続 淫獣

著者: 蘭光生

本販売日:1987/10/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0154-9

金と権力、そして肉体で女たちをモノにする

淫獣の最後の標的は義母だった。

父から託された絶世の美女を奴隷にするべく

ありとあらゆる凌辱が襲いかかる!

苦痛から倒錯の快感へと移りゆく世界を描く、

蘭 光生・会心のレイプ大作、ここに完結!!

登場人物

まさよ 女子大生

まゆみ 女子大生

あゆみ 女教師

うみ 人妻

みさこ 義母

本編の一部を立読み

「ああ、いや……」

口では谺のようにくり返しながら喘いでいるくせに、体が、二人の男のペースにすっかりハーモナイズしてきている。男たちが動きをやめると、ママの方でくねくねと白蛇の化身を蠢かせ始めた。

「ああ、ああ……」

エクスタシーの喜悦の声が洩れ、喘ぎが一層激しくなってきた。

「やめろ! おい! 声をだすんじゃない!」

亭主が犯されている妻に向かって悲痛な叫びをあげた。しかし、いまの妻には、その夫の声も聴こえないに違いない。相変わらず妖しい嬌声をあげながら、ついに催促したのだった。

「はやく……はやく、ちょうだい!」

二人のチンピラがニヤリと笑い、おうかがいをたてるように、おれの方を見た。おれがうなずくと、

「よっしゃ、いけ、いけ!」

「こっちはOKよ」

田中が突きを入れ、福田がその間隙を縫い、合いの手を入れるように突き上げる。要するに餅つきの要領である。

そのたびに、ママの細い首がガクガク揺れて、乱れた髪が生きもののようにゆさぶられた。

「あう……あう……」

福田がママの絞りだされた乳房を鷲づかみにして、揉みたて、田中がいやがるママの唇をしつこく追い回し、唇を重ねると舌を吸い込んだ。

「むぐぐぐ……むっ!」

二人の男の精が弾け飛んだらしい。

田中がゆっくりと唇を離し、ママの腰に回した手から力を抜き、ママの裸体を床に沈めていく。

「ああ……」

ガックリと首をうなだれ、床に崩れ落ちそうになる体を、おれが脇から抱きとめ、二人の男に目顔でおひきとり願うよう合図した。

田中と福田が、カウンターの上のティッシュで跡始末をしてズボンを穿き始めた。おれは組長に言った。

「さあ、やっとあんたの番だ」

「は?」

おれはママの体を、ボックス席の小さなテーブルの上に仰向けに寝かせて、両脚を思いっきり左右に開いた。当然、両脚がテーブルの下に垂れた形で、象牙色の大腿が二つに割り裂かれている。

「あんたの舌で、ママの跡始末をしてあげるんだ!」

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