。それは堂々としているかのように見えても、どこか無理をしていることを感じさせた。
ひょっとしたら、彼女自身、一気に突っ走ることで、躊躇心を切り捨てているのかもしれなかった。確かにそういう点を東吾は感じ取った。
「見たいんでしょ。両膝の間に割りこむの」
小説の朗読 声:時任 歩


ときとう あゆむ
東京都出身 1976年10月2日生まれ 162-B87-W58-H88
映画・Vシネマ・テレビ・グラビア等で幅広く活躍中。主な作品として映画『I・K・U』『空の穴』『どチンピラ3』など。
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