類い希なプロポーションを武器に注目を集めた、人気コンビ『パイレーツ』。コンビ解散後、ドラマや映画などを中心に精力的な活動を展開している女優、西本はるか。セクシータレントである前にひとりの女性として生きてきた、彼女の知られざる“性の軌跡と未来”が今明かされる。
芸能界のお仕事をやりたいっていう気持ちは、小学生の頃からあったんですよ。その当時、劇団に入ってて、そういう業界のことも多少は知っていたので。よくオーディション雑誌とかみてましたね。
当時、中山美穂さんがすごく好きでした。『毎度おさわがせします』っていうちょっとエッチな感じのドラマに出演していて、私が小学2年生ぐらいだったと思うんですけど、両親に内緒で2階の部屋でこっそり見てたんですよ。たぶんあの頃は、こういう番組を見てたら親に怒られるっていうことを、きっと子どもなりに何となくわかってたんでしょうね(笑)。なんで好きだったのかはよくわからないけど、ちょっと大人への憧れみたいなのがあったのかもしれないですね。「へぇー、こんな世界もあるんだー」って。
私がデビューしたての頃、つまり『パイレーツ』として仕事をする前は、ピンのグラビア仕事が中心でした。グラビアを始めた当時は、とにかく緊張しまくりでしたね。自分の体のラインの見せ方とか、どういう風にポーズをとっていいかがわからなくて、動きがかたいっていうか…。あとやっぱり、スタッフが周りにいるので恥ずかしいっていう気持ちがすごくありましたね。
体のラインはかなり強調して仕事をしてきましたが、胸は昔から大きかったんです。中学ぐらいから大きくなり出して…。とっても嫌でした。だって体操服着ると目立つし、走ったら揺れてなおさら目立ってしまう。だからいつも体操服の中に手を入れてごまかしてましたもん。その頃は下着にも興味がなかったし、高校に入って興味を持つ年頃になったらなったで大き過ぎて逆にかわいいのがない。まあ、今でこそ感謝してますけど。
その後、二人とも体型が似てて胸もそこそこあったっていう理由で『パイレーツ』を組まされて(笑)。その頃は、どの衣装もとにかく胸を強調してばっかりで抵抗がありましたね。その影響か、私服で少しでも肌が見えるのが嫌になって、逆に隠すようになっちゃいました。『パイレーツ』になる前は、胸を露出することに対するコンプレックスはそこまでなかったんですけど、さすがに当時はもうウンザリって感じで。