【禁断の贈りもの】
本販売日:2005/06/23
電子版配信日:2007/08/01
本定価:660円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-1360-3
「あなたと一緒に、溺れてしまいたいの……」
貞淑なはずの若妻が上になり、自ら腰を遣う。
男は乳房を持ちあげ、形が変わるほど揉みしだく。
部下の妻と密通し、夫婦の閨房で重ねるタブー。
麻衣子、綾、梨恵、真奈美、布由子……
危険を覚悟で女たちが捧げた――五つの誘惑!
まいこ(25歳)人妻
あや(18歳)女子大生
りえ(34歳)年上女(熟)
まなみ(28歳)人妻
ふゆこ(39歳)人妻
本編の一部を立読み
ちゅぶっ、ちゅぶっといういやらしい音がたった。はしたない潤滑音に羞恥をおぼえ、頬が熱くなる。
「そうだ……とっても上手だよ、麻衣子」
山崎は腰をゆっくり動かし、自らも昂りを麻衣子の口腔に抽送しながら、優しい声でそう言ってくれた。
誉められると、女体が悦びを露わにするように、股間の恥所からとろとろと愛液がこぼれだしているのがわかる。早くこの昂りを一番感じる場所に埋めてほしくて、麻衣子は一生懸命、肉棒をこすりたてる。
「よし。じゃあ、麻衣子にも気持ちよくなってもらうか」
山崎は麻衣子を立たせると、浴室の壁に両手をつかせてお尻を突きださせた。股間の秘所だけではなく、お尻の穴まで丸見えになってしまういやらしい体位。
こんな格好……はしたない……。
麻衣子はあまりの羞恥に目眩を感じながらも、山崎の肉棒が体内に入ってくるのを待ち望んでいる自分がいることにも気づいていた。
夫の上司はすぐに肉棒を押しつけてくることはなく、湯船に膝をつき、顔をお尻に近づけてくる。
「ああっ……そんな……恥ずかしい……」
女にとってもっとも秘すべき場所を、明かりの煌々とついた浴室で、顔を近づけて凝視されるのは耐え難いほどの羞恥を喚起させた。
「気持ちよくなりたいだろ」
山崎の手が、両の尻たぶにかかる。その優しいタッチに、麻衣子は女体をぴくっと引きつらせた。
「あぅっ……でも……」
この格好は恥ずかしすぎる。湯船から立ちあがり、壁に両手をつき、お尻を突きだして、秘所も肛門のすぼみも山崎の目にさらしているのだ。
羞恥と心もとなさにもじもじしていると、山崎の唇が女のもっとも敏感な場所にぴたりと押しつけられた。
「はぁうぅぅっ」
麻衣子は身を震わせ、かすれた喘ぎ声をもらした。彼の唇はとろけるキスのように、優しく女陰に押し当てられている。
羞恥も躊躇も背徳感も忘れ、麻衣子は自ら腰を突きだしていた。あまりに気持ちよすぎて、羞じらうことさえできない。
山崎は女裂に沿って丁寧に舐めあげてくれる。彼の舌が這ったあとは、女肉が悦びの涙を流すようにとろけていく気がした。左の小陰唇、右の小陰唇、そしてクリトリスとまんべんなく、ぬくもりに満ちた舌が這っていく。
恥所から淫靡な体液が溢れ、こぼれでていくのを、山崎はあまさず舐め取ってくれるようだった。
子宮が熱くなり、膝頭が震える。麻衣子は浴室の壁に顔を押しつけ、甘い官能の嬌声をもらしていた。