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今月の放言

現役ナースの赤裸々告白 桜井すみれ

直筆短冊

ダメな男に惹かれる女性の話はよく耳にするが、果たしてここまで徹底的な人は他にいるだろうか? 男から見たらまさに“女の鏡”のような女性、桜井すみれ。自身のダメ男フェチ、さらには病院内セクハラやセックスなど赤裸々なウワサ話…。現役のナースが白衣で告白してくれた。

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プロフィール 桜井すみれ

1980年生まれ。北海道出身。現役の看護士。病院に勤務するかたわら、So-net公式サイト『恋愛科学研究所』で性のお悩み相談をし、注目を集める。その他、テレビ、雑誌連載、グラビア、トークライブなど活動を展開。最近は『ナースすみれの性の解体新書』(三笠書房)で作家デビューも果たした。

第3章 愛すべき“ダメ”男

普段ウェブ上で性に関するお悩み相談をやっているんですが、これは若い男性からの質問が多いですね。包茎の相談とか、中出ししちゃった時の対処法とか、そういう一般的なものが多いです。あと(フランス書院文庫を前にして)こういう官能小説に出てきそうなアブノーマルなプレイに関する質問とかも多いですね。私はナースなので、職業柄こういう『看護婦・凌辱病棟』(北原童夢著 '02刊)のような病院モノとか気になります。あと乱交系も興味ありますね。あっ、別に痴女っていうわけではないですよ(笑)。

最初の頃は答え方すらわからなくて、勉強のために産婦人科に通ったりもしたんです。そうすると応用も効くようになって。身体の仕組みってつながるんですよね。もちろん、わからないことがあったら「わからないよー」とか言っちゃってますけど(笑)。

ただし、実際に相談を受けて腹のたつことの方が多いです。だって、そういうお悩みとかBBSに書き込んだりする人たちって、結局自分では何もしないで「なんでオレは…」とか言ってる人たちが多いんですよ。とにかく努力しない人はイヤなんです。「早漏なんですけど、どうしたらいいんですか?」とかいう質問にはちゃんと答えられますよ。だって早漏は医学的根拠があるから。でも「彼女ができなくて…」とかいう質問は、その人自身の人間性の問題じゃないですか。基本的にダメな人が好きなんですけど、この辺の人たちはダメじゃないんです、やらないだけで。“ダメ”の境界線は、頑張れば変えられるダメと、根っからのダメの違いですかね。

私がナースになったのって、“老人好き”っていうのがきっかけだったんです。何か、見てるとキュンってなるんですよ。守ってあげたくなるっていうか。きっかけは老人をテーマにしたノンフィクションのテレビ番組だったんです。それを見て、「ナースになろう」って決めました(笑)。私って付き合う男性は“クセあり”な人が多くて、そういう人に何かしてあげたくなっちゃうんですよね。老人ってそんな中でも究極じゃないですか。

でも逆に、私が彼氏から「何でもしてあげる」とか言われたら、好きじゃなくなっちゃうかもしれない。今まで付き合ってきたのは変態的な人とか、暴力をふるう人とか、そういう意味ではとことんダメな人ばかり(笑)。そういう人を好きになろうとしてるわけじゃないんですけど、きっとそういう人にひかれているんでしょうかね。なぜかは自分でもわかりませんが…。

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