黒い喪服の下から現われた、雪のような肌と乳房。
青年は豊かなふくらみへ手を伸ばし、揉みほぐす。
ああ、なんて柔らかく、綺麗な肌なんだろう……。
膝の間からは女蜜があふれ、牡を誘う臭気が漂う。
尻を抱えた勇作は、剛直を深々と埋めこんでゆく。
それが響織子にとって初めての体験だとも知らず……。
きょうこ(30歳)未亡人
まこと(18歳)女子大生
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「響織子さん! 入ったよ! 全部、入ったよ!」
結合部を見おろす勇作。
勇作の股間と、響織子のそれが密着している。勇作の肉棒は、外からはまったく見えない。しかし肉棒に絡みつく、響織子の湿った襞肉の温かさ、柔らかさを存分に堪能している。
とうとう、響織子さんのなかに入った! 響織子さんと一つになったんだ!……
歓喜が爆発する。思わず、響織子を抱きしめた。まるで、すべてを許されたように。
「響織子さん、どう?」
つい、いらないことを聞いてしまう。しかし響織子は、こんな状況にもかかわらず、勇作を見あげて、答えるのだ。
「はい……あの、わたしからは、なにも……古代さんの、お好きなようになさってください。わたしは、もう……」
そこまで言って、目を伏せる。
勇作は、受け入れられた、と感じて、喜んだ。勇んで腰を動かしはじめる。
うっ、きつい、な!……
根元まで入ったものの、響織子の肉穴はまだまだ硬く閉ざされているようだ。肉棒が驚くほど締めつけられる。まるで、処女のような……。
え? 処女……ま、まさ、か!?……
勇作はここに至ってようやく気づいた。
これは……響織子のそれは、処女の反応なのではないか? 途中で壁に当たったような感触、あれは処女膜を突き破る時のものでは?
まさか……まさかまさか……。
響織子が処女、だった?……
勇作は恐るおそる、股間を見た。肉棒を引き抜く。
「!…………」
そこには、そう多くはないが出血があった。肉棒を抜いたことでより明らかになる。
肉棒の幹に絡みついた処女血が、シーツにも染みとなっている。
「響織子さん、まさか?……」
思えば、勇作は処女と交わったことがなかったのだ。
予備校時代の彼女も、処女ではなかった。それを不満に思ったことはなかったし、処女を求めていたわけでもない。
しかし、八歳年上の、三十歳の響織子が……しかも結婚経験のある、未亡人の響織子が処女だったなんて……。
やはり、信じられない。
「ごめんなさい、古代さん。ご迷惑を、おかけしてしまいましたね。でも、お気になさらないでください。わたしは古代さんに、なにも要求しませんから」
そして、ニッコリと笑う。しかしそれは、哀しげな笑みだった。
「響織子、さん……」
響織子は否定しなかった。勇作の言いたいことはわかったはずだ。やはり響織子は処女だったのだ。それを、勇作が散らした。
どういうことなんだ? 未亡人の響織子さんが処女!?……