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今月の放言

諸行無常のセックス観 堀江貴文

直筆短冊

あの“ホリエモン”である。ライブドア事件以降、メディアでの露出はめっきりと減ったが、ブログなど様々な媒体を通じ、メッセージを発信し続けている。最近では人気AV女優との対談や、雑誌のグラビアカメラマンとしてエロスの断片を切り取り、自らのエロティシズムやセックス観を世に発信している。そんな彼のエロに対する概念とは? 歯に衣着せぬ発言は、今なお健在である。

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プロフィール 堀江貴文

福岡県出身。株式会社ライブドアの元代表代表取締役社長CEO。東京大学在学中の'96年、ウェブページの製作請負会社「オン・ザ・エッヂ」の創業に参加。その後、現在の「LDH」の前身である「ライブドア」を設立する。2004年以降、プロ野球球団買収騒動、ニッポン放送株大量取得、総選挙立候補など、エネルギッシュな行動力でメディアを賑わせ、ヒルズ族などといった社会現象を巻き起こした。近著に『徹底抗戦』(集英社)がある。

「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

https://ameblo.jp/takapon-jp/

第1章 熟れた肌よりもピチピチの肌

(フランス書院文庫を前にして)実はこの手の本は、ほとんど読んだことがないんですよ。特に最近は時間的に足りなくて、マンガや雑誌を読むだけでいっぱいいっぱいでして。しかし、こうやってみるとなんかスゴいですね……。どれも気になっちゃいますが、最近流行の熟女系にはあまり興味がなく、どちらかというと若い方がいいです。この『女教師・弓香 生贄授業』(綺羅光・著 '07年10月刊)とか激しそうですよね。

最近の30代の女性は若いですけど、僕の中では30代からはもう完全な「熟女」です。僕は今36歳なんですけど、同年代の女性に興味があるかって言われたら、興味なくはないけど、積極的に行こうっていう感じでもないですよね。『DMM』のダウンロードサイトで、熟女モノをたまに見たりもしますけど、なんていうか、それはあくまで観賞用なんです。性的な興奮はあるんですけど、興奮の種類がちがうっていうか。例えば「このおばさん、いい歳して若い男にさんざんヤラレちゃって醜いなあ」っていう、”その部分”に興奮するというか。自分が男たちと同じシチュエーションにおかれたら? そりゃ、めちゃくちゃ興奮してヤッちゃうんだろうけど、終わったらすごく後悔しそうだなあって思いますね(笑)。

なぜ“熟女”がダメかというと、熟女って人間としても成熟していると思うんですよ。すごいさばけてるというか、男の本質を見抜く雰囲気がある。見た目とかそういう部分でないところでも、男を見る。僕は逆に、女性からそういう風に見られるのが、なんか苦手なんですよ。若いコがいい理由の一つはそれです。

でも、ただ若けりゃいいっていうものでもないですよ。年齢というよりはその人の匂いとか、肌の張りとかも重要です。個人差はあると思うんですけど、20代後半の女性でもいいなあっていうコもいれば、ダメなコもいる。何歳とはいえないですけど、だいたい20代中盤くらいがベストですかね。

ええ、女性の肌は大事ですね、特に顔の肌。いくらかわいくても、肌がボロボロだとダメですねえ。あとダメなパターンでいうと、臭い人は絶対にダメ。臭いとすぐに萎えちゃいますからね。ワキガとか、口臭があるとか。あと仕事をしてても疲れてくると、すごく臭くなる人っていますよね。そういうのはもう完全にダメです。ちょっと厳しい言い方ですけど、それって、スプレーでも香水でも、努力すれば克服できることじゃないですか。そういうことをしないというのは、どうなんだろうって思いますね。

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