10/10 電子版発売

エッチできるVRMMOで性奴隷にした美少女たちがリアルでも知り合いだった件 Reboot! 2

著者: ソルティ

電子版配信日:2025/10/10

電子版定価:880円(税込)

あらゆる欲望を叶える近未来型VRエロゲー『エクスドライブ』。
元教師のレックスは、清楚でエッチな人妻エルフ・セイナと行動を共にする。
プレイを通じてセイナの性欲&性癖を解放するレックスの前に、
囚われの潜入工作員・アヤカの救出という新ミッションが!
そこにレックスの奴隷かつ愛妻のマカロンが加入してさらなる波乱が……
電脳空間と現実が交錯するハーレムノベル! 書き下ろしSS付き!

目次

プロローグ マザーAIによる再教育

第一章 愛妻猫と人妻エルフ

第二章 救出任務開始

第三章 ご主人様による再教育

書き下ろし番外編 愛妻猫へのご褒美

本編の一部を立読み


プロローグ マザーAIによる再教育



「くっ、動けない……私になにをするつもりですか……!」
 機械仕掛けの拘束台の上。肉体の自由を奪われた黒髪ロングの美少女が、誰もいない空間を睨みつける。
 薄暗い部屋の中にあるのは拘束台と、拘束台を取り囲む無数の機械。妖しく光るそれらの正体を知る少女の顔には、激しい怒りと焦りの色が浮かんでいる。
『市民アヤカ。あなたには現在、違法脳内ハックによる変異体覚醒の疑惑がかけられています。抵抗は無意味ですので、大人しく尋問を受けてください』
 トウドウ・アヤカ。彼女はマザーAIラプラスが管理する都市、レザリアで暮らす市民の一人だ。
 どこからともなく響いた声の主――マザーAIラプラスの言葉通り、現在アヤカは『|変異体《ミュータント》覚醒』の疑いをかけられている。
 警備ロボットに捕らえられたのが十分前、この尋問室に無理矢理押し込められたのが五分前。人権もへったくれもなく被疑者を拘束するやり口は、都市レザリアが自由のないディストピアであることを示している。
「尋問? 拷問の間違いでしょう。|変異体《ミュータント》として捕らえられた者がどうなるか、すでに噂は広まっていますよ」 
 |変異体《ミュータント》とは、マザーAIによる支配に異を唱え、更には特殊な能力に目覚めた市民の総称だ。
 レザリア市民の脳内に注入されたナノマシン。それを介してラプラスは、市民の行動を常に監視、制御している。暴力行為などは勿論、自由恋愛や許可のない生殖行為も許されない。脳内ナノマシンが違反を検知した瞬間、市民は再教育施設へと移送され、教育とは名ばかりの快楽拷問を受けてしまう。
 しかし昨今、違法な脳内ハックを用いて変異体へと覚醒し、マザーAIに反旗を翻す者達が表われた。
 彼らは自らを『|反逆者《レジスタンス》組織リンクス』と称し、ラプラスに対する様々な妨害行為を行っている。そしてトウドウ・アヤカは、リンクスに所属する潜入工作員の一人だった。
『反逆者達が拷問と呼んでいるのは、法に則った正規の手続きです。レザリアの重要施設へ侵入を試みたアナタには、これから尋問と再教育を受けていただきます。ただし――』
「……ただし?」
『――再教育が簡易なもので終わるか、それとも拷問に近しいものになるか。それはアナタの心がけ次第です。全て正直に話してくだされば、辛い思いをせずに済みますよ?』
 無機質な声が告げたのは、反逆者への明確な脅し。アヤカを取り囲む装置から、先端に淫具の取り付けられた幾本もの|機械腕《アーム》が展開される。
「ふん、結局それが本音ですか。そのような脅しに私が屈するとでも?」
『強がりは結構です。リンクス工作員のスーツには、装着者の身体能力を向上させる機能があるようですが……それほど強固に拘束されてしまえば、どれほどの筋力でも脱出は不可能でしょう』
 現在アヤカが身に纏っているのは、潜入工作用の特殊スーツ。全身にぴっちり張りつく黒と青の伸縮素材は、アヤカの豊満な肉体美をこれでもかと浮かび上がらせている。
 エナメルに近い光沢を持つ全身スーツ。それを内側から押し上げる、Hカップの敏感デカ乳。
 引き締まったウエストと、肉付きの良い尻&太股。出るべき箇所だけがたわわに育った、現実離れしたドスケベボディ。
 ある意味裸よりも恥ずかしい見た目だが、スーツに備わった機能はどれも優秀だ。内側に流れる微弱な電流は、装着者の筋力を大幅に向上させる。強い衝撃を与えると瞬時に硬化し、銃弾を弾く機能すら備わっている。マザーAIたるラプラスの目から見ても、リンクスの有する技術力は最先端と呼べる代物だった。
「は、離せ! このっ、このっ……!」
 しかし、どれだけの最新機能も今は無意味。
 四肢を固定する筒型拘束器は、アヤカの両手両脚をずっぽりと呑み込んで放さない。体はベルトで拘束台に縛り付けられており、アヤカが自由に動かせるのは頭だけだ。
『メインアーム1、2、発情ジェルの注入を開始。サブアーム1、2、3は、両乳首と淫核から一センチ離れた地点で待機』
「……発情ジェル? なぜわざわざそんなモノを……!」
『白々しいですね市民アヤカ。リンクスの潜入工作員は、|性感掌握《エクスハック》へのプロテクトを有しています。ですのでアナタへの再教育は、少々前時代的な手法で行わせていただきます』
 |性感掌握《エクスハック》。本来ならマザーAIラプラスのみが扱える、市民の性感を自由に操作可能な能力。
 しかしリンクスのリーダー、正体不明のAIハレルヤは、性感掌握の能力をリンクスのメンバー達にも解放した。故にリンクスに所属する市民は、性感掌握の機能を自分や他市民に行使できる。更にはその応用として、他者からの性感掌握をブロックすることすら可能である。
 ハレルヤの正体、それはリンクスのメンバーですら知り得ない。謎のAIハレルヤが、マザーAIラプラスの思想に異を唱えていること。ハレルヤが自らを『真なるマザーAI』と称し、リンクスのメンバー達に様々な指令を送っていること。現時点で判明しているのはこの二点のみだ。
「ス、スーツの中にジェルが入って……!? くっ、ん……あ、あああっ……!?♡」
 アヤカを取り囲む機械腕。その内の二本の先端が、ぴっちり全身スーツの首元から挿入される。
 スーツ内に注ぎ込まれたのは、肌感度を百倍に増幅させる発情ジェル。性感掌握が開発される以前に使用されていた、極めて前時代的な|再教育《かいらくごうもん》アイテムである。
 首元から胸の谷間へ。
 谷間から胸全体へ。
 胸全体から腹部へ。
 腹部から背中へ、最後には臀部からヒクつく股間へ。
 ぴっちりスーツと肌の隙間が、くまなく発情ジェルで満たされる。ドロドロの感触に不快感を覚える間もなく、アヤカの全身を強い快楽が襲う。
「あっ、ひっ……!♡ こ、これは……スーツの内側全部が、クリトリスみたいに敏感にっ……!?♡」
『市民アヤカの発情を確認。やはりプロテクトを有する肉体へは、こういった回りくどい手法が効果的なようです。このまま再教育を続行します』
 潜入工作任務に合わせて、アヤカの脳には性感掌握へのプロテクトが掛けられた。肉体の感度も抑えられており、並大抵の快楽拷問ではアヤカから情報を引き出すことはできない。
 しかし『抑えられている』だけで、アヤカの性感は決してゼロではない。
 たとえ十分の一に性感を抑えたとしても、いま注ぎ込まれたのは感度百倍の発情ジェル。差し引きで十倍となった性感は、冷静な工作員をはしたない雌へと変貌させる。
「ふっ、くうっ……♡ ふーっ、ふーっ、ふーっ……!♡」
『どうしましたか市民アヤカ? 乳首と淫核を狙う振動アタッチメントは、まだギリギリのところでアナタに触れていません。そのように体をヒクつかせては、まるで自ら快楽を欲しているように見えますよ?』
「っ、勝手なことを……! これは生理的な反応で、私は快楽を欲してなどっ……!」
 ここにはいないラプラスを威嚇するように、アヤカの瞳が虚空を睨む。しかしクリトリス並の感度となった全身は、一秒ごとにアヤカの理性を溶かしていく。
 もはや空気の振動すら耐え難く、甘い波動が全身をゾクゾクと震わせる。一瞬だけ浮かんだ反抗的な表情が、淫らな顔に塗り替えられる。
(く、空気の振動、勃起した乳首とクリに響くっ♡ まだ当たってないのにっ、始まってすらいないのにっ♡ 切ない快楽が止まらなくて、体が勝手に反応を……!♡)
 快楽など欲していない。その言葉はあきらかな嘘だった。
 スーツの中で勃起した乳首とクリトリスを、振動アタッチメントに押し当てたい。みっともなく腰と胸を突き出して、感度十倍の快楽に溺れたい。
 そう心の奥底で願ってしまうのは、アヤカ自身にも制御不能な動物的本能。ジェル注入から一分も経たないうちに、スーツに覆われた秘所は愛液の分泌を開始して――
「っ……!?♡ な、なにこれっ……アソコの周り、急に熱く……!?♡」
『ああ、言い忘れていましたが。その発情ジェルは、人間の体液に触れると効果が上昇します。アナタが感じれば感じるほど、再教育はより過酷なものとなるでしょう』
 ラプラスからの無慈悲な宣告。しかし今のアヤカに、不満や怒りをぶつける余裕などなかった。
(マ、マズいっ……! ただでさえ快楽で狂いそうなのに、股間を中心に感度が上がってる……! 愛液漏らすの我慢しないと、このままでは……!♡)
 無論、愛液を意識的に止めるなど不可能。アヤカがどれだけ歯を食いしばっても、淫蜜は次から次へと溢れ出る。溢れた蜜はスーツ内のジェルと化学反応を起こし、更なる快楽の火種となる。
「あっ、くうっ♡ はひっ、んっ、ふうっ……!♡♡♡」
『市民アヤカの性感、股間を中心に十倍から二十倍に増幅。……そろそろ頃合いでしょうか。ではこれより、市民アヤカへの尋問を開始します』
 アヤカの瞳が見開かれる。今まで行われていたのは、あくまで尋問の前段階でしかない。そんな当たり前の事実は、憐れな雌にとって死刑宣告も同然だった。
『質問一。反逆者組織リンクス、そのリーダーの名前は?』
「し、知りませんっ……!♡ 知っていたとしても、私は絶対に答えなっ、んひいっ!?♡」
『サブアーム1、2、振動アタッチメントによる両乳首への刺激を開始。振動強度レベル1、圧迫強度0.1ミリの地点で固定』
 質問に答えない罪人への罰。スーツ越しの両乳首に、振動アタッチメントの先端が触れる。ついに始まった|再教育《かいらくごうもん》が、アヤカを屈伏させんと牙を剥く。
「んおっ、おっ、あひっ!?♡ ち、乳首っ♡ 乳首から振動っ、全身に伝わってえっ!?♡ いっ、イくっ、乳首アクメくるっ♡ こんな、こんな簡単にいいいっ……!♡」

 ――がくんっ!
 ぷしゅっ、ぷしゃっ、ぷしゅうっ!

「ん゛おおおおおっ!♡」
 圧迫強度は0.1ミリ。最も弱い微弱な振動で、乳首を0.1ミリ押し潰されただけ。
 ただそれだけの刺激で、アヤカはあっけなくアクメを迎えた。拘束された肢体が小刻みに痙攣し、自由に動かせる頭だけが大きく仰け反る。もし拘束がなければ、アヤカの全身は弓のように反り返っていただろう。
『サブアーム1、2、振動停止。もう一度質問します。反逆者組織リンクス、そのリーダーの名前は?』
「はっ、ふっ、ふうっ……!♡ な、何度聞かれても答えは同じですっ♡ この程度の快楽で屈するほど、私の口は軽くなっ、゛イいいいいいっ!?♡」
『振動再開。振動強度、レベル1から2へと移行。圧迫強度、0.1ミリから1ミリに変更』
 アクメの余韻冷めやらぬ中、再開される罪人への尋問。強度を増した振動が、イキたての勃起乳首を刺激する。あっという間に次の絶頂が誘発され、溢れたイキ潮と愛液がスーツの内側に広がっていく。
 そして分泌された体液と混ざり合うほど、発情ジェルの効果は加速度的に上昇。水分を一切通さないスーツ構造が災いし、逃げ場を失ったジェルがアヤカの全身を包み込む。
(ッ~~!♡ ち、ちくびまたイグッ、もう何回もイっちゃってるっ♡ ジェルの効果、もう全身に広がっちゃってるうっ……♡♡♡)
『市民アヤカの性感、二十倍から三十倍に増幅。もう一度質問します。反逆者組織リンクス、そのリーダーの名前は?』
「゛イっ、いえないっ♡ 言えないって、さっきからイってえっ!♡ ああイぐっ、またイッグ!♡ イグっ、イグっ、いっぐううううううううッ……!♡♡♡」
 ぶしゃあと、スーツの内側からくぐもった水音が響く。それは潮噴きアクメの証拠であると同時に、アヤカが更なる快楽地獄へと堕ちる要因。発情ジェルの効果上限値は、アヤカの想像よりも遥かに上だった。
『ジェルの効果上限値は千倍です。アナタの性感は十分の一に抑えられているようですが、それでも差し引きで百倍までは上昇してしまうでしょう。アナタの気が狂うのとアナタが従順になるのとでは、一体どちらが先でしょうか。……サブアーム1、2、振動停止』
「っ、はっ、はっ、はあっ……!♡ んっ、くっ、ふううううっ……!♡」
 再び停止する振動アタッチメント。しかし直接的な刺激を失ってもなお、アヤカに休息は訪れない。
 なにしろ特殊スーツの内側は、効果を増し続ける発情ジェルで満たされている。自らの呼吸、脈拍、筋肉の収縮さえ、今のアヤカにとっては快楽の源。痙攣を繰り返す肉体は、今この瞬間も小さなアクメを続けている。
『もう一度だけ質問します。反逆者組織リンクス、そのリーダーの名前は? どうしても答えていただけないのなら――』
 乳首を責めていた二本と、クリトリス付近で待機していた一本。計三本のアームが、これ見よがしにアヤカの眼前へ突きつけられる。
 女を雌に変える振動淫具。いまやナイフよりも恐ろしい凶器を見せつけられ、アヤカの忠誠心がグラリと揺れる。
「はっ、ひっ、んくうっ……!♡ わ、わたし、達の……リンクスの、リーダーの名前、はあっ……!♡」
 発情ジェルと振動淫具による乳首責め。ただそれだけの刺激で、すでにアヤカは堕ちかけていた。乳首だけでイキまくったからこそ、アヤカにはこの先の地獄が容易く想像できてしまった。
「っ、い……言いま、せんっ……♡ どれだけの地獄を見ても、絶対にいっ……!♡」
 それでもアヤカは口を割らない。蕩けそうになる表情を必死に取り繕い、なんとか拘束を振りほどこうと力を込める。
 無意味な抵抗の理由、それは偏に人間としてのプライドだ。感情のない機械に屈したくない、そんな思いだけが今のアヤカを支え、今にも堕ちそうな精神を繋ぎ止めていた。
『……そうですか。では仕方ありませんね。時間も限られていますし、|次の質問に《・・・・・》|移りましょう《・・・・・・》』
「……え……?」
 予想外の展開に、アヤカの口から呆けた声が漏れ出す。強情な罪人を待ち受けていたのは、意外なことに追加の拷問ではなかった。
『おや、どうしましたか? 意外そうな声を出して……まさかとは思いますが、壊れるほどの快楽を望んでいたのですか?』
「っ!?♡ そ、そんなはずないでしょう! でもどういうつもりで……一体なにが狙いですか……!」
『アナタがそれを知る必要はありません。質問一から質問二に移行します。アナタが目覚めた変異体としての特殊能力、その詳細についてお答えください』
 なぜ質問に答えない自分を罰しないのか。
 マザーAIラプラスの狙いはなんなのか。
 疑問の答えを得られないまま、次の質問が投げかけられる。当然アヤカは返答せず、己の発情を誤魔化すように虚空を睨むが、しかし。
『振動再開。乳首への振動強度、圧迫強度、共に変更なし。サブアーム3、乳首と同様の強度で淫核への刺激を開始』
「゛おっ!?♡ いっ、ぐうっ!?♡ こ、これダメっ、クリだめえっ!?♡ いぐっ、すぐイグっ♡ 乳首とクリどっちもイっぐううう!?♡♡♡」
 再開する快楽拷問。先程と同じ展開が、クリへの責めを追加して繰り返される。効果を増し続ける発情ジェルが、アヤカを地獄の連続アクメへと押し上げる。
『もう一度質問します。アナタが目覚めた変異体としての特殊能力、その詳細についてお答えください』
「ん゛おっ、゛おっ、゛おーッ!♡♡♡ んぎっ、ほおっ、んほおっ!♡♡♡」
 アヤカは質問に答えない、いや答えられない。すでに肉体の感度は五十倍にまで上昇し、ラプラスの狙いに考えを巡らせる余裕などない。スーツに浮かび上がった勃起乳首とクリを押し潰され、端正な顔立ちが無様に歪む。
 気絶すら許さない快楽が、人としてのプライドを崩壊させる。あと一分でも続けられれば、間違いなく自分は堕ちる。そう確信したアヤカを絶望が支配し、それでも溢れる淫蜜は減るどころか増える一方で――
『――ふむ、どうやらお答えいただけないようですね。ならば仕方ありません。次の質問に移りましょう』
「っ~!?♡ はあっ、はあっ、はあっ……!♡」
 なぜと、疑問をぶつけることすらできない。今のアヤカにできるのは、なぜか停止した振動淫具を忌々しげに、そしてどこか物欲しげに見つめることだけだった。
(な、なぜ……? あのまま続けられれば、間違いなく私は堕ちていた……! なのになぜ拷問を止めて、あっさり次の質問に移行する……!?)
 ラプラスの目的が分からない。情報を引き出す一歩手前で|尋問《ごうもん》を中断するなど、まるで本当は情報など欲していないかのようだ。
 ならばなにが狙いなのか。混乱するアヤカを余所に、ラプラスの不自然な尋問は続いていく。乳首とクリに押し当てられたアタッチメントが、再び振動を開始する。
『質問三。今回アナタに与えられたミッション、その内容をお答えください』
「゛おほおっ!?♡♡♡ ゛イっ、いわないっ♡ そちらの狙いがなんであれっ、私は絶対、に゛いっ!?♡ いっ、イッぐ、乳首とクリいぐううっッ!♡ 他の場所も全部イっでるっ、振動伝わってぜんぶイっでるううううううッっ!?♡♡♡」
 淫らで壮絶な絶叫が、薄暗い尋問部屋に木霊する。振動によってシェイクされたジェルと愛液が混ざり合い、その発情効果は更に上昇。上限の百倍に達した肌感度は、アヤカから人語を剥奪していく。
「゛おっ、゛おっ、ん゛おおおおおおッ!?♡♡♡ いぎっ、ほ゛おっ!♡ ん゛おっ、゛いッ、゛イいいいいいいいいッっ!♡♡♡」
『どうやら、この質問にも答えていただけないようですね。一応お伝えしておきますが、全ての質問にお答えいただくまでこの再教育は続きます。理性ある人間として、どうか懸命なご判断を』
 人語を忘れた獣の叫びと、何処までも無慈悲なAI音声。その会話とは呼べない一方通行のやり取りは、この後一時間に亘って続けられた。そして当然その間も、アヤカは数え切れないほどイってイってイキまくった。
 ラプラスが質問を投げかけ、アヤカが黙秘する。
 黙秘した罰として、感度百倍の肉体を責められる。絶妙に加減された振動アタッチメントで、勃起乳首とクリを弄ばれる。
 しかしアヤカが堕ちる寸前に、必ず快楽拷問は中断される。そして次の質問が投げかけられ、まったく同じ展開が延々とループする。
(こ、これ、いつまで続いてっ……♡ でも、まだ質問に答えるわけには……相手の手加減が理由でも、耐えられるうちは絶対にいっ……!♡)
 捕らえた罪人の心を完全に折るためか。
 それともなにか別の理由があるのか。
 残念ながら、今のアヤカにそれを知る術はない。勝利も敗北もできない快楽地獄によって、罪人の精神はゆっくり|舐《ねぶ》るように犯されていくのだった。

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