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今月の放言

何でもしてあげる 神楽坂恵

直筆短冊

Iカップのバストを武器に、グラビア界のトップに君臨しつつも、2006年にグラビアアイドルを卒業し、現在は女優として活動の場を広げている。昨年末に初のヌード写真集が発売され話題の中、遂に初ヒロイン映画となる『童貞放浪記』が公開待機中。そんな彼女、過渡期である仕事と同様に、恋愛観にも変化が生じている様子。現実を直視すべく、自らの気持ちを律すれば律するほどに、オンナ心は揺れ続けるのだ。

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プロフィール 神楽坂恵

岡山県出身。デパガ出身のグラビアアイドルとして人気を集めるも、現在は女優として映画やドラマを中心に活躍。初ヒロイン映画となる『童貞放浪記』(小沼雄一監督)が公開待機中。また最新写真集『はだいろ』(講談社刊)が好評発売中。

第2章 男の子は私の胸ばかり……

中学時代に付き合ってたその彼は野球部に入ってて、何だかぼーっとしたタイプでしたね。癒し系というか、穏やかな感じの人。で、顔は薄めで、お尻が大きかったのを憶えています。何か、学生ズボンがパツパツみたいな(笑)。実は、その人がファーストキスの相手でした。場所はあまり人が来ない公園だったんですが、用心して用具置き場みたいな建物の裏に行きました。今思うと、そこまで警戒することはないと思うんですけどね。

その人とは一年半くらいで別れました。というのも当時の私は、小学校の高学年頃ごろから大きくなり出した胸がコンプレックスで、視線でも言葉でも、とにかくそこに触れられるということ自体、ダメだったんです。体育の授業で走るっていうことすら大嫌いで。で、あるとき、彼の男友達から、「あいつ、胸を触りたいって思ってるらしいよ」って聞いて、その瞬間になんかガクッとイヤになっちゃいました。

さらにその後、彼が本当に「胸を触らせて」って言ってきたんですよ。ああ~っ、こりゃあもうダメだと思って、そこで終わりました。今考えたら、それくらいの年頃の男の子だったら、胸を触りたいって思うことって、当たり前のことだって思えるんですけどね(笑)。でも当時は「やっぱり胸だけが目当てか」みたいな感じになっちゃって。何か、かわいそうなことをしたなあって思います。

高校時代は、同じ高校の男の子を好きになりました。あれは今思うと、一目惚れだったのかもしれないですね。その人のことを、あまり知らないのに好きになっちゃってました。もちろん、そのときも自分から告白しました。そういえば、返事をもらう直前まで、女子だけで集まって菅野美穂さんの写真集『NUDITY』を見ていたんですよ。で、一番盛り上がっているときに呼ばれたものだから、後ろ髪をひかれる思いでその場所に向かったのを憶えています。その人は華奢な感じで、目のくりっとしたカワイイ感じでした。

好きなタイプやパーツとかは、自分では特にないと思っていたんですが、中学&高校時代に、好きになった人のお尻だけは、ちゃんと憶えていることが今自分で話していてわかりました(笑)。これは大小の問題ではなくて、その人にあったお尻ってあるんです。私はいつも後ろ姿を見てるわけですね、きっと。男の人はお尻、意外と見られてますよ(笑)。気をつけてくださいね。ちなみにその彼は小さめのお尻でした。

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