母娘づくし【女系家族】

著者: 巽飛呂彦

本販売日:2015/07/23

電子版配信日:2015/11/06

本定価:734円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-4091-3

「母娘で同じ男に溺れてしまうなんて……」
腰から薄布を下ろし、白い裸身をさらす美熟女。
こぼれ落ちそうな乳房、太腿の付け根を覆う翳り。
若い娘には負けたくない。母の矜持もかなぐり捨て、
36歳は娘と似た喘ぎ声で女の本性を晒していく……
志乃、佐和子、ゆきみ……引き継がれる淫の血統。

●もくじ

第一章 ぬるぬる 女だらけの家に男は僕一人!?

第二章 あんっあんっ 家のしきたり【年ごろの娘と…】

第三章 どくっどくっ 世代を超えた「性技伝授」

第四章 ずん! ずん! 〝ごぶさた〟だった熟母

第五章 じゅぶじゅぶ 男に〝尽くす〟家系

第六章 びくんびくん ローションまみれの家族会議

エピローグ

登場人物

志乃(55歳)年上女(熟)

さわこ(36歳)義母

ゆきみ(19歳)妹

本編の一部を立読み

(は、挿入った。佐和子さんの中に。これが佐和子さんの、膣内……!)
ほかほかとあたたかく、陽だまりのような膣内。まるで佐和子の存在そのもの。その微笑みが浮かんでくるような。
みっちりと肉棒を包み込んで放さない恥肉のからまり。びっしょり濡れていて、なにも動かさなくてもミチミチと締め付けてくる。
「佐和子さん、挿入ったよ。全部、挿入ってる」
あえて公則が話しかけると、佐和子は顔をおおっていた両手をおずおずと離した。素顔が露わになる。
黒目勝ちの瞳にもう、いっぱいの涙を湛えていた。
「佐和子さん!?」
「ご、ごめんなさい。違うんです。……なぜなのかしら、おかしいですね、わたし」
佐和子は笑いながら目尻の涙をぬぐう。
「あの」
「公則さんのせいではないんです。ううん、公則さんには感謝したいくらい。あっ、おかしいですね、やっぱり」
また笑おうとして、でもまた涙がこぼれ、また顔を手で覆ってしまおうとする佐和子。その手を公則は止めて、
「わからないけど、まだわかってあげられないけど、でもぼくはいますごく幸せです。佐和子さんの中にいて、佐和子さんを感じてるから!」
覗き込むように言う。その真剣な顔に、
「は、はい」
佐和子も思わず答えた。涙も止まる。
こんどは公則が笑うと、
「じゃあ、続きをします。動かしますよ、佐和子さん」
「はい……ぁっ、ぁぁああああっ!」
ヌチュ……ズンッ! ヌリュ、ヌチュ、ニュチュ、ズチュ、ズチャ、ズチュン! 公則が猛然と腰を動かす。
たちまち甘蜜に濡れきった膣襞を肉棒が貫き、掻き回す、膣擦れの恥音が高らかに響き渡った。
ドシッ、ドンッ! 裸の股間と股間がぶつかり合う。肉棒が肉壺をえぐり、膣孔から甘蜜の飛沫が噴き上がる。
「うぅっ、佐和子さんの……!」
(膣内、おま×こ! 気持ち、ぃい……まるで)
志乃とも、ゆきみとも違う、佐和子の膣内。
しっとりと絹のようにまとわりついてくる志乃の膣洞。若さにまかせた洪水のような蜜とキュンキュン締めあげてくるゆきみの膣襞。
どちらとも違う。
挿入したしゅんかん、ふんわりと受け止める。ゆるいようでいて、真綿のようにじわじわとからみつき、締めつけてくる。
なによりあたたかく、
(挿れていると、安心するみたいな)
陽だまりのような膣内。
まるで佐和子の存在そのものの、肉壺、そして膣襞なのだ。

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