むさぼる!

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- 本販売日:
- 2003/02/23
- 電子書籍販売日:
- 2008/06/06
- ISBN:
- 978-4-8296-1175-3
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書籍紹介
なんという美しい色だ! 慄えながら露わになるこの肉溝は!
濡れている! 犯されて昂っている!
あー、甘い! すごく香しい匂いがする!
切れ長の眼と白い肌が眩しい水木亜由美、22歳。
念願の獲物、社長令嬢をいつまでもむさぼれる歓びに、
おれの肉茎は、何度も何度もヒクついていた……
濡れている! 犯されて昂っている!
あー、甘い! すごく香しい匂いがする!
切れ長の眼と白い肌が眩しい水木亜由美、22歳。
念願の獲物、社長令嬢をいつまでもむさぼれる歓びに、
おれの肉茎は、何度も何度もヒクついていた……
立ち読み
やはり処女だった。あれだけ、たっぷりと潤滑油があるのに、そこは狭く、きつく、摩擦感が大きかった。
そこいらの一代で財を築いた大金持ちの娘とはちがい、血筋の点では申し分のない上流家庭の令嬢である。金持ちの娘が、全部が全部、ディスコに狂い、プレイボーイと遊びまくり、金持ちのドラ息子とセックスしまくるわけではない。それこそ“日本の令嬢”にふさわしい、気品と淑やかさと、上流階級の躾を身につけた、貞操感のある女性も存在するのだ。
いま、おれの肉刀に処女を刺し貫かれた水木亜由美も、その数少ない淑女の一人だったのだ。
きっとタンポンなど一度も使ったことがないにちがいない無垢の肉体だった。肉襞を割り裂かれる痛さに眉をひそめ、歯を食いしばって耐えている表情を見れば、それがただの口惜しさでも無念さでもないことがわかる。
少しずつ、少しずつ、肉刀をねじりこむように沈めていく、その気持よさ! ぎゅっと、きつく締めつけてくる肉孔の抵抗感だけで、はじけてしまいそうになるのをじっとこらえて、ずずずと体を令嬢の胎内に埋没させながら、彼女の苦痛の表情をむさぼるように見つめていた。
彼女の両手首が、足首に伸ばして手錠で固定されているために、体の両脇にぴったりつけられている両腕を、おれが外側から羽交い締めに抱きしめているので、彼女はおれの肉刀の先端から逃れようと体をずりあげようとしても、びくともできなかった。
「ほうら。とうとう根元まで入ったぜ」
「…………」
もう抗う気力も失せたのか、あるいは遂に処女を犯されてしまった絶望感からか、彼女は全身を固くしたまま、死体のように身じろぎひとつしない。
おれはその死体に生命を吹きこんでやった。
「そうれ、はじめるぞ」
おれが腰を使いだすと途端に、彼女は小さな悲鳴を噴きこぼした。
「あうっ! あっ、いたい……ゆるして!」
「だんだん気持よくなるさ」
いま破瓜されたばかりの女体が、そんなにすぐに気持よくなるわけがない。気持よくなるのはおれのほうだ。
事実、その気持よさは、彼女同様、これもおれにとっては初体験のものだった。なんとなく、シコシコした感じで、いわゆるよく練れた女体のあの快感とはほど遠いが、肉体の感触以上に、精神的な歓喜が何倍も大きかったのだ。
あの美しい社長令嬢の処女を遂に奪ったのだ、という実感と、いままで抱いたことも実物を見たこともない輝くばかりに美しい女の裸身をこの両腕でしっかりと抱きしめている、という夢のような悦びとが、おれの官能をいままでにないほどまでに刺戟し舞いあげてくれたのだ。
やがて、何十回も腰を動かすうちに、おれの肉刀に切り裂かれた肉襞が、おれの刀身をすっぽりと、おれの刀身の形をそのまま受け入れる肉鞘になってきたらしく、滑りがスムーズになってきた。
「ほれ!」
ピッチもあがり、リズムも出てきた。おれが思いきり深く突き抜くと、
「む!」
白い体が、おれの腕の中でぎくんとのけ反った。
こらえにこらえても、やはり、とうとう強姦を実行できたのだという精神的なものと、ほんとの処女だけが持つ、このきつい、痺れるような締まりぐあいによる肉体的快感とで、おれはあっという間に終点に到達し、この時のために、蓄えにたくわえた妄想の執念と精液を一気に噴出していた。
そこいらの一代で財を築いた大金持ちの娘とはちがい、血筋の点では申し分のない上流家庭の令嬢である。金持ちの娘が、全部が全部、ディスコに狂い、プレイボーイと遊びまくり、金持ちのドラ息子とセックスしまくるわけではない。それこそ“日本の令嬢”にふさわしい、気品と淑やかさと、上流階級の躾を身につけた、貞操感のある女性も存在するのだ。
いま、おれの肉刀に処女を刺し貫かれた水木亜由美も、その数少ない淑女の一人だったのだ。
きっとタンポンなど一度も使ったことがないにちがいない無垢の肉体だった。肉襞を割り裂かれる痛さに眉をひそめ、歯を食いしばって耐えている表情を見れば、それがただの口惜しさでも無念さでもないことがわかる。
少しずつ、少しずつ、肉刀をねじりこむように沈めていく、その気持よさ! ぎゅっと、きつく締めつけてくる肉孔の抵抗感だけで、はじけてしまいそうになるのをじっとこらえて、ずずずと体を令嬢の胎内に埋没させながら、彼女の苦痛の表情をむさぼるように見つめていた。
彼女の両手首が、足首に伸ばして手錠で固定されているために、体の両脇にぴったりつけられている両腕を、おれが外側から羽交い締めに抱きしめているので、彼女はおれの肉刀の先端から逃れようと体をずりあげようとしても、びくともできなかった。
「ほうら。とうとう根元まで入ったぜ」
「…………」
もう抗う気力も失せたのか、あるいは遂に処女を犯されてしまった絶望感からか、彼女は全身を固くしたまま、死体のように身じろぎひとつしない。
おれはその死体に生命を吹きこんでやった。
「そうれ、はじめるぞ」
おれが腰を使いだすと途端に、彼女は小さな悲鳴を噴きこぼした。
「あうっ! あっ、いたい……ゆるして!」
「だんだん気持よくなるさ」
いま破瓜されたばかりの女体が、そんなにすぐに気持よくなるわけがない。気持よくなるのはおれのほうだ。
事実、その気持よさは、彼女同様、これもおれにとっては初体験のものだった。なんとなく、シコシコした感じで、いわゆるよく練れた女体のあの快感とはほど遠いが、肉体の感触以上に、精神的な歓喜が何倍も大きかったのだ。
あの美しい社長令嬢の処女を遂に奪ったのだ、という実感と、いままで抱いたことも実物を見たこともない輝くばかりに美しい女の裸身をこの両腕でしっかりと抱きしめている、という夢のような悦びとが、おれの官能をいままでにないほどまでに刺戟し舞いあげてくれたのだ。
やがて、何十回も腰を動かすうちに、おれの肉刀に切り裂かれた肉襞が、おれの刀身をすっぽりと、おれの刀身の形をそのまま受け入れる肉鞘になってきたらしく、滑りがスムーズになってきた。
「ほれ!」
ピッチもあがり、リズムも出てきた。おれが思いきり深く突き抜くと、
「む!」
白い体が、おれの腕の中でぎくんとのけ反った。
こらえにこらえても、やはり、とうとう強姦を実行できたのだという精神的なものと、ほんとの処女だけが持つ、このきつい、痺れるような締まりぐあいによる肉体的快感とで、おれはあっという間に終点に到達し、この時のために、蓄えにたくわえた妄想の執念と精液を一気に噴出していた。
小説の朗読 声:里見 瑶子


さとみ ようこ
153-B83-W60-H85主な作品として「浅草キッドの『浅草キッド』」「若妻快楽レッスン 虜」「刑事まつり 第3弾」他多数。「PG」93号 里見瑶子特集
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