隣人妻・貴子
父と少年・秘められた失楽園

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- 本販売日:
- 2001/11/23
- 電子書籍販売日:
- 2009/07/03
- ISBN:
- 978-4-8296-1071-8
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書籍紹介
少年は美しき隣りの美母で青い性欲に目覚めた
隆一は麗しき隣りの人妻に男の情欲をぶつけた
隣人妻にして同僚の妻……貴子34歳の美貌と熟肌に
理性を喪った二匹の牡が求めるのは母性愛か狂愛か?
貴子も満たされない「性活」を送っていたが故の悲劇!
父と子が艶熟の美肉に求める快楽は、はたして失楽園?
隆一は麗しき隣りの人妻に男の情欲をぶつけた
隣人妻にして同僚の妻……貴子34歳の美貌と熟肌に
理性を喪った二匹の牡が求めるのは母性愛か狂愛か?
貴子も満たされない「性活」を送っていたが故の悲劇!
父と子が艶熟の美肉に求める快楽は、はたして失楽園?
立ち読み
「奥さん、すごく濡れてきた」
指摘された貴子は、全身を火照らせて抗弁した。
「だって……そんなことをなさるから……」
抗弁が逆効果であるとわかったのはその直後だ。
「あなたは健康なんだ。それに……欲しがっている」
決めつけられると、もうなにも言えなかった。
その通りよ。いっぱいして……。
そう言えたら、どんなにすっきりするだろう。思いきり女の歓びを満喫したい。その反面、耕太とのことを告白したら、この人はどうするだろう、ということも考えていた。
耕太との一件以来、絶対に秘密にしておかなければいけないという気持ちがある反面、遠い言いまわしで、耕太との距離を置くようなことを言ってみたい気もしないではない。しかし、今のように深い関係になってしまったのでは、告白しようもなかった。
「奥さん。思いを遂げさせて欲しい。こんな形ではなく、受け入れてもらいたい」
「そんなこと、できるわけないわ。うちの主人とあなたとは……」
「言わないでくれ」
悲痛な叫び声に、貴子は口をつぐんだ。それは禁句なのだ。なにもかも承知してこんなことをしている以上、隆一の気持ちも中途半端ではないと理解した。でも、だからといって受け入れていいものではない。断固として拒否しなければいけないのだ。
気持ちは揺らいでいたし、すでに肉体はすっかりその気になって疼きっぱなしだった。三十路も半ばの肉体は、夫から見放されたまま。人生でこれほど不当なことがあるだろうかという思いはいつもあった。癒されてどこが悪いのかという開き直った気持ちになることだってある。
いけないのは慎次……。
「こんなこと、許されないわ」
言いながら、その言葉の虚しさをもっとも感じていたのは貴子だった。欺瞞に満ちたいやな言葉。でも、どうぞとは決して言えない。矛盾だらけの渦中に貴子はいた。
「もう、我慢できない」
強い口調で言い放った隆一が、ずりさがった。ようやく上半身から重しが取れて自由になった。しかし隆一が素早く両腿をかかえこんで、パンティの上から熱く濡れた舌を中心に押しつけると、貴子はそこから湧く新たな快感と、恥ずかしい姿をさらしているという羞恥心から脱力感に襲われ、両手をパタパタと振って、後頭部を叩くのみだった。
いっこうに力が入らない。それも当然で、薄いパンティの布地を通して蠢く舌は、確実に肉芽を探り当てて、腹を空かせた子猫がミルクにありついたように舐めつづけた末に生じた快感が、あまりにも強烈であったのだ。
指摘された貴子は、全身を火照らせて抗弁した。
「だって……そんなことをなさるから……」
抗弁が逆効果であるとわかったのはその直後だ。
「あなたは健康なんだ。それに……欲しがっている」
決めつけられると、もうなにも言えなかった。
その通りよ。いっぱいして……。
そう言えたら、どんなにすっきりするだろう。思いきり女の歓びを満喫したい。その反面、耕太とのことを告白したら、この人はどうするだろう、ということも考えていた。
耕太との一件以来、絶対に秘密にしておかなければいけないという気持ちがある反面、遠い言いまわしで、耕太との距離を置くようなことを言ってみたい気もしないではない。しかし、今のように深い関係になってしまったのでは、告白しようもなかった。
「奥さん。思いを遂げさせて欲しい。こんな形ではなく、受け入れてもらいたい」
「そんなこと、できるわけないわ。うちの主人とあなたとは……」
「言わないでくれ」
悲痛な叫び声に、貴子は口をつぐんだ。それは禁句なのだ。なにもかも承知してこんなことをしている以上、隆一の気持ちも中途半端ではないと理解した。でも、だからといって受け入れていいものではない。断固として拒否しなければいけないのだ。
気持ちは揺らいでいたし、すでに肉体はすっかりその気になって疼きっぱなしだった。三十路も半ばの肉体は、夫から見放されたまま。人生でこれほど不当なことがあるだろうかという思いはいつもあった。癒されてどこが悪いのかという開き直った気持ちになることだってある。
いけないのは慎次……。
「こんなこと、許されないわ」
言いながら、その言葉の虚しさをもっとも感じていたのは貴子だった。欺瞞に満ちたいやな言葉。でも、どうぞとは決して言えない。矛盾だらけの渦中に貴子はいた。
「もう、我慢できない」
強い口調で言い放った隆一が、ずりさがった。ようやく上半身から重しが取れて自由になった。しかし隆一が素早く両腿をかかえこんで、パンティの上から熱く濡れた舌を中心に押しつけると、貴子はそこから湧く新たな快感と、恥ずかしい姿をさらしているという羞恥心から脱力感に襲われ、両手をパタパタと振って、後頭部を叩くのみだった。
いっこうに力が入らない。それも当然で、薄いパンティの布地を通して蠢く舌は、確実に肉芽を探り当てて、腹を空かせた子猫がミルクにありついたように舐めつづけた末に生じた快感が、あまりにも強烈であったのだ。
小説の朗読 声:時任 歩


ときとう あゆむ
東京都出身 1976年10月2日生まれ 162-B87-W58-H88
映画・Vシネマ・テレビ・グラビア等で幅広く活躍中。主な作品として映画『I・K・U』『空の穴』『どチンピラ3』など。
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