二人の隣人

著者: 巽飛呂彦

本販売日:2004/10/23

電子版配信日:2007/08/01

本定価:597円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1315-3

左隣りには、二十八歳の清楚な若妻・由香里。

右隣りには、十六歳の可愛らしい女子高生・茜。

百合と薔薇、二つの美花が少年を青狼に変えた!

ベランダから侵入し、閨房で人妻の貞操を奪い、

美少女の純真さにつけこみ、処女を散らす……

ダブルベッドで二人の隣人を抱く最高の愉悦!

登場人物

ゆかり(28歳)人妻

あかね 女子学生

本編の一部を立読み

肉棒が由香里の肉裂を突き破ってくる。その熱さ、存在感に我れを忘れた。

結局、全裸で逃げることもできない、騒いで拒絶することもできない由香里は、浩之の肉棒を受け入れるしかない。

ズブズブと突き入ってくる。

「オ、オオッ、オオッ!」

さすがに挿入感は浅い。子宮口がズンズン突きあげられるということはない。しかし、絶頂に達することもない代わり、ジワジワと身体を快美の感覚に侵食されていく恐怖がある。気づいたら、我れを忘れて絶叫しているのでは!

そんなことになったら!…… しっかりしなくては、私は人妻なのよ。私の夫が、すぐ目の前に寝ているの! こんな……で、でも!……

「ウゥゥ!」

腋の下から手をまわした浩之が、由香里のバストをわしづかみにする。背中からだと、こうしてバストを揉みしだくにはちょうどいい。

ワシワシと揉みこまれ、ギュッとつかまれる。

「ハゥ!」

それだけで声がもれてしまう。

乳首を転がされ、指でつまみあげられ、ときに押しつぶされる。

「痛! クゥ!」

痛みと快美感、それは背中合わせのようでいて、由香里を最終的な快楽に追いこむという意味において、ときにまったく同じものだった。

「ほら、見てみなよ、由香里さん」

「み、見るって、なにを?」

「カーテンを開けて、旦那の顔を見てみろっていうんだ。できるだろ?」

確かに、カーテンの合わせ目がちょうど由香里の目の前にある。

「そんな、できな……キォゥ!」

的確に、肉棒が抉りあげてきた。同時に二つの乳首が責めにあう。

「このままぼくが押したら、由香里さん、裸のままカーテンの向こうへ押しだされるんだよ。どっちがいいの」

「や、やめて! わかったわ。開ける、から!」

由香里は手を伸ばした。震える手でカーテンをわける。そっと顔を出した。

「アッ!」

……あなた!!

ベッドに横たわる耕市の顔が、手を伸ばせば届きそうに近い。由香里は思わず、手で口を覆った。

「……ングゥ!」

そんな由香里をあざ笑うかのような背後からの突きあげ。一瞬、前のめりにたたらを踏みそうになる。

目の前には夫。背後には浩之。そして由香里の蜜壺のなかには、浩之の肉棒がぎっちりとつめこまれている。

ああっ……あなた! 私、こんなことをして……あなた、許してっ!!……

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