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僕にはセックスが足りない メイド先生の官能小説教室

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書籍紹介

人生最大の恥辱──秘密で書いていた官能小説をメイドに見られた!

それなのになぜかメイドの麻里奈に小説を指導してもらうことに……

美しくてクールな麻里奈から命じられた修行は、

禁オナニー、目隠しプレイ、女性の気持ちを理解する野外実習!?

でもどうして「本番だけ」はおあずけなんですか……

僕とハウスメイドのほとばしる欲情&情熱、青春エロ小説誕生!

(文庫換算 160ページ)

●もくじ

レッスン1 とにかく最後まで書こう! メイド先生のオナニー禁止令

レッスン2 キャラを立てよう! 隣人妻の甘いご褒美

レッスン3 五感に気を配ろう! 目隠しで味わう極上快感

レッスン4 形容詞に頼らない! ローションに導かれた未知の世界

レッスン5 視点を考えよう!  アブノーマルな主従逆転

コーヒーブレイク!

レッスン6 エロさの源は、会話と心の声! 今度はあなたがスッキリする番よ

レッスン7 プロは書き出しが勝負! 運命の瞬間──ハウスメイドと僕

登場人物:
まりな(25歳)メイド、れいか(32歳)人妻、みお(22歳)姉
シチュエーション:
メイド服 | 女教師 | フェチ | 手ほどき
立ち読み

レッスン1 とにかく最後まで書こう!
      メイド先生のオナニー禁止令


**

 綾香はブラジャーを外すと、恥ずかしそうに手のひらで胸を覆った。
「あまり見ないでよ。恥ずかしいから」
 彼女は顔を赤らめて言った。けれどもその指の隙間からは、ピンク色の乳輪が覗いている。幸也はとても興奮した。
「綾ちゃん。僕、もう我慢できない」
 興奮がマックスに達した幸也は、彼女の胸を隠すその手を掴んだ。

**

 人生最大のピンチだった!
 いや。人生最大の恥辱と言うほうが正確かもしれない。
(こんな危機は、秘蔵のAVが母親に見つかったとき以来だ!)
 柿本奏太は自室の前で、ムンクの叫びさながらに頭を抱える。こともあろうに、書きかけの小説を他人に読まれてしまっていた。
 原稿はエロシーン満載の官能小説。
 よりによってそれを目にするのは、妙齢のハウスメイドである。
 アクシデントは、奏太が机のうえにプリントアウトした原稿を置いたまま、近くのコンビニへ行ってしまったのが原因だった。
(とにかく、なんとか言い訳をしないと)
 絶望の淵に立ちながらも、奏太は声を絞りだす。
「あの……それはなんというか。試しに書いてみたもので」
「まあ。これはご主人様の小説だったのですか?」
 原稿を手に、大きな瞳を広げる。
(うわ。彼女は、僕が書いたとは思っていなかったのか)
 完全にヤブヘビである。奏太の作品であることを知ったメイドは、喰い入るように読みはじめた。
 水上麻里奈は、月・水・金と週三回、家へやってくるハウスメイドである。
 年齢は二十五歳と聞いているが、その他の素性は一切知らない。
 そもそも一介の大学生が住む一軒家に、メイドが働いているのは、ほんの些細な行き違いがきっかけだ。
 この春から父親の海外転勤が決まり、母親もついて行くことになった。
 しかしひとり息子で甘やかされて育った奏太は、十九歳になっても炊事、洗濯など、何ひとつ家事ができない。そこで家政婦を雇うことにしたのだが、誤って母親がハウスメイドの派遣会社と、契約を交わしてしまった。
『まあ。やってもらう作業は同じだし、メイドさんでも、いいでしょう』
 という母の開き直りによって、麻里奈は来るようになった。しかし三ヶ月が過ぎても、奏太はいまだ状況に馴染めずにいる。
(その最大の理由は、コスチュームだ)
 麻里奈が身にまとうは、黒を基調としたアンティーク風のメイド服である。
 白いフリルをあしらったエプロンは極めて小さく、お世辞にも機能的とは言えない。そして肩で切りそろえた黒髪のうえには、メイドの証しとも言うべき、ふわふわのホワイトブリムが、ちょこんと載せられている。
 そうしたゴスロリっぽいコスチュームの中でも、圧倒的な破壊力を持つのは、超絶ミニのスカートである。
(これがちょっと前に屈むだけでも、パンツが見えそうになるから、いちいち目のやり場に困る)
 しかもスカートと、白いニーソックスの狭間から覗く太ももの絶対領域も、たまらなくエロいときている。おかげで彼女が帰ったあとは、決まって自家発電に励むはめになった。
「あの、麻里奈さん。そろそろ、それを返してもらえるかな?」
「すみませんでした。どうぞ」
 原稿を差しだす麻里奈と間近で目が合い、軽く動揺する。
(それにしても、つくづく人間離れをした美しさだな)
 透明感のある白肌、美麗な弧を描くアイラインを黒く長いまつげが縁取る。
 こちらの顔を映すほど澄みきった瞳は、人工的ですらあり、職人の手により作りこまれたドールを彷彿とさせる。くわえてまっすぐな鼻筋と引き締まった唇には、彼女の冷静さがよく表れていた。
(まあ、せっかくの美貌なのだから、もう少し笑ってくれてもいいんだけどな)
 仕事はできるが感情の起伏がなく、表情に乏しいところがやや残念な点だ。
「それで、僕の小説だけど……どうだった?」
 この際なので、恥のかきついでに聞いてみる。
「驚きました。ご主人様が小説を執筆なさっていることは、以前から知っていましたが、まさかあのようなものを、お書きになっていたとは」
「そ、そうだよね。エロい小説じゃ、驚くよね」
「いいえ。ジャンルの話ではありません。あまりにもご主人様の書く文章が稚拙だったので、そこに驚いたのです」
「ち、稚拙?」
 思わぬダメ出しに、奏太は口を開ける。
「残念ですが、あれではとても官能小説とは言えません。まったく淫靡でないのです。ただ状況を説明しているだけで、まるで新聞記事を読んでいるようでした」
 言葉使いが丁寧だけに、かえって傷つく。
「じゃあ、どういうふうにすればよかったわけ?」
「それをひとことで表せるほど、官能小説は浅くありません」
 言葉を置くと、麻里奈は「ペンを拝借します」と告げ、机に向かった。
「そうね」
 白い紙を前に悩ましげな吐息をつき、ほんのり目元を潤ませる。どうやら何かを書こうとしているようだが、妙に色っぽい。
 さらに奏太はボンと机のうえに載せられた胸にも、ドキリとさせられる。
(うわ。メイド服で気づかなかったけど、麻里奈さんって、巨乳なんだ)
 チラチラと乳に気を取られている間に、彼女は文章を完成させた。
「ご主人様。恐れ入りますが、こちらをご覧いただけますか?」

**

 ブラジャーが外れると、綾香はモゾモゾと内ももをすり合わせた。
「困る。そんな見ちゃ、イヤ」
 必死に胸を隠しながら頬を染める。だが細い指の隙間からは、薄紅に色づいた乳輪が覗く。幸也はたまらず身を乗りだした。
「綾ちゃん。もう、僕……」
 矢も盾もなく彼女の腕を掴む。興奮は男から理性を跡形もなく奪っていた。

**

 わずか数行の文章を前に、奏太は瞬きを繰り返す。
「すごい。僕と同じシーンを描いているのに、情景が迫って来るようだ。でも何が、どう違うのだろう?」
 ふたつの文を見比べながら首をひねる。
「そうですね。文章の違いを解説するとしたら……」
 麻里奈は片頬を膨らませて、虚空を見あげた。その可愛らしい仕草と表情に、またもドキっとなる。
「小説における地の文には、大きく分けて説明と描写があります。例えば『彼はとても興奮した』は説明。『彼はたまらず身を乗りだした』は描写。官能小説なら、どちらが感情に訴えられるか、わかりますよね」
「そうか、ふたつの違いは説明と描写だったのか……でも、どうして麻里奈さんは、こんな文章をすらすら書けるの?」
 まっすぐに問われ、麻里奈は視線を逸らす。
「そ、それは……以前、叔父が官能小説家をしていまして、その校正を手伝ううちに、私も詳しくなったというか……」
 校正とは原稿の誤字脱字、文脈に間違いがないか確認する作業である。
「なるほど。それで、うまく書けるのか。ちなみにその叔父さんって誰?」
「朝霧七瀬です」
「マジ? 朝霧七瀬って言えば、誘惑小説のすごい作家じゃないか。最近は出版していないみたいだけど、僕、先生の大ファンで。それで僕も官能小説を書きたいって、思うようになったんだ」
 興奮して話す奏太だが、麻里奈の表情はどこか浮かない。
「そうですか。では私は仕事に戻りますので」
 話もそこそこに、部屋を出ていこうとする。
「ちょっと待って、できたら小説の書き方を教えてくれないかな。実は僕、F書院が主催している官能大賞に応募しているんだけど、いつも一次止まりで」
「それは出来かねます。私などがお教えするなど、おこがましい限りです」
 戸口で背を向けたまま答える。
「そんなこと言わないで。お願いだから、このとおり」
 奏太は土下座して、額を床へすりつける。
 その後、すったもんだの押し問答の末、ようやく麻里奈は折れた。
「わかりました。ではお引き受けするにあたり、条件があります」
「いいよ。何をすればいい?」
「私からの条件はひとつ。一作書き終えるまでは、絶対にヌカないでください」
「え。それって、どういうこと?」
 麻里奈は部屋の片隅にあるゴミ箱へ目を向ける。
「理由はあれです」
 ゴミ箱には大量のティッシュが溢れかえっている。今年二十歳を迎える少年の廃棄物に、いまさら説明の必要はなかった。
「官能の執筆とは、己の中の煩悩をあますことなく記す作業です。それゆえマスターベーションなどで、スッキリしてはならないのです」
「そんな……」
 無意識にクローゼットを見てしまう。中には大量のアダルトDVDがストックされている。無論、伶俐なハウスメイドがこれを見逃すはずがなかった。
「あちらのDVDでしたら、後ほど私が処分いたしますので、ご安心ください」
「そこまでしないと、ダメなの?」
 奏太は膝からヘナヘナと崩れ落ちる。
「あと禁止は、自慰だけではありません。当然セックスもなしです」
「ああ。残念ながら、そっちの心配はないよ。僕、彼女なしの童貞だし」
「それは幸いです」
「だけど僕には逆に、そこが不安なんだ。そもそもセックスをしたことない人が、きちんとエッチシーンを書けるのかなって?」
 リアリティを求めるなら経験こそ大切である。多くの作家は、そのために取材をしたり、自ら体験を積んだりするのだ。
 だが麻里奈は正面から異を唱える。
「濡れ場を表現するなら、童貞のほうが有利ですよ。何しろ童貞の妄想力は半端ありませんから」
「マジで。本当に経験なしでいいの?」
「では逆に聞きますが、サスペンス作家が殺人を犯しますか? 彼らは人を殺めることなく、事件や、犯人の心情を描いていますよね」
「まあ、それはそうだけど……」
 返す言葉もなく押し黙ると、ハウスメイドは手をパチンと叩いた。
「いっそのこと、ご主人様の話が本になるまで、童貞を守るというのは、いかがしょう? それなら今回のご依頼を受けてもいいですよ」
 いつのまにか条件が厳しくなっている。もっとも恋人のいない奏太にとって、貞操義務など通常運転そのもの。オナ禁よりはるかに容易かった。
「わかった。とにかくその条件でいいんで、ご教授をお願いします」
「かしこまりました。ではまず、この原稿の続きを見せていただけますか?」
「ああ、その先はないよ。なんか盛りあがらないんで、別のものを書こうと思って、やめたんだ」
「やめたですって?」
 メイドは、あからさまに美顔をしかめる。
「あれ、僕、何かまずいことを言った?」
「はい。ご主人様は官能以前に、小説を書く意味がわかっておられません」
「意味?」
 間抜け顔でたずねる教え子に、メイド先生は厳しく言い放つ。
「よくお聞きください。小説を執筆するうえで、もっとも大切なのは、作品をしっかり完成させる意思の力です」
 彼女いわく、ダメな素人に限って駄文を書き散らかしたあげく、ひとつとして仕上げることができないそうだ。
「なるほど。じゃあ、いっちょ、ラストまで書いてみるか」
「お待ちください。その前に、まずプロットをお作りください」
 プロットとは、小説の設計図みたいなもの。
 最初に話の概略を数行でまとめ、登場人物の属性や身体的特徴などを列記する。あとはストーリーを章ごとに区切れば完成である。
 官能小説の場合は、そこにセックスやフェラといったプレイ内容も、あらかじめ決めておくと、書きやすいということだった。
「了解。プロットだね」
 奏太は椅子に座り、パソコンのスイッチを入れた。
「私は時間となりましたので、これにて失礼いたします。いつもどおりご夕食は冷蔵庫に入れてありますので、温めてから召しあがってください」
「ありがとう。麻里奈さんの料理は美味しいから、本当に助かるよ」
「恐れ入ります。他に、何かご用件はございますか?」
「あるといえばあるんだけど……その、今度来るときでかまわないので、女性用のショーツを買ってきてくれないかな。資料に使いたいんだけど、男じゃ店に入りにくいから」
 照れくさく、ポリポリと頬を掻いてお願いする。
「承知いたしました」 
 いつものように業務的な返事をすると、何を思ったのか麻里奈はミニスカートの中へ手をつっこんだ。前へ屈んで、腰を左右に揺する。
(え、何……ええ、嘘。えええええ?)
 驚愕のあまり、奏太は椅子から転げ落ちそうになる。
 なんとショーツを脱いでいたのだ。美脚を滑り降りた白い布は、膝のあたりでクシャクシャに丸まって、足首から引き抜かれた。
「ご主人様。どうぞこちらを資料として、お使いください」
 脱ぎたてホヤホヤの下着を、唖然としながら両手で受け取る。
(うわ、生暖かい……)
 手のひらに載せられた純白のショーツは羽のように軽く、重さというものがほとんど感じられなかった。
「あの。麻里奈さんは、こんなことをして、なんとも思わないの?」
「はい。こちらへは車で来ておりますので、ノーパンでも気になりません」
 そういう意味で、たずねたのではないのだが、麻里奈には意図が伝わらない。
(まあ僕なんて、オトコと思われていないって、ことだな)
 二十五歳の大人の女性から見れば、十九歳の大学生など、子ども同然なのだろう。玄関先で麻里奈を見送り、奏太は自室へ戻った。
(しかし、こいつはどうすればいいんだ?)
 奏太はクシャクシャのショーツを睨み、腕組みをする。
「でも、麻里奈さんから、資料としてもらった以上、見ないわけにいかないし。これも執筆のためだ」
 気合いを入れて、下着を両手でつまみあげる。
 細かいレースが施されたシルクショーツは、ほとんどシースルーに近い状態だった。かろうじて股布の部分には生地があるが、面積は極めて微小だ。
「こんな頼りないパンツじゃ、穿いている感じがしないだろうな」
 とはいえ麻里奈は、一日この下着を股間に密着させ、掃除や料理といった家事に勤しんでいたのだ。奏太は左右に引っ張ってみた。
「うわっ。おマ×コのあたるところに……」
 純白のクロッチの裏側に、透明な分泌液が付着していた。
 童貞少年は恐る恐る鼻を近づける。あのアンドロイドのようなメイドの人間らしい痕跡を、初めて見つけたのだ。匂いを嗅がずにはいられなかった。
「クンクン、ううっ。な、なんだ、この酸っぱい匂いは?」
 ほのかな汗の湿気とともに、生々しい牝の恥臭が鼻腔へ押し寄せる。
(かあ……あんな澄ました顔をして、なんというエッチな香り)
 そこからは坂を転げ落ちるようであった。
 数分後にはショーツをおかずに、隆起した肉棒を握っていた。
(麻里奈さんからは、オナニー禁止令が出ていたけど、明日からにしよう)
 原稿そっちのけで、奏太は自家発電に突入する。シコシコと自分だけの世界に没入していった。ところが……。
「やはり、こうなりましたか」
 背後の声に驚き、振り返る。
「ま、麻里奈さん……帰ったんじゃなかったの?」
「忘れ物をして戻ってきたのです。それより、これはどういうことです?」
 怒気を含んだ瞳で見つめられ、いたたまれなくなる。局部丸出しでは、とても言い逃れできなかった。
「どうって……だいたい童貞に使用済みのショーツなんて渡せば、どうなるか想像つくでしょう。麻里奈さんの行為は、僕を弄んでいるとしか思えない」
 追いつめられたあげく、逆ギレで返す。
「弄ぶなんて……私は少しでも、お力添えをしたくて」
「いや、そんなこと言って内心じゃ、チェリーの僕をバカにしているんだ。ああ、こうなったら、風俗でもどこでも行って、童貞を捨ててきてやる!」
 奏太はやけになり立ちあがる。
「ご主人様がそこまでコンプレックスを抱えているとは知りませんでした。わかりました。ではこうしましょう。もしもご主人様の話が本になったら、私が、夜伽のお相手をさせていただきます」
「夜伽って、僕の初めての女性になってくれるってこと?」
「はい。お約束します」
 ハウスメイドは白皙の頬を赤く染めて誓う。ロボットみたいに感情に乏しい彼女にしては、珍しい表情だった。
(こんな美人とヤレる? 夢みたいな話だ)
 だが筋金入りの童貞は「はい、そうですか」と、素直に信じる気になれない。
「ハハ。麻里奈さんは、つくづく人を乗せるのがうまいな。それも僕のやる気を喚起するためだよね?」
 逆ギレした負い目もあり、奏太は笑って誤魔化す。
「どうやら、お疑いのようですね。でしたら……」
 麻里奈は、おもむろに机に置かれたショーツを取ると、奏太の前に跪いた。
 勃起を間近で見られて、色を失う。
「あ、あの、麻里奈さん。これは、いったい……」
 後ずさりするうち、奏太はベッドの淵に座ってしまう。すかさずメイドの白い手が股間へ伸びてきた。
「ご主人様。私は本気です。覚悟の証しとして、私の手でお導きいたします」
「うわ、ちょっと待って。いきなりそんなこと言われても……ひ、ひいっ」
 下から掬いあげられた肉幹に、シルクショーツが巻きつけられる。丁寧に包まれた亀頭には、ちょうどクロッチの部分があたっていた。
(くほっ。ヌルヌルしている。これってやっぱり……)
 もはや確認するまでもない。愛液に他ならなかった。
 透きとおった瞳が、こちらを見あげた。
「それでは、動かしていきますね」
 ズリズリとショーツごと、彼女の手筒がゆっくりスライドしていく。強くすぎることもなければ、弱すぎることもない絶妙の握力で摩擦がかかる。
(くわああ。なんだこれ……自分の手でやるのとは、まるで別物だ!)
 逃げ場のない快感に、背筋がよじれる。
 とはいえそこは思春期の少年。異性に対して快感を露わにするのは、まだまだ恥ずかしさがあり、声を抑えた。
「あの、ご主人様。もしかして気持ちよくありませんか?」
 麻里奈が物憂げな表情でたずねる。いつもの自信に満ちた態度とは違い、かえって淫欲がそそられた。
「すごく気持ちいいよ。ただこういうとき、どうすればいいのか、わからなくて」
「肩肘を張らず、素直になればいいんです」
 やさしくささやき、扱きを早める。
 甘やかなショーツの衣擦れによって、寒気にも似た感触が下腹部に走った。
「くおおお。それ、ダメぇ……ひい、効きすぎる!」
「よかったです。ご主人様に喜んでいただけると、私も励みになります」
 膝をピタリと揃え、メイドは手筒に反対の手を重ねた。
 両手を使った手コキにより、感度はいっそう高まる。黒いミニスカートからチラ見えする太ももも、絶妙のオカズになった。
(だけど麻里奈さんは、どうして僕にここまでしてくれるんだ)
 メイドとして尽くす以上の慈愛を、彼女の奉仕から感じる。
(うぐぐ。ヤバいぞ。目の前がクラクラしてきた)
 無理もない。全身の血流が一斉に下半身へおりているのだ。
 かつてない勢いの勃起だ。それだけ奏太は、尻の底から膨れあがるような感覚を味わっていた。
「はあ、すごいです。ご主人様のペニス……今にもハチ切れそう」
 麻里奈は、うっとりしたまなざしを穂先へ傾ける。
「うう、はああ……麻里奈さん。もう無理。出そう、出そうだよ」
「でしたら、このまま射精をなさってください」
「でも、そんなことしたら、ショーツを汚しちゃう」
 ギリギリの我慢の中、奏太は必死に首を振る。
「汚してかまいません。どうぞ、スッキリなさってください。さあ」
 ハウスメイドの甘美な後押しに、意識が遠のく。
「おおお、出る。つあ、出る……ごめんなさい。ああ、僕……ううう、うっ」

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