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性伏王【雪永昴&天音凛那編】 8

第三章 高慢少女・天音凛那の調教


 脚を使って教室の扉を開ける。生徒たちが一斉に肩を強張らせるのを見て、凛那は「ふん」と鼻を鳴らした。教室に視線を這わせる。昴の姿を見つけるのと同時、昴もまた、凛那に気づいた。
「おう、凛那。久しぶりじゃん。ズル休みの最長記録じゃね?」
「ズルじゃなくて風邪よ、風邪。久しぶりにガッツリ体調崩して、もう最悪」
「馬鹿は風邪引かないんじゃねーの?」
「あんたと一緒にしないでくれる? というか、風邪の原因は私じゃないし。あの馬鹿がコンビニで長々と待たせるから体調崩したんでしょ」
 喋りながら、視線を別の席に向ける。中肉中背、猫背の少年は今、そこにはいなかった。
「ねえ昴。あいつはどこにいるのよ。登校拒否っちゃった?」
「あいつは保健室だよ、保健室。悪ぃな。お前も仕返しがしたかっただろうに。凛那がいない間、あたし一人であいつと『遊び』まくっちまってさ。……くくッ。どっちが上でどっちが下か……改めて、身体に上下関係を刻んでやったよ」
 昴はニヤッと並びの好い白い歯を見せる。そのサディスティックな表情に凛那もゾクリとした。流石は、私の親友だ。
「骨とか折ってないわよね? 教師に呼びだしくらうのは嫌よ?」
「心配すんなって。傍から見れば判らねぇよ。そんなに気になるなら、後であいつの現状を見せてやるから。いや、あたしらの現状……って言うべきかな。ま、とにかく……昼休み、体育館裏に来てみろって。すげぇモン見せてやる」
「ふふっ、随分とハードル上げるじゃない」
「期待しててくれよ。凛那も気に入るぜ? あいつのアレは、本当に――」
 そこまで言って昴は言葉を区切る。凛那が続きを待っていると、少女は突然椅子から立ちあがった。「悪い」と、どこか上擦った声で言う。
「ちょっとお手洗い行ってくるわ」
 別に止める理由もない。友人が教室を出ていく姿を見送って、凛那は空けていた自席に座る。とりあえずは体裁だけでも整えようかと、一時限目の授業に使う教科書を机に並べつつ、福弥をどう嬲ろうかと思案する。
 まずは気色の悪いモノを見せた罪と、風邪を引かせた罪、この二つを償わせてやる。さあ、どんな辱めに遭わせてやろうか――凛那は口元に嗜虐的な笑みを浮かべて、くくっ……と笑う。
 だが凛那の思惑は――想像もしていなかった形で外れることになった。

「あっ、あんッ……はぁはぁ……あ、あんッ……そこ好きぃ……♡ あっ、あンっ♡ あっあっ、あんあんっ、あああンッ♡」
 昼休みの体育館裏に喘ぎ声が響く。呆然と立ち尽くす凛那の前では、男女が股間の粘膜を擦りつけ合っていた。全裸で外壁に手をつく昴。そして背後で腰を遣るのは――福弥だ。制服に身を包む少年は、スラックスから露出させた肉茎を、少女の裂け目に出入りさせている。
(な……に、これ。どう……なって、るの……?)
 呼びだしに応じた凛那を待っていたのが目の前の光景だ。てっきり、昴が福弥をいたぶっていると思っていたのに。これでは立場が真逆ではないか。
「天音さんが困惑してるよ? ほら昴、説明しなさい。僕たちの関係をさ」
「はい、ご主人さまっ♡ り、凛那……あ、あたし、実はご主人さまのっ、福弥さまの、便女に、なったんだっ♡ はぁ、はぁ……福弥さまと、福弥さまのち×ぽに絶対服従の、ま×こになったんだよぉ……ッ♡」
「……え? えっ? な、何を言って……べんじょ……服従……?」
 説明を聞いても理解できない。判ることと言えば、昴がこの状況を望み、受け入れている事実だ。
 福弥が抽送を緩めると、昴が腰をくねらせ、桃尻で色っぽく円を描き、自らの意思で牡幹を扱きたてる。それは強制された行為には見えなかった。
「いつもより更に熱っぽい腰振りだね。友達に見られて興奮してるのかい? だとしたら筋金入りの変態だな。恥ずかしくないの?」
「は、恥ずかしいですっ……で、でもォ……あ、あっ♡ 昴は真性の、ド変態マゾなので……ああンッ、恥ずかしいのが、興奮しちゃうの……♡」
「ふふ、聞きましたか天音さん? 親友に見られると余計に興奮するらしいですよ、この淫乱豚は。ほぅら、この通り。もう、ぐしょ濡れですよ?」
「ああん……ッ♡」
 福弥が昴の左脚をぐいッと抱えあげる。凛那は無意識のまま、開いた脚の付け根に視線を遣ってしまう。そして結合部の淫らな有様に、息を呑んだ。
 膣孔は裂けそうなほど大口を拡げ、福弥の逸物を丸々と咥えこむ。ぽっこりと膨らむ肉唇には大量の白い泡が付着して、つぷつぷと弾けながら太腿を伝う。興奮と摩擦が原因か、咲き誇る牝の花弁は真っ赤に色づき、奥に覗く媚肉は艶めかしい蠕動を繰り返していた。
「ほら、昴。お願いしなさい。どうしてほしいんだい?」
「はい……♡ 凛那、もっと見てくれ……お、おま×こに、福弥さまのおち×ぽっ……♡ この凄ェち×ぽハメられてるところ、ガン見してくれっ♡ そのほうが興奮してッ……ああ、たまらない気分になるからぁ……んおッ♡ あっ、あああンッ♡」
 言えた褒美とばかりに福弥がずんずんと腰を遣る。昴は血管の浮いた首を仰け反らせ、唾を散らして喘いだ。太腿に筋肉の陰影が浮きあがり、ぶるぶると引き攣る。
「ンひっ、奥ぅっ♡ 福弥さまのち×ぽっ、クソ雑魚子宮にずんずんぐるぅッ♡ あっ、あっ、これもうイクッ♡ 福弥さまっ、屈服アクメをキめますッ♡」
「よーし、いいぞ。自分の立場を噛みしめながら、無様なイキ顔晒せッ!」
 福弥が律動を加速させる。卑猥な水音を奏でて、二人の股間が何度も重なる。凛那は呆気にとられたまま、二匹の獣が生殖する姿を見つめていた。
「便女いぐッ! ああんイクッ! 便女ま×こいぐぅううううっ♡」
 性器が一番深い部分で繋がった瞬間、昴は歓喜に啼き叫ぶ。男の腰がぶる、ぶるるッと震え、その動きに呼応するように、ぬらぬらと汗艶を帯びた少女の若肌が波打った。
 蕩けきった表情に理性は感じない。「あへっ、あへあへぇ……♡」と惚けた声を漏らし、唇の両端から涎を垂れ流して、昴は激しい情交の余韻に浸っていた。
「ンおッ、おッ……♡」
 福弥が結合を解く。ビクッ、ビクッと肩を躍らせる昴の中から、怒張がぬぽんッと姿を晒した。肉の柱が醸す圧倒的な威圧感を前に凛那は「ひッ」と短く悲鳴をあげる。泡塗れの汁をだらだらと垂れ流す剛直は、今まで見たすべての男性器を遥かに凌駕していた。
(な……何よ、あのち×ぽッ……で、でかッ……! こいつのナヨッちい身体のどこから、こんなッ……ああ、松茸みたいに太くてっ……臍につくぐらい、曲がってッ……)
 凛那の視線を察知してか、剛直がビクンッと跳ねる。親友の股間から架かった白い橋が、脈動に合わせてぶらぶらと揺れた。なんておぞましい外見なのだろう。だが不思議と、目を離すことができない。舌の根元から滲む唾を、凛那はごくりと飲みこんだ。
「天音さん、体調はもう大丈夫ですか? 淫魔さん曰く、拒絶反応が落ち着けば、一気に発情するらしいですが。僕のち×ぽを直視しましたし、そろそろ始まりますかね?」
「あ、あんた、何を言って――えっ? あ、なにッ……?」
 それは突然に起きた。腹の底がぼうっと熱を孕む。胎内がざわついて、何かを求めるように、子宮が何センチも降りる感覚があった。下腹部の性熱は一瞬で指先まで伝播して、総身が妖しい火照りに包まれる。はーッ、はーッと甘く乱れた息遣いが聞こえた。昴の呼吸音かと思ったのだが――それが自分の口から漏れていることに気づいて、凛那は愕然とする。
(な、なによ、これ……何が起きているの? いきなり、身体がめちゃくちゃ熱くなってっ……まだ体調が……? い、いや、違う。これは……身体が、発情してるッ……!)
 全身からじわぁと汗が滲む。同時に、汗ではない液体で股が湿り気を帯びる。活き貝のように蠢く肉唇が、張りついたショーツをちゅぱちゅぱと甘噛みする感覚がした。膝が内向きに震える。腹痛に呻くように、凛那は淫熱に燃える腹を両腕で抱えて、顔を歪める。
「お、凄いですね。こんな風に効果が出るのか。いきなりですね」
「な……なによ、これ。あんた……な、なにか、したの?」
「淫魔の呪いですよ。まあ、言っても判らないでしょうけど」
 性欲で混濁した頭では、少年の言葉が理解できない。インマノノロイ。それをどう漢字に変換するのか、そもそも日本語なのかも、今の凛那には判らなかった。
「それより、どんな気分です? 無性に僕のち×ぽが欲しくなってきたでしょ。ほら……このち×ぽで、ま×この奥から入り口までズボズボ穿られて……ふふっ。最後にはびゅるッと、子宮に精子注がれたくないですか?」
「な、何を言っているのよ……誰が、あんたのなんかッ」
「強がっても無駄ですよ。ほら、もうち×ぽから目を離せない」
 少年の言う通り、視界の中央に肉棒を捉え続ける自分がいた。意識を背けられない。赤紫の亀頭。逞しい肉エラ。脈動する血管。張った裏筋。陰毛の生え際まで視線を這わせてしまう。
 そして、淫欲に蝕まれた脳が勝手に想像する。あの亀頭冠で膣壁を掻き毟られたら。あの穂先で子宮を叩かれたら。一体、どれほどの快感が――。
「あッ……!」
 意識が福弥のソレに集中していると、いつの間にか背後に回っていた昴に羽交い絞めにされる。汗だくの柔肌がねちょっと背中へ密着した。
「す、昴ッ! あんた何を考えて――しょ、正気なのッ?」
「正気じゃないのは凛那のほうだろ? 福弥さまに無礼な態度を取ってさ……でも、安心しろよ。お前も今から、福弥さまに目覚めさせてもらえるからな。福弥さまの、デカチン様で……♡」
「な、何を言って――ひあっ! あ、や……舐めないで、ああんっ」
 汗の浮いた首筋に舌を這わせてくる。唾液を塗すような艶めかしい口吸いに産毛がぞわぞわと逆立つ。舌先が耳朶をくすぐった。耳に唾を垂らし、ちゅくちゅくと孔を穿ってくる。情動に支配された友人は、完全に理性を失っていた。
(昴を振り払わないと……でも、どうしてよ……力、入らない……)
「はぁはぁ……あっ、く、ンンッ……おねが、やめ……あっ、あんッ!」
 ただ耳を舐めしゃぶられているだけなのに、全身に甘い官能の悦びが波及し、筋肉も関節も緩む。少女の淫気が伝染するように、凛那の発情度は急速に強まる。友人の手が下半身に伸びた。脱がされる――そう判っているのに抵抗できない。スカートが、ばさっと地面に落ちた。
「あらら、あっという間に下着姿ですね。もっと頑張って抗わないと。にしても、凄い濡れようですね。ま×こもマン毛もスケスケじゃないですか」
 屈んだ福弥が、役割を失った下着越しに陰部を凝視する。薄桃色の愛らしいショーツは、汗と果蜜を限界まで吸って、肉溝の凹凸へ吸着していた。
「これが天音さんのオンナの匂いですか。汗とマン汁と濃厚な小便臭が絡みついて……ふふ、牡の本能を刺激してきますね。でも少し濃厚すぎるなぁ。磯臭くないですか?」
「や、ぁっ……か、嗅ぐなぁッ……はぁはぁ、は、離れろッ。だ、だいたい、朝もちゃんと洗って……んんっ。おしっこの匂いなんて、しないわよッ」
「えぇ! 朝シャワーを浴びたのに、ほんの数時間でこんなに牝臭くなっちゃうんですか! いやぁ、凄いなぁ。相当、マン臭がキツいんですね!」
「~~ッ!」
 もう、いい。とにかく膝蹴りでも食らわせてやる。そう意気込む凛那の胸裏を知ってか、昴がブラごと制服を捲りあげた。二房の肉果実が嬉々として外気に姿を晒す。蒸れた谷間がむわっと発情臭を立ち昇らせた。
「ひぁっ……ちょ、ちょっと昴ッ! いい加減にしないと許さな、あんッ!」
 膨張した肉毬に細指が沈む。友人は転がすように耳をしゃぶりながら、女のサクランボを指先で抓んだ。真っ赤な突起がぐにぐにと捏ねられて、その動きを追うように腰が揺れる。切り揃えられた爪が先端をチッと掠めた。それだけで凛那の身体はビクッと引き攣って、視界に火花が弾ける。
(助けを呼ばないとマジでやばい……ッ。で、でも、こんな姿見られたくない……それに昴も全裸で、私もあそこ濡らして……ああ、何をどう説明すればいいのよッ)
「あ……ッ」
 うじうじと迷っている間にも行為は進む。福弥が下着をぐいっと脇に除けたのだ。少年は指先を陰唇に宛がうと、割れ目をくぱぁと拡げてくる。
 脂の乗った大トロのような艶肉が、生温い蜜液を纏ってぬらついていた。赤らんだ粘膜はやけに敏感で、風に舐められるだけでヒクヒクと震える。そんな肉壺を覗きこまれてはたまらない。炙るような熱情的な視線を浴びて、痙攣した媚肉がじゅくりと果蜜を噴いた。
「うわ、こりゃ凄いなあ。どんどん新しいマン汁が流れてますよ? ふふ、しかも直接嗅ぐと匂いも一層……ああ、鼻の奥が痺れちゃいますね」
「はぁ、はぁっ……や――やめろッ! これ以上続けたら……あ、あんた本当にっ、容赦しないから! 歯も爪も骨も、全部へし折ってやるからッ」
「これ以上って何ですか? これ以上、何をしたら怒られちゃうんだろ? 例えば……僕がま×こをベロベロ舐めるのは、セーフですかね?」
「ひッ……」
 福弥は唾液の糸を引いた舌を伸ばし、股先数ミリの距離でねろねろと蠢かせる。おぞましい光景に凛那は腰を引く――が、昴が許すはずもない。友人は精液塗れの股間をぬちゃっと尻に押しつけて、凛那の下半身を福弥に差しだした。
「それじゃあ、いただきまーす」
「やッ、待っ――ああンッ!」
 濡れた繊毛を舌が掻き分ける。窪みに溜まった汁を撹拌するように、福弥はねろねろと肉帯を抜き差しした。瑞々しい花唇が捲られて、甘すぎる快美感に腰が浮く。器用に曲がった舌先が膣壁をくすぐると、凛那の眉間は瞬く間にカァッと朱く燃えた。
(な、なんなのよ、こいつの舌ッ……き、気持ち、いっ……あ、あああ、自分の指で一番いいトコ擦るのより、桁違いに気持ちいいんだけどッ! な、なんで、こんなぁ……ッ♡)
 少年がはーっと息を吐く。生温かい呼気を浴びた牝肉が、甘い愉悦をじわぁと滲ませる。股関節が緩むほどの恍惚感に失禁しそうだ。
「あっ、あっ、だめ……はぁ、あひっ♡ ああんっ、あっ、あん、あんッ♡」
 舌先が陰核の根元をぐにっと圧迫した。肉豆は呆気なく皮を脱ぎ捨て、凌辱者の前に弱点を晒す。尖った舌が、硬く勃起した豆をちろちろと弾いた。背筋がたわむほどの喜悦に、少女は髪の毛先から汗を散らし、ぐねぐねと身を捩る。
「はぁ、ああんッ、クリだめぇっ♡ そ、そこ敏感だからッ、ああ、あひぃッ♡ クリを舌で弾くの、やばいっ、それやばッ、あっ、あっ、乳首もだめ、ああんッ、あんッ♡」
 昴の指が乳首を抓る。潰れた頂から痛みは奔らず、代わりに鋭い被虐悦が突き抜けた。キューッと窄まった膣孔が蜜を噴くと、福弥は溢れた汁をずるりと啜り、喉を鳴らして嚥下する。凛那は羞恥を抱く余裕もない。少年の卓越した口淫を浴びて、瞬く間に高まっていく。
(だ、だめ、やばいッ! う、嘘でしょっ、も、もう私ッ! あっ、あっ! く、くそっ、くそっ! イクッ……イクぅッ! 福弥の舌で――ッ♡)
「いくぅうううううッ♡」
 昴の指が乳首を、福弥の舌が肉豆を弾いた瞬間、凛那の意識は官能に呑まれた。視界に鮮やかな花火が打ちあがり、光を散らして弾ける。福弥は接吻するように花弁をちゅぱッと吸いあげたあとで、濡れた顔をゆっくりと離した。
「はぁ、あっ……はぁはぁ……あっ、あっ……ああああ……♡」
 クンニが終わっても動けない。長い脚を蟹股に曲げ、贅肉のない腹にあばら骨を浮かせ、ヘコヘコと腰を躍らせる。それはまるで、目の前の牡に感謝と悦びの淫舞を披露しているかのようだった。
「ふふ、いいですね。随分と便女に相応しい姿になってきましたよ。どうです、天音さん。僕の口は気持ちいいでしょう? もっとやってほしいですか?」
「だ……誰、がっ……も、もう一回、やったら……今度は、こ、殺す」
「おお、怖いなぁ。でも気持ちは判りますよ。舌じゃなくて、もっと太くて硬くて長いのが欲しいんですよね? 例えば……コレ、とか?」
 くくっと不気味な笑みを零し、福弥は股間に生やした逸物をピクンと脈打たせる。亀頭が膨らみ、薄く濁った汁がごぼごぼと鈴口から溢れた。
 その穂先が狙いを定めているのは股孔だ。できあがった裂け目にアレを挿れられたら――想像するだけで背筋に寒気が奔る。
(こ、こいつの舌で、これだけ派手にイッたのよ? も、もしも今、あんなち×ぽハメられたらっ……わ、私、どれだけ、イキ狂っちゃうの……)
 恐怖と期待が同時に胸を満たし、息遣いを乱す。危機感を抱くも身体は動かない。今も昴にもたれかかって、かろうじて立っている状況なのだ。
「ほぅら、僕のち×ぽもウキウキしてますよ? カウパー汁どころかザーメンが溢れちゃいそうだ。早く種を植えたくて疼いちゃってるの、見て判るでしょう?」
「ま、待って……福弥っ。あ、あんた、何したのかしらない……けどさ。い、今なら許してあげるわッ! 全部チャラにしてあげるからッ!」
「まだ判ってないんですか? 天音凛那さん……あなたはもう、許す立場じゃないんですよ。僕と僕のち×ぽへ、許しを請う立場になったんですから」
 昴に羽交い絞めにされるなか、福弥の腕が両脚を抱えあげてくる。凛那の下半身は宙に浮いて、その中央にある肉裂に穂先が添えられた。先ほど射精したとは思えぬほど膨張しきった亀頭が、ぬちゃぬちゃと淫靡な音を鳴らし、柔らかな肉唇に接吻する。
「さぁて、挿入しますよ。今から天音さんのま×こ、僕のち×ぽの形に変えてあげますからね」
「はぁ、あッ、あっ……♡ う、嘘でしょ? ほ、ほんとに、やめッ――くひぃいッ♡」
 ずぶぶッ――鋼の肉刀が容赦なく蜜孔を貫いた。極太の肉杭は綻んだ花弁を巻きこみ、絡みつく襞肉を押し退けて、酷く狭い祠を突き進む。強烈な圧迫感に凛那は泡を噛む。フラッシュを焚かれているかのように、視界が白黒に瞬いた。


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