淫妻三十八歳
午後五時からの私

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- 本販売日:
- 2004/05/23
- 電子書籍販売日:
- 2007/08/01
- ISBN:
- 978-4-8296-1278-1
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書籍紹介
「私、今夜はあなたの胸で溺れていたいの、だから……」
美枝子の思いがけない告白が、狂おしき淫夢の始まり。
初々しいフェラチオ奉仕、羞恥を堪えながらの自慰ショウ、
そして夫婦の寝室で、見せて見られて絶頂に導かれて……
ああ、どうして人妻は、淫らになるほど美しく輝くのか!
深沼美枝子38歳の罪深い熟肉は、甘く危険な快楽に抗えない!
美枝子の思いがけない告白が、狂おしき淫夢の始まり。
初々しいフェラチオ奉仕、羞恥を堪えながらの自慰ショウ、
そして夫婦の寝室で、見せて見られて絶頂に導かれて……
ああ、どうして人妻は、淫らになるほど美しく輝くのか!
深沼美枝子38歳の罪深い熟肉は、甘く危険な快楽に抗えない!
立ち読み
「私も、お口で愛してさしあげたいの……うまくできるかわかりませんけれど」
「美枝、ちゃん」
艶かしく笑って、美枝子は男根の先端に顔を近づけた。
主人にもしたことがないけれど……樋口さんが喜んでくれるなら……。
夫からペニスへの愛撫を求められたことがなかったため、樋口とそういうことになるまではフェラチオ体験もほとんどなかった。男性の持ち物を口や舌で愛撫する行為があるのは知っていたが、それはあくまで特殊な人たちのすることなのだろうと思いこんでいた。
樋口に口での愛撫を求められたときには、だからかなり驚いた。そんなことを自分ができるだろうか、と戦慄したものの、すでに彼の口唇愛撫にとことん酔わせられていた。おかえししなくてはいけない、と生真面目なまでに思いこんだのだった。
あれは、何度目のことだっただろうか? 震えながら舌先を亀頭に伸ばした美枝子は、そんなふうにしている表情を熱心に見つめられていることに、またしても飛びあがりそうになった。赤黒く勃起した男性器に、ここまで顔を近づけたこともなかった。心臓がひっくりかえりそうになったが、目を瞑って、形のいい唇でむっちり膨れあがった亀頭部を呑みこんだ。
その年齢にしてはウブな様子を見て、樋口はむしろ喜んだようだった。たどたどしく舌を動かすさまは、夫婦間でその行為があまり行なわれていないことを示している。フェラチオ初心者にしか見えない態度に、支配欲をくすぐられたこともあるのだろう。美枝子に口唇愛撫を望むたび、樋口は自分好みの愛撫を指導するようになった。雁や裏筋の舐め方、唇と手の使い方などを折りに触れて指示し、懸命にそれに従おうとする彼女を、満足そうに眺めるのだ。
そして今、美枝子はあお向けに寝た男の左側に屈みこんで、ペニスの先端部を濡れた口の粘膜でなぞりだしていた。ぷくんと割れた尿道口から、軽い酸味のある体液がにじみだしてくるのを味わいつつ、柔らかい舌先で何度となく小さな割れ目を擦りたてる。
「うっ……」
樋口が鈍い呻き声をもらすのを聞くと、どうしようもなく欲情した。その部分に関しては、特に教えられたわけではなかった。舌先が触れたときに彼の体がピクッと震えるのを感じて、ときどき刺激するようになっていた。
ああ、可愛い……なんて可愛いの!……
四十歳を超えた男性に対して、可愛いという形容はいかにも不釣り合いだが、樋口の男根を愛玩していると、たくましいペニスがたまらなく愛しくなってくる。快感に震え、呻く様子が伝わると、自分が男の肉体を操っているようで、秘部がジーンと痺れだしてしまう。
「むっ、むぐぐ……」
美枝子は唇をすぼめ、亀頭部を柔らかく吸いあげた。彼に教えられたように、右手指は充実した肉茎に絡みつけて、軽くしごきつづけている。それと並行して、左手でボリュームのある睾丸を揉みしだいてもいた。そんなふうに両手を使って広範囲な刺激をつづけながら、張りつめた亀頭を唇から出し入れすることに没頭する。じきに頭を振りたてて、横に張ったエラの周囲を口の粘膜で刺激しはじめた。
ああ、こんなに大きいわ……樋口さんのオチン×ン、なんて立派なの!……
夫にもしない行為を、樋口に対してしている。美枝子にとって男性器を口唇で愛することは、やはり特別の行為に違いなかった。
「美枝、ちゃん」
艶かしく笑って、美枝子は男根の先端に顔を近づけた。
主人にもしたことがないけれど……樋口さんが喜んでくれるなら……。
夫からペニスへの愛撫を求められたことがなかったため、樋口とそういうことになるまではフェラチオ体験もほとんどなかった。男性の持ち物を口や舌で愛撫する行為があるのは知っていたが、それはあくまで特殊な人たちのすることなのだろうと思いこんでいた。
樋口に口での愛撫を求められたときには、だからかなり驚いた。そんなことを自分ができるだろうか、と戦慄したものの、すでに彼の口唇愛撫にとことん酔わせられていた。おかえししなくてはいけない、と生真面目なまでに思いこんだのだった。
あれは、何度目のことだっただろうか? 震えながら舌先を亀頭に伸ばした美枝子は、そんなふうにしている表情を熱心に見つめられていることに、またしても飛びあがりそうになった。赤黒く勃起した男性器に、ここまで顔を近づけたこともなかった。心臓がひっくりかえりそうになったが、目を瞑って、形のいい唇でむっちり膨れあがった亀頭部を呑みこんだ。
その年齢にしてはウブな様子を見て、樋口はむしろ喜んだようだった。たどたどしく舌を動かすさまは、夫婦間でその行為があまり行なわれていないことを示している。フェラチオ初心者にしか見えない態度に、支配欲をくすぐられたこともあるのだろう。美枝子に口唇愛撫を望むたび、樋口は自分好みの愛撫を指導するようになった。雁や裏筋の舐め方、唇と手の使い方などを折りに触れて指示し、懸命にそれに従おうとする彼女を、満足そうに眺めるのだ。
そして今、美枝子はあお向けに寝た男の左側に屈みこんで、ペニスの先端部を濡れた口の粘膜でなぞりだしていた。ぷくんと割れた尿道口から、軽い酸味のある体液がにじみだしてくるのを味わいつつ、柔らかい舌先で何度となく小さな割れ目を擦りたてる。
「うっ……」
樋口が鈍い呻き声をもらすのを聞くと、どうしようもなく欲情した。その部分に関しては、特に教えられたわけではなかった。舌先が触れたときに彼の体がピクッと震えるのを感じて、ときどき刺激するようになっていた。
ああ、可愛い……なんて可愛いの!……
四十歳を超えた男性に対して、可愛いという形容はいかにも不釣り合いだが、樋口の男根を愛玩していると、たくましいペニスがたまらなく愛しくなってくる。快感に震え、呻く様子が伝わると、自分が男の肉体を操っているようで、秘部がジーンと痺れだしてしまう。
「むっ、むぐぐ……」
美枝子は唇をすぼめ、亀頭部を柔らかく吸いあげた。彼に教えられたように、右手指は充実した肉茎に絡みつけて、軽くしごきつづけている。それと並行して、左手でボリュームのある睾丸を揉みしだいてもいた。そんなふうに両手を使って広範囲な刺激をつづけながら、張りつめた亀頭を唇から出し入れすることに没頭する。じきに頭を振りたてて、横に張ったエラの周囲を口の粘膜で刺激しはじめた。
ああ、こんなに大きいわ……樋口さんのオチン×ン、なんて立派なの!……
夫にもしない行為を、樋口に対してしている。美枝子にとって男性器を口唇で愛することは、やはり特別の行為に違いなかった。
小説の朗読 声:麻田 真夕


あさ だ まゆ
158-B82-W59-H81主な作 品としてTV、NHK大河ドラマ『武蔵』、Vシネマ『極道刑事』『飼育』、映画『痴漢電車 さわってビックリ!』他多数
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