隷嬢の檻

三人の義妹

著者: 巽飛呂彦

本販売日:2008/06/23

電子版配信日:2010/05/14

本定価:806円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-1577-5

「見て。私、こんなに淫らなこともできるのよ」

逞しい肉茎を捧げ持ち、深々と呑み込む制服姿。

落ちくぼむ頬、上目遣いのフェラ、顎を伝う粘液。

家族に隠れてつづく相姦儀式は、兄を狼に変え、

幼い仮面に隠されていた妹の淫性を暴いていく……

16歳、17歳、18歳……連鎖する義妹狩りの夜!

登場人物

ゆきの 女子学生

みく 女子学生

ちさと(18歳)女子学生

本編の一部を立読み

(処女膜、なのか。膜っていうから、もっとフニャフニャした、やわらかいものかと思っていたけど、これって)

まるでコンクリートの壁のようだ。肉棒を塞いで、びくともしない。

「うん。美玖、初めて、だから。ごめんね、お兄ちゃん。めんどうくさくて。もうちょっとだから。たぶん、もう少し……だと、思うから」

言う間にも痛みが走るのか、ときどき顔をしかめるのが痛々しい。

「痛いなら、止めても……」

「イヤぁ! ぜったいするんだもん。美玖の初めて、お兄ちゃんにあげるって、決めてたんだから。もらって、ほしいの……お願いなの」

「ああ……でも」

(ほんとうに、できるのか。こんなに固い壁をぶち抜くことなんて)

章一郎は思う。

同時に、二歳年下の義妹が痛みに耐えているというのに、自分はなにをしているのか、とも。

(そうだ)

ズン! 下から突き上げた。

「はぅ……っ!」

美玖がうめき声を上げる。

「あ。痛かった、か」

つい謝ろうとする義兄に、美玖は笑顔を作って、

「ううん、お兄ちゃんも、動いて。美玖、だいじょうぶだから」

「よし、わかったよ」

章一郎にも役目ができた。義妹にすべてを任せて寝転がっているだけではダメだ。

(ぼくのほうから……)

両脚をつっぱるように支点にして、腰を突き上げていく。ズン! 肉棒が、章一郎の身体の先端になって、美玖の肉裂へと突き込まれる。

「んぅ!……」

しかし突き入った、という途中で、やはり処女膜に阻まれてしまう。

(ゆっくり。ゆっくりだ)

腰を落とす。ヌチャッ、と音がして、肉棒が膣穴から出てくる。完全に抜けきるまえ、亀頭をはめ込んだまま、また、突き上げる。

ズズン!

まだ、入らない。しかし、心なしかわずかに進んだような気がする。肉棒が埋まる感触が、まえよりも深くなってきた。

章一郎は美玖の腰をつかんで固定すると、肉棒を何度も、何度も突き上げていった。突き上げると、美玖のFカップのバストがプルン、と上向きに揺れた。

ズチッ、ズチュッ……ヌチャ、ズチャッ……。

わずかずつ、わずかだが深くなっていく。もう、亀頭のその頭が抜けつつあるのがわかる。そして次のひと突き。

ズズッ、ズリュ!……

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