奴隷美人秘書二十四歳

著者: 巽飛呂彦

本販売日:1995/03/23

電子版配信日:2010/06/18

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0611-7

高城ひとえ24歳。知的な美貌と端麗な容姿、

優雅な立ち居振るまい……社内随一の美女を狙って、

屈折した窓際社員が卑劣な罠をしかけた!

牡の玩弄物に堕ちた美人秘書に繰りだされる

露出責め、緊縛、口辱奉仕、浣腸、輪姦……。

魔辱と恥虐の波状淫撃が、ひとえを牝に変える!

登場人物

ひとえ(24歳)秘書

まみこ(23歳)秘書

れいり 令嬢

ゆうか 女子学生

みいな 女子学生

本編の一部を立読み

秘書課に通じる廊下の一角。掲示板に人が群がっている。

「なんだろう? 今ごろ異動の発表でもないですよねえ、高城さん」

「そうね。わからないわ」

側へ寄ると、男性社員が大勢、一点を指さしては声をあげているのがわかった。やたらと騒がしいはずだった。

「なあに、どうしたんですかあ?」

真美子はどうやら人をかき分けて前へ行ってしまったらしい。ひとえは人混みの後ろからのぞきこんだ。

「いったい何が?……!!……」

目に飛びこんできたものの意味を知ってひとえは驚愕した。

「あ、あ……」

倒れこみそうになる。

「きゃー! 何よこの写真!」

列の前のほうで真美子も同じ物を見たのだろう。叫び声があがる。

それはまぎれもない、あの写真だった!

ひとえが局部も露わに排便、放尿している写真。何もかもが剥き出しになり、これ以上ないほどの羞恥をべったりと塗りつけたような写真。それが社内の掲示板に堂々と貼られ、男性社員が群がっている。

かろうじて、ひとえの胸から上、おそらくネームプレートが写っていただろう部分から上は切り取られていた。

顔のない排便写真。だが性器までが克明に写しこまれた写真は、男性社員を好奇の感情に逸らせて余りあるものだった。

「すっげーなこれ、よお!」

「太っといウンコお! アソコ丸見え!」

「この女、遊んでんじゃねえか。アソコが黒くない?」

次々とかけられる揶揄の言葉を、ひとえは自らのこととして聞いてしまう。思わず後ずさった。膝ががくがくと震える。壁に手をついてかろうじて身体を支えた。

「それにしてもよお、誰だろな、この女」

「おう、でもこれ、ウチの会社のトイレなんだろ。てことはよ、ここのOLの誰かじゃないかってさあ」

「ホントかよ。すげえな、誰だよ!」

心ない言葉にひとえは心臓をギュッとつかまれたような思いがする。

「OLったって、この本社勤務だけで五百人以上いるんですよ。そんなこと、わかるわけないじゃないですか。それよりこんな写真、早くはずしてください。セクハラですよ、セクハラ! もう!」

はしゃぐ男たちに真美子がぴしゃりと言ってのけるのが聞こえた。

「まったく、スケベな男ども、やんなっちゃう! あ、高城さん、そこにいたんですか。見ました? あの写真」

「え、ええ。もう、行きましょう……ね」

「はい。でも、ひどい写真。誰があんな写真、撮るのかしら。まったく、人間性疑っちゃいますよね!」

ひとえはかろうじてうなずいた。しゃべるとどうしても声が震えてしまう。脚にも力が入らない。よろけずになんとか歩くのがせいいっぱいだった。

「それにしても、あの写真のモデル、誰なんでしょうね。この会社のなかに本当にいるのかな。フフフ、やっぱりすっごいエッチな、淫乱な女なのかな。最低ぇー」

真美子の声にも好奇の色があった。ひとえは思わず悲鳴にも似た声をあげた。

「やめて! そんなこと!……」

「あ、ごめんなさーい。高城さんの前でこんなこと、下品でした。すいません」

ひとえは唇を噛んだ。

そうなのだ。その最低に淫乱そうな女がひとえなのだ。

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