綺羅光スペシャル
人妻・破戒

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- 本販売日:
- 2004/07/23
- 電子書籍販売日:
- 2007/08/01
- ISBN:
- 978-4-8296-1289-7
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書籍紹介
「お願い、離して! 私には夫がいるのよ!」
嫁いだ家のリビングで、人妻となり出席した同窓会で、
夫のくつろぐ隣室で……次々と彼女たちを襲う悪夢。
薔薇のような気高さも、冒しがたいほどの美貌も、
淫欲に満ちた狼たちを引き寄せる餌にすぎないのか!……
人妻という禁断の肉を貪る――綺羅光、珠玉の短編集。
嫁いだ家のリビングで、人妻となり出席した同窓会で、
夫のくつろぐ隣室で……次々と彼女たちを襲う悪夢。
薔薇のような気高さも、冒しがたいほどの美貌も、
淫欲に満ちた狼たちを引き寄せる餌にすぎないのか!……
人妻という禁断の肉を貪る――綺羅光、珠玉の短編集。
立ち読み
「ああっ、いやです。恥ずかしい……」
艶っぽい声とともにうなだれて、豊かな黒髪のなかに顔を隠す夫人。縄掛けされたまま前かがみとなって、太腿を懸命に閉じ合わせてなんとか股間を隠そうとするのがいじらしい。
(しかしこの生えっぷりの色っぽさときたら。へへへ。すげえや。これから俺はこの絶世の美女を支配することができるんだぞ)
目にしみる色の白さのなかで、ひときわ見事な雪白の下腹に、淡くけぶる繊毛。それを会心の笑みを浮かべて眺めながら、古賀は自分の服を脱ぎ捨てた。
筋肉の盛りあがった逞しい肉体をさらけだして、瞳に擦り寄り、まずは胸の隆起をつかんだ。
「好きだったんですよ、奥さん。前から大ファンだったんだ。ねえ、俺がどれほど感激してるかわかりますか?」
「いやああっ」
「ウヒヒ。いいオッパイだ。人妻らしくムッチリと熟れてやがる」
膨らみの根元から縄で絞りだされた豊満な乳ぶさを、粘っこく揉みころがす。手に吸いつくような感触がたまらない。そして柔肌から立ちのぼる甘く夢幻的な香り……。
「いい気持ちかい、奥さんよう? モミモミされて、感じるんだろ」
「あ、ああん……やめてください。どうか私に触らないでェ」
「なにを言ってやがる。こんなふうにされるのが好きなくせによ。お高くとまってんじゃないぜ」
「ひ、ひどいわ。そんなこと嘘です」
しかし野卑な言葉とともに、熟れた膨らみをしつこくいじりまわされ、ピーンと反りかえった乳頭をクリクリ刺激されるうちに、夫人の抵抗は弱々しくなる。艶っぽい肩先を哀しげに揺すらせ、流麗な眉をキュウッとたわめて喘いでいる。
ゾクゾクするほど被虐美に満ちた表情である。なまめかしく濡れた紅唇を眺めるうち、古賀はどうにもたまらなくなって口を吸いとろうとする。
「い、いやです。キスは……いやよ。絶対に駄目ェ」
長い黒髪をばらばらに振り乱して、三井瞳は必死に身をよじって避けようとする。
「ふざけんなよ、あんた。わがまま言うとヤキを入れるぞ。こっちは旦那から、どれだけ乱暴にしてもいいと許可をもらってんだ。わかってるのかよ、おい」
古賀は抒情的な輝きの黒髪を握りしめ、ぐらぐらと頭を揺さぶるのだ。そして夫人の口からこぼれる「ああっ、ああン」という被虐的な吐息を心地よく耳にして、サディスチックな欲望を膨らませる。
瞳夫人はついに唇をふさがれてしまう。かっちり後ろ手に縛りあげられていては逃げられるはずもない。あるいは、古賀の欲情をそそるために、わざといやがるふりをしてみせたのかもしれない。
興奮しきった古賀の舌腹が、得意気に唾液をぬらつかせて口腔を這いまわり、ネトネト擦りつけられる。そうしながら縄で締めつけられ敏感になった乳ぶさを休まず揺さぶって、官能を溶かしにかかる。
「もっと奥さんも舌を動かすんだよ」
「……いや。こ、こんなのはいやっ」
無理やり舌を絡めとられて、チュバーッと吸いあげられる。瞳は無念さに、目もとから頬にかけてをどっと紅潮させている。
「どうした? どうせもうあそこはぐっしょりなんだろ、奥さん」
艶っぽい声とともにうなだれて、豊かな黒髪のなかに顔を隠す夫人。縄掛けされたまま前かがみとなって、太腿を懸命に閉じ合わせてなんとか股間を隠そうとするのがいじらしい。
(しかしこの生えっぷりの色っぽさときたら。へへへ。すげえや。これから俺はこの絶世の美女を支配することができるんだぞ)
目にしみる色の白さのなかで、ひときわ見事な雪白の下腹に、淡くけぶる繊毛。それを会心の笑みを浮かべて眺めながら、古賀は自分の服を脱ぎ捨てた。
筋肉の盛りあがった逞しい肉体をさらけだして、瞳に擦り寄り、まずは胸の隆起をつかんだ。
「好きだったんですよ、奥さん。前から大ファンだったんだ。ねえ、俺がどれほど感激してるかわかりますか?」
「いやああっ」
「ウヒヒ。いいオッパイだ。人妻らしくムッチリと熟れてやがる」
膨らみの根元から縄で絞りだされた豊満な乳ぶさを、粘っこく揉みころがす。手に吸いつくような感触がたまらない。そして柔肌から立ちのぼる甘く夢幻的な香り……。
「いい気持ちかい、奥さんよう? モミモミされて、感じるんだろ」
「あ、ああん……やめてください。どうか私に触らないでェ」
「なにを言ってやがる。こんなふうにされるのが好きなくせによ。お高くとまってんじゃないぜ」
「ひ、ひどいわ。そんなこと嘘です」
しかし野卑な言葉とともに、熟れた膨らみをしつこくいじりまわされ、ピーンと反りかえった乳頭をクリクリ刺激されるうちに、夫人の抵抗は弱々しくなる。艶っぽい肩先を哀しげに揺すらせ、流麗な眉をキュウッとたわめて喘いでいる。
ゾクゾクするほど被虐美に満ちた表情である。なまめかしく濡れた紅唇を眺めるうち、古賀はどうにもたまらなくなって口を吸いとろうとする。
「い、いやです。キスは……いやよ。絶対に駄目ェ」
長い黒髪をばらばらに振り乱して、三井瞳は必死に身をよじって避けようとする。
「ふざけんなよ、あんた。わがまま言うとヤキを入れるぞ。こっちは旦那から、どれだけ乱暴にしてもいいと許可をもらってんだ。わかってるのかよ、おい」
古賀は抒情的な輝きの黒髪を握りしめ、ぐらぐらと頭を揺さぶるのだ。そして夫人の口からこぼれる「ああっ、ああン」という被虐的な吐息を心地よく耳にして、サディスチックな欲望を膨らませる。
瞳夫人はついに唇をふさがれてしまう。かっちり後ろ手に縛りあげられていては逃げられるはずもない。あるいは、古賀の欲情をそそるために、わざといやがるふりをしてみせたのかもしれない。
興奮しきった古賀の舌腹が、得意気に唾液をぬらつかせて口腔を這いまわり、ネトネト擦りつけられる。そうしながら縄で締めつけられ敏感になった乳ぶさを休まず揺さぶって、官能を溶かしにかかる。
「もっと奥さんも舌を動かすんだよ」
「……いや。こ、こんなのはいやっ」
無理やり舌を絡めとられて、チュバーッと吸いあげられる。瞳は無念さに、目もとから頬にかけてをどっと紅潮させている。
「どうした? どうせもうあそこはぐっしょりなんだろ、奥さん」
小説の朗読 声:北川 絵美


きたがわ えみ
156-B86-W58-H84
主な作品としてDVD『Pretty Blue』、Vシネマ『牝牌 8』映画『OLKD』『修羅のみち・7、8 』『凶気の桜』、TV『特命係長 只野仁』など多数。
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