実母・三十七歳と家庭教師

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- 本販売日:
- 2002/01/23
- 電子書籍販売日:
- 2009/06/19
- ISBN:
- 978-4-8296-1084-8
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書籍紹介
「ご主人が信じられない。美しい体を抱かないとは」
「奥さん、一度だけでいいんだ。ぼくを受け入れて」
次々と放たれる家庭教師の甘い囁きに久美子は歔いた。
気がつけば37歳の空閨が寝室で若い牡に絡みついていた。
久美子は未だ知らない。抱かれている男が悪魔になる夜を。
悪魔が実子であることを。そして悲劇が待っていることを。
「奥さん、一度だけでいいんだ。ぼくを受け入れて」
次々と放たれる家庭教師の甘い囁きに久美子は歔いた。
気がつけば37歳の空閨が寝室で若い牡に絡みついていた。
久美子は未だ知らない。抱かれている男が悪魔になる夜を。
悪魔が実子であることを。そして悲劇が待っていることを。
立ち読み
頭がベッドのヘッドボードにぶつかっていた久美子は、動くこともできず、舌から逃れるようにヒップを振った。
しかし、結果としてそういう動きは、本来の女体の亀裂にしっくりおさまっている石塚の親指との摩擦感を深めてしまった。つまり、快感はさらに倍増したのである。
「あうう……どうしよう。もう私、駄目……お願いよ。なんとかして」
夢中で本音を叫んだことに本人はまったく気づかなかった。
親指の動きや舌の愛撫では、あるところまで高められても、イクという感覚からはほど遠かった。万事心得ている石塚は、久美子を観察していて、彼女がイキそうになると、指と舌の活動能力にブレーキをかけてしまうのだった。
「いやっ……駄目……お願いだから、もう助けて。さもないと、私……狂ってしまうわ。あああ、お願い」
すでに久美子は全身に襲いかかってくる愉悦の波と、イクにイケない石塚の絶妙なテクニックに翻弄されて、支離滅裂な言葉を吐きつづけた。
だが、肉体は完全に機能していた。膣口からかきだされるように溢れる愛液は石塚の右手首までびっしょりと濡らし、なんとも生臭い匂いを放ち、シーツの上にまでポタポタと滴になって落ちるほどだった。
久美子は初めのうちこそアヌスに舌の洗礼を受けたことをいやがったが、親指がかもしだす正当派の性感の強烈さに、前と後ろのホールがひとつの快感を紡ぎだしているという錯覚に陥っていた。アヌスは唾液によって新鮮な肉のようにふにゃふにゃになっていた。だから舌先が皺々のアヌスの粘膜をこじ開けるようにして、その裏側に潜りこんでも、異様な感じを受けなかった。むしろ、くすぐったいような、これまでにない異質の快感を感じ取っていた。
「あああ……ああ、いいっ」
知らずしらずのうちにもらした言葉こそ、久美子の本音そのものだった。
「お願い、負けたわ……入れて……あなたを入れて欲しいの」
懇願したにもかかわらず、石塚の親指は無情にもスポッと抜けてしまった。
「イヤよ! 入れて……早くゥ」
「お願いしてるんだね」
「やって! やってください」
「よし」
待望の長大なペニスは、石塚の威勢のいいかけ声とともに、一気に淫裂に突き刺さった。
「もう、たまんない」
はしたなく後方にヒップを突きあげて、肉棒を最深部まで取りこもうともがいた。
男と女の挑み合いといった感じで性器の抜き差しがつづくと、久美子は大きく背中を反らせて顔を前方にあげ、悩ましげに「イキそう」と口走った。
だが、久美子が頂きに達する寸前、石塚が肉棒を抜いたと思ったら、いきなりふやけきったアヌスにあてがった。
肉棒が抜け落ちたことであわてふためいた久美子はもがきながら「入れて」とだけ叫んで、グイッと後方に雄大なヒップを突きだした。
タイミングよく石塚は、しっかり尻肉を抱えこみ、肉棒を繰りだした。
メリッ……。まるで音でもたてそうに、亀頭がアヌスの粘膜を割った。
しかし、結果としてそういう動きは、本来の女体の亀裂にしっくりおさまっている石塚の親指との摩擦感を深めてしまった。つまり、快感はさらに倍増したのである。
「あうう……どうしよう。もう私、駄目……お願いよ。なんとかして」
夢中で本音を叫んだことに本人はまったく気づかなかった。
親指の動きや舌の愛撫では、あるところまで高められても、イクという感覚からはほど遠かった。万事心得ている石塚は、久美子を観察していて、彼女がイキそうになると、指と舌の活動能力にブレーキをかけてしまうのだった。
「いやっ……駄目……お願いだから、もう助けて。さもないと、私……狂ってしまうわ。あああ、お願い」
すでに久美子は全身に襲いかかってくる愉悦の波と、イクにイケない石塚の絶妙なテクニックに翻弄されて、支離滅裂な言葉を吐きつづけた。
だが、肉体は完全に機能していた。膣口からかきだされるように溢れる愛液は石塚の右手首までびっしょりと濡らし、なんとも生臭い匂いを放ち、シーツの上にまでポタポタと滴になって落ちるほどだった。
久美子は初めのうちこそアヌスに舌の洗礼を受けたことをいやがったが、親指がかもしだす正当派の性感の強烈さに、前と後ろのホールがひとつの快感を紡ぎだしているという錯覚に陥っていた。アヌスは唾液によって新鮮な肉のようにふにゃふにゃになっていた。だから舌先が皺々のアヌスの粘膜をこじ開けるようにして、その裏側に潜りこんでも、異様な感じを受けなかった。むしろ、くすぐったいような、これまでにない異質の快感を感じ取っていた。
「あああ……ああ、いいっ」
知らずしらずのうちにもらした言葉こそ、久美子の本音そのものだった。
「お願い、負けたわ……入れて……あなたを入れて欲しいの」
懇願したにもかかわらず、石塚の親指は無情にもスポッと抜けてしまった。
「イヤよ! 入れて……早くゥ」
「お願いしてるんだね」
「やって! やってください」
「よし」
待望の長大なペニスは、石塚の威勢のいいかけ声とともに、一気に淫裂に突き刺さった。
「もう、たまんない」
はしたなく後方にヒップを突きあげて、肉棒を最深部まで取りこもうともがいた。
男と女の挑み合いといった感じで性器の抜き差しがつづくと、久美子は大きく背中を反らせて顔を前方にあげ、悩ましげに「イキそう」と口走った。
だが、久美子が頂きに達する寸前、石塚が肉棒を抜いたと思ったら、いきなりふやけきったアヌスにあてがった。
肉棒が抜け落ちたことであわてふためいた久美子はもがきながら「入れて」とだけ叫んで、グイッと後方に雄大なヒップを突きだした。
タイミングよく石塚は、しっかり尻肉を抱えこみ、肉棒を繰りだした。
メリッ……。まるで音でもたてそうに、亀頭がアヌスの粘膜を割った。
小説の朗読 声:佐々木 ユメカ


ささき ゆめか
広島県出身 1974年6月13日生まれ 160-B80-W58-H82
特技 ピアノ 映画を中心に活躍。主な作品として「I・K・U」「アナ−キー in じゃぱんすけ」など。
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