構成・脚本家として独自の世界を創造する男、ダンカン。自らの性体験を冷静に語るその奥底には、ある種サディスティックな表情と可能ならば世界中の女性を手中に収めたいというハーレム的思想が潜んでいた。そんなオブジェクティブ・セックス・ハンターダンカンが提案する男と女の性の隙間を埋める解決策(!?)がここにある。
絵とか写真で見るのはもう飽きたよね。ちょっとおっぱいが見えたとか、パンツが見えたとかの方が本当は興奮するんだよ、本当は。今はもうそれさえも裏側が分かってしまうからね。週刊誌の「ちょっとパンツ見せてください」とかさ。これはもう絶対、1万円のバイトでやってるなと分かっちゃう。後ろの背景が見えると興奮しないよね。その点、文章の方が行間を読めたりするから、こっちの方が楽しいんじゃない。
本のタイトルならこういうのが好きだねえ。「淫ら肉」「淫ら婦人」とか。なんかこの「淫」は好きな漢字の5本指に入るな。あと「姦」も好きだな。これもいい字だと思うね。あと、この「漏」も好きだな。この「漏姉」っていうタイトル。鬼頭龍一さんだから、ちょっと変態痴女系かな。前はね、結構読んでいたんだよ、フランス書院の本。タイトルは憶えていないけど。
僕がストーリーを作るとしたら…、僕は女子校の先生。もう生徒とヤっちゃってるんだけど、それはクラスの他の生徒には一切知られていない。でも僕はそのクラスの女の子、全部とヤってるんですよ。全員が自分だけの秘密だと思ってる。それで金八先生みたいにクラスが段々一つにまとまってくるんだよね。そのまま修学旅行とか行ったら、もうすごいのなんのって。これが会社でもいいよ。女子社員がみんな僕のために仕事を頑張ってくれて、会社はどんどん大きくなっていくわけ。支店とかできて、会社がでかくなればなるほど自分の女が増えるんだよ。僕は基本的にハーレム志向なので、1対1だと発想力がないんだよね。実際に女の子とそんなことになっても、15分ぐらいで終わっちゃうけど。
ハーレムじゃないけど、エロはもう世間に出すぎだね。基本的には本で読んで、頭の中で想像する方がもっと興奮度は高くなると思うけどな。フランス書院の本はキヨスクとか空港でよく売れるんでしょ。機内で読んだら、俺はもう我慢できなくなるかも。コスチュームのスチュワーデスが目の前にいるんだよ、どうしようもなくなるよ。あえてスチュワーデスものを読んで、札幌・千歳に着いたら「すすきのだー!」ってタクシーの運転手さんにたぶん言っちゃうね。