「もう焦れったいから、わたしがしてあげるわ。いい？  ここに入れればいいだけなのよ。よく見てて」
  肉溝を擦るように前後に数回、亀頭を滑らせると、亜也子は先端で狙いを定めてゆっくりと腰を降ろしてきた。秀之の敏感な粘膜を、熱くとろけた亜也子の粘膜がぬっぷりと包み込んでくる。
  狭くてきついのだが、たっぷりとあふれ出た愛液の助けを借りて、秀之の巨大なものが亜也子のなかに入っていく。
  そこはあたたかくて、やわらかくて、ぬるぬるしている。口腔粘膜とはまた違う、生まれて初めて味わう種類の快感に、秀之は心の底から感動した。
「ああぁ、義姉さん……んん、気持ちいいよぉ……」
「ああぁん、入ってくる……。んんん……すごいぃ、オマ×コがメリメリ鳴ってるわぁ。あああぁぁん」  
  秀之の巨大なペニスが埋まっていくと、それに押し出されるようにして、亜也子の唇のあいだからいやらしいあえぎ声がこぼれ出る。
「はああぁぁぁん。ああぁっ、す、すごいぃ……。秀之くんのは大きいから、すっごく奥まで届いちゃうぅぅ」
  しっかりと根元まで飲み込んでしまうと、秀之の胸に手を置いて、亜也子はゆっくりと腰を上下に動かしはじめた。抜き差しするたびに、ぬちゅっぬちゅっと音が鳴る。そして、亜也子は徐々にその動きを速くしていった。
「はぁぁ……、ふぅぅん……秀之くん、どう？  私のオマ×コ、気持ちいい？  はぁぁぁん……」
  亜也子は恍惚とした表情でそう訊ねながら、膣壁で秀之を締めつけて、絞り取るように腰をくねらせて抜き差しを繰り返す。
「あうううっ。すごい……、すごいよ。オマ×コがこんなに気持ちいいなんて、想像以上だよ。うううっ……」
  亜也子の乳房が腰の動きに合わせてゆさりゆさりと重たく揺れ、擦りつけられる濡れ粘膜の気持ちよさに秀之の意識がとろけていく。
「はぁぁぁん、ふぅぅん」
  うっとりと目を閉じ、亜也子は豊満な乳房を揺らしながらカエル跳びのような動きを繰り返している。
（これは僕にとっての初体験なんだ。つまりは大人になる儀式だ。こうやってただ道具のようにペニスを差し出しているだけでいいわけがない）