姉110cm(Kカップ)、妹108cm(Jカップ)、圧巻である。一見何の数字かわからないが、これはれっきとしたバストサイズ。失礼を承知でわかりやすく表現すると、胸をデフォルメして描かれたアダルトコミックのキャラ、あの実物版とでもいおうか。そんな同じ爆乳で仲良しの姉妹でも、性格は真逆。恋愛観、性愛観もまた見事に対照的なものだった。
姉・真由香(以下/真)、妹・潤音(以下/潤)
真&潤/(フランス書院文庫を前にして)すご~い(笑)!
真/なんか圧巻っていうか、すごい光景ですね。でもよく見るとデザインとかキレイですよね。良い意味でエロいっていう感じがあまりしないっていうか……。私は女優の杉本彩さんとか憧れなんです。だって何してても色っぽくてカッコいいじゃないですか。ここにある表紙のデザインを見ていると、そういう杉本さんみたいな“エロカッコいい女”っていうイメージがピタッとはまるというか。 潤/普段あまり見かけないような漢字を使った、熟語の字ズラも何かすごいですよね。この『美獣』とか(笑)。
真/個人的にはタイトルに“未亡人”ってつくと、なんか妖しいって思っちゃいます。
潤/この『隣りの未亡人【最高の初体験】』(櫻木充・著 2008年4月刊)とか(笑)。あと私は、シチュエーション的に“オフィスと”か“学校”が、なんかきますね。
真/お互いに恋愛の話もしますけど、タイプが全然違うので、かぶることは絶対にないですね(笑)。
潤/そうそう。お互いの彼氏とかに会うと、お互いに「(彼氏の)何がいいのかわからない」っていう(笑)。
真/私は見た目ではないですね。重視するのは、どれだけ私を甘やかせてくれるかっていうこと。ルックス的にはドランクドラゴンの塚地さんが好きなんですよ。だってカワイイじゃないですか! 逆にイケメンは苦手なんですよね。数少ない個人的な経験にもとづく理由になってしまいますが、なんかカッコいい人って、オレオレ系な人が多い気がして、何かダメなんですよねえ。
潤/私は理想が王子(堂本光一)っていうだけで。イケメンは好きなんですけど、実際に好きになる人は、別にイケメンではないんですよ、ほんとうに。
真/今はこうやって笑って話してますけど、一時期はすごい仲が悪くて。というか妹が私のことを一方的に嫌ってたっていうだけなんですけど。しかも私は全然気づかなかったっていう(笑)。
潤/そう、私が嫌いだったんです(笑)。お姉ちゃんは高校のときから家に帰らず、朝帰りばかりしてて。朝に一瞬だけ着替えに帰ってきて、そのまま登校するっていう感じでした。で、家に残っている私がお母さんから愚痴を聞かされるわけですよ。「お姉ちゃんは何やってんだ」みたいな。私はすっごい嫌でしたね。