狙われた兄嫁 悪魔の双子兄弟

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- 本販売日:
- 2002/07/23
- 電子書籍販売日:
- 2009/05/15
- ISBN:
- 978-4-8296-1122-7
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書籍紹介
「顔も××も見たいんだ。お義姉さん、上に乗って」
催眠術をかけられたように、兄嫁は義弟をまたいだ。
真紀子を強姦したのは双子弟の洋平か哲夫。
真犯人が誰かより、ただ禁忌の魔悦を求めてしまう、
貪ってしまう三十歳、熟れた女体の悲しき性……
夫の弟に貫かれ感じてしまうなんて、私は愚かな兄嫁。
催眠術をかけられたように、兄嫁は義弟をまたいだ。
真紀子を強姦したのは双子弟の洋平か哲夫。
真犯人が誰かより、ただ禁忌の魔悦を求めてしまう、
貪ってしまう三十歳、熟れた女体の悲しき性……
夫の弟に貫かれ感じてしまうなんて、私は愚かな兄嫁。
立ち読み
その恐ろしい時間が、とうとうやってきた。それまで腰かけていた便座のフタから、両肩を掴まれて引きあげるように立たされたのである。しかもすぐに後ろ向きにさせられると、便座をまたぐように両脚をひろげられ、上半身を前に折り曲げられた。
そこは貯水タンクで、両肘をついて前かがみ姿勢をとらされた。
開いた両脚の付け根に風が入りこんだ気がしたが、それは錯覚だった。温かい風と思ったのは、明らかに男の息だった。
一瞬、夏の別荘地を思いだしていた。
真後ろから覗かれている……。
それを察知した途端、全身が火で焙られたようにカッカと火照った。とりわけその傾向が強かったのは、女の中心部分だった。
秘唇が勝手に震えて、トロリとしたものが亀裂に滲みだした。それが内腿を伝わって、膝裏に向かい、ナメクジが這うように流れたので、ついつい、はしたなく腰を振った。
股座の間に顔を突っこんでいた男が、小さく笑った気がした。
どこかで聞いたような声……。
神経を集中して聞き耳を立てたが、男の硬いものの先端がヒップの合わせ目をなぞりながら膣口にあてがわれると、感覚のすべてが亀裂に向けられた。
あてがわれたものはひどく熱かった。それがゆっくりと割れ目の奥に侵入してきた時、真紀子は感覚的に、とても大きいと感じた。見たわけでも触ったわけでもないのに、三十女の性器は、そう感じていた。
久しぶりに迎えたペニスを歓迎するかのように肉路はざわめき、蠢動を繰りかえし、奥へ奥へと誘いこんだ。
肉棒がたぐり寄せられるように子宮口に接近する頃、布袋のなかで真紀子は奥歯を噛みしめ、唇を固く閉じて、今にもあがりそうになる歓びの声を必死に押し殺していた。
夫のものよりも大きくて力強いペニスがゆっくりと抜き差しをはじめると、真紀子の女としての本能がいち早く反応し、意志にかかわらず、抽送に合わせて腰遣いをはじめていた。時折りそのことに気づいて、あわてて動きを封じても、快感が次第に高まってくると、またしても知らぬ間に腰が動きだしていた。
男はベテランのようだった。なぜなら、長い時間にわたって愛撫していた末に挿入したというのに、簡単には終わらなかったからだ。それどころか、まるで性の飢餓感に悩んでオナニーに耽っていた真紀子の実態を知っているかのように、明らかに快感を味わわせるための抽送をしているのだった。
「ぐぐぐっ……」
真紀子に第一波のオルガスムスが訪れたのは、挿入して五分もたたない頃だった。浩太郎との交合なら、遠慮のないよがり声をあげただろう。真の快感は、嘘いつわりのない歓喜の声をあげることで二倍にも三倍にも増幅されるのを、数年間に及ぶ結婚生活で体得していたからである。
それをあえて押し殺した。真紀子は布袋のなかで、まるで蛙が轢きつぶされたような声を出した。
だが、確かにイッた。久しぶりにイッたのは事実だった。
そこは貯水タンクで、両肘をついて前かがみ姿勢をとらされた。
開いた両脚の付け根に風が入りこんだ気がしたが、それは錯覚だった。温かい風と思ったのは、明らかに男の息だった。
一瞬、夏の別荘地を思いだしていた。
真後ろから覗かれている……。
それを察知した途端、全身が火で焙られたようにカッカと火照った。とりわけその傾向が強かったのは、女の中心部分だった。
秘唇が勝手に震えて、トロリとしたものが亀裂に滲みだした。それが内腿を伝わって、膝裏に向かい、ナメクジが這うように流れたので、ついつい、はしたなく腰を振った。
股座の間に顔を突っこんでいた男が、小さく笑った気がした。
どこかで聞いたような声……。
神経を集中して聞き耳を立てたが、男の硬いものの先端がヒップの合わせ目をなぞりながら膣口にあてがわれると、感覚のすべてが亀裂に向けられた。
あてがわれたものはひどく熱かった。それがゆっくりと割れ目の奥に侵入してきた時、真紀子は感覚的に、とても大きいと感じた。見たわけでも触ったわけでもないのに、三十女の性器は、そう感じていた。
久しぶりに迎えたペニスを歓迎するかのように肉路はざわめき、蠢動を繰りかえし、奥へ奥へと誘いこんだ。
肉棒がたぐり寄せられるように子宮口に接近する頃、布袋のなかで真紀子は奥歯を噛みしめ、唇を固く閉じて、今にもあがりそうになる歓びの声を必死に押し殺していた。
夫のものよりも大きくて力強いペニスがゆっくりと抜き差しをはじめると、真紀子の女としての本能がいち早く反応し、意志にかかわらず、抽送に合わせて腰遣いをはじめていた。時折りそのことに気づいて、あわてて動きを封じても、快感が次第に高まってくると、またしても知らぬ間に腰が動きだしていた。
男はベテランのようだった。なぜなら、長い時間にわたって愛撫していた末に挿入したというのに、簡単には終わらなかったからだ。それどころか、まるで性の飢餓感に悩んでオナニーに耽っていた真紀子の実態を知っているかのように、明らかに快感を味わわせるための抽送をしているのだった。
「ぐぐぐっ……」
真紀子に第一波のオルガスムスが訪れたのは、挿入して五分もたたない頃だった。浩太郎との交合なら、遠慮のないよがり声をあげただろう。真の快感は、嘘いつわりのない歓喜の声をあげることで二倍にも三倍にも増幅されるのを、数年間に及ぶ結婚生活で体得していたからである。
それをあえて押し殺した。真紀子は布袋のなかで、まるで蛙が轢きつぶされたような声を出した。
だが、確かにイッた。久しぶりにイッたのは事実だった。
小説の朗読 声:亜崎 晶


あざき しょう
東京都出身1979年11月10日生まれ 164-B90-W59-H88
写真集や映画、Vシネマにおいて幅広く活躍中。
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