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人妻孕ませ診療所 若妻、清楚妻、女教師 4

第二章 挿入治療 初めての膣内絶頂

 

 

「また……きちゃった……」

 古民家風の診療所を見上げ、恵実は誰に言うわけでもなく呟く。初めて診療を受けてから四日後の金曜日。恵実は再び、元田医師の診療所に訪れていた。

 何も、恵実から率先して来たわけではない。診療後に『では次は金曜日に来てくださいね』と元田から言われたのだ。断れば良かったのだが、フェラチオ後の意識は朦朧としていて、気づいたときには予約を入れられていた。

「やっぱり……帰ろう、かな……聡子先生には、悪いけれど……」

 胸にあるのは後悔と羞恥だ。触診による火照りで頭がぼうっとしていたとは言え、全裸でフェラチオまで披露してしまった。思い返すたび、あの医療行為がどれほど奇妙な事態だったか判る。

(でも、予約は入れちゃってるし……今更キャンセルするなんて……)

 一昨日でも昨日でも、予約を取り消す機会はあった。そうしなかったのは、聡子から受けた恩義を無下にするような──言い方を悪くすれば、恩師を裏切るような気持ちになったからである。

 折角紹介してくれたのに。折角自分を想ってくださっているのに。たった一回の治療で投げ出すなんて、あまりに不義理ではないか──と。

(……今日だけ。今日の治療で、終わりにしよう。それなら、良いよね?)

 今更キャンセルもできない。聡子の気持ちに背きたくもない。だから今日の診療で決めれば良いと、恵実はそう結論づけていた。今日も自分に合わないと感じたならば、無理に続ける必要はないのだから。

(そうだよ、ね。また前みたいな治療だったら、断れば良いんだもの)

 診療所の門を前に、恵実は自分を納得させるように頷いた。

 それは間違いなく、雪島恵実という女の悪癖だろう。誰も傷つけたくないがために、自分の気持ちを押し殺し、他者の利益を優先する。己の損得勘定を後回しにする優しさは、絶望的なほどに美しかった。

 その美しさこそが、悪魔たちにとって格好の餌食なのだが。

「……よし。行こう」

 数日前の記憶を頭から振り払う。大丈夫。今度は流されない。医師のペニスを舐めるなんて、あり得ない。断固として拒否するのだ。治療は今日で終わりにする。繰り返し自分に言い聞かせて、恵実は脚を踏み出した。

 診療所に入り、スリッパに履き替える。外観も内装も、診療所と言うにはあまりにも庶民的だった。祖母の家を訪れた記憶が蘇るほどである。

 だが廊下を進めば、専用の部屋がいくつか見えてくる。消毒液の匂いが漂い、清潔感のある洋風の扉が視界に映る。それは、古民家の中に病院の一室を切り取って移したようだった。

 直接診察室に来てくだされば結構ですから──事前に言われている通り、恵実はフレアスカートを靡かせ、廊下を進んで行く。

 更衣室を通り過ぎ、それから診察室の前に立った。半開きの扉から冷気が漏れている。だが空気の中に、何か甘いような酸っぱいような、妙な匂いが混じっていた。

(なんだろう……汗のような……おしっこ、みたいな……)

 正体が判らないまま、無性に腹の底が疼く。胸騒ぎを覚え、恵実は扉の隙間から室内の様子を窺い──そこで、信じられない光景を目の当たりにした。

「なっ……!」

 思わず声を発してしまい、慌てて口を塞ぐ。恵実が慌てるのも無理はないだろう。若妻の大きな瞳に映っているのは、聡子と元田の姿である。

 裸の元田がベッドで仰向けになり、その上に聡子が跨っている。ガーターストッキングだけを着用した女教師は、その豊かな尻と乳房を揺らして、腰を振っていた。

 そう、腰を上下に揺すっているのだ。男の肉棒を膣口で咥え込み、汗だくになって、騎乗位で医師と繋がっている。部屋から漂う匂いの正体は、男女が交わる生殖臭だった。

(う、嘘でしょう……? 二人とも、何をして……!)

 聡子が腰を持ち上げ、下ろすたびに、いかにも性行為という音が響く。結合部に視線を凝らすと、白い粘液の糸が伸びている。ハート型に整えられた陰毛も、エラで引っ張り出された肉ビラも、泡立った白濁の汁で塗れていた。

「んんぅっ、ぁあん、ああっ……んふぅ、元田先生、どうです……? んあっ、あんッ! 練習の成果、出ているでしょう……? この腰使いも、んんッ……おま×この締め方も、ご指導の通りにできているでしょう?」

 腰を上下に振り、黒髪を乱れさせ、女教師は色っぽい声で囁く。その甘美な声が鼓膜を震わせるだけで、免疫のない若妻はクラクラと酔いそうになる。

「えぇ……! 絞り取られそうで……素晴らしいですよ……!」

「ふふ、まだまだ……一気に射精まで導きますからね、元田先生?」

 聡子は腰をピタリと男の股間に密着させる。二十センチの肉棒があの中に埋まっているのだ。想像するだけで恥丘の辺りが熱を帯びる。

 目を逸らすべきだ。見てはいけない。そう思っても理性は働かず、二人の男女が交わる姿を、ひたすらに凝視してしまう。

「んふぅ、んああっ、ああんッ……んふ、むふぅ……ああん……!」

 女教師はクネクネと腰を動かし、腹を波打たせて男根を刺激する。円を描き、膣肉で覆ったペニスを、舐めまわすように責めているのだ。

 元田の両手は乳房を揉みしだき、腰をクイクイと持ち上げて、女教師の子宮口を叩いている。聡子も嬌声をあげて肉悦を貪り、ベッドを軋ませるほどに身体を跳ねさせていた。男の指が沈んだ胸からは母乳らしき液体が垂れ落ち、汗と混じって肌を伝う。

「んぁあっ、ああッ……げ、元田先生ッ……わ、私……イ、イキそう……!」

 首に青い血管を浮かせて、聡子が苦しそうに言う。男の胸に手を置き、それから上半身をくたりと医師に預けた。元田の両手も聡子の背中に回る。そのまま抱きしめ合い、鼻先の触れる距離で互いに熱い視線を向ける。

「はぁっ、はっ……い、良いですか……イッても、良いですかっ?」

「もちろんですよ……さあ、イッてください……私も大江さんの中に、出しますからね……!」

「ああ、あああっ……う、嬉しい……んふぅ……先生の精液ぃ……んんッ……私の中ぁ……一番深いところに出して、種付けしてぇ……!」

 肌が粟立つほどの甘く蕩けきった声を発して、聡子が自ら元田に接吻する。丸々と実った桃尻をたぷんたぷんと上下させ、男と呼吸を合わせて性器を擦りつける。恵実は息をすることも忘れ、恩師と医師による狂宴を見つめていた。

「んふぅ、んじゅるっ、んぅっ、んれろぉ、んじゅっ、んぅうう……」

「んむっ、ふぅっ、んれろぉ、じゅるるぅっ……むふん、むふぅ……」

 舌と舌がウネウネと絡みついている。荒々しい接吻で唾液が零れ、頬をねっとりと伝う。言葉少なく腰を振る二人を見れば、行為の終わりが近いのは明らかだった。

 汁に塗れた男女が、融け合うように身を重ねる。聡子は眉を震わせ、唇から白い歯を覗かせて媚声を漏らす。背中が弓なりに反り、縋りつくように医師の背中に指を食い込ませ、恍惚とした表情で叫んだ。

「ぁああっ、イクッ! んぅうっ……いぃ……イク、イクぅうう……!」

 獣のように咆哮したかと思うと、深く染み入るようにウットリと口にする。それと同時に、元田の尻もビクビクッと跳ねあがった。女を抱き寄せ、亀頭を最奥に擦りつけるように何度も腰を浮かせ、呻くような声を漏らす。

「おぉお……す、凄い、こりゃ堪らん……」

 元田は女の首筋に顔を埋め、頬をだらしなく緩ませる。射精しながら極上の女を抱きすくめるのだから、まさに天に昇るような心地だろう。それは聡子も同じようで、ウットリとした顔で熟れた身体を医師に預けていた。

(一体、私は何を見たの……? 二人は、どういう関係なの……)

 だが、疑問や不安以上に、恵実の身体に渦巻くものがあった。

 診察室で行われた獣のような生殖行為。匂いと熱気で頭がぼうっとする。初めて見る他人のセックスに、細胞を燃やし尽くすような興奮が全身に広がっていた。少し身じろぎするだけで、ショーツがぬちゅりと音を立てる。見ると、薄いフレアスカートに、小さな愛液の染みができているではないか。

 

(ご愛読ありがとうございました。つづきは電子書籍でお楽しみください)