性獣

著者: 蘭光生

本販売日:1988/12/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0227-0

シチュエーション

姉にまたがって慎一は勃起をしごいた。

今夜から1カ月、両親のいない二人きりの家で、

美有希と弟は性獣になるのだ。

ああ、姉さん、ついに夢がかなった……

白い飛沫が美有希の顔面に散り、

奴隷生活の幕が切っておとされた。

登場人物

みゆき 姉

まなみ(26歳)人妻

ゆうこ(22歳)その他

みどり(24歳)その他

あんな 人妻

本編の一部を立読み

「今夜は、もう許して……」

「だめだ! そうだ、まだ今日はぼくのジュニアに挨拶していなかったな」

言葉づかいも、ようやく奴隷に対する主人みたいな口のきき方ができるようになっていた慎一だった。これにはやはり、長期間猿轡で姉の叱責や詰問や怒りを封じ、その間に、完全に奴隷化に成功していたことが大きな役割を果たしていた。

「さあ、犬になるんだ」

「はい」

しかし、両手を縛られていては四つん這いにもなれない。慎一はふとんの上にあぐらをかいている。その股間に、美有希はいざり寄ると唇に少年の体を含んだ。

唇で咥え、舌で亀頭を舐めまわしているうちに、みるみるジュニアが大きくなり、頭をもたげてくる。

「よし、挨拶はそれくらいでいい。今夜は道具は使わず、お前が自分でアナルセックスをやるんだ」

「はい」

そう言われると、美有希は口を離す前に、たっぷりと慎一のものに唾液を塗りこめた。そのまま慎一があお向けになると、その弟の股間にまたがった美有希は、狙いを定めながら尻を下におろしていくのだ。

最近では、寝る時は客間の和室を使うことにしていた。畳に敷ぶとんのほうがスペースを自由にひろげることができたし、ベッドとちがってスプリングがないので、どんな体位や烈しい動きをしても、邪魔な反動がないのがありがたいからでもある。

見事に佇立した先端をアヌスで捉えると、美有希は静かにそれを自分の中に押しこんでいく。この頃ではもう、ローションの助けも借りずに、唾液や花蜜だけで自由に呑みこめるようになっていたのだ。

「あっ」

「うむ。上手になったじゃないか。さあ、奴隷のリズムでしごくんだ」

「はい」

美有希が腰を上下させはじめた。

相変わらず絞りあげるようなきつい摩擦感を楽しみながら、慎一は目の前の、姉の乳房を両手で揉み絞った。時折り勃起した乳首をいじくられて、

「あうっ!」

悲鳴をあげる。乳房の上下に食いこんだロープが、美有希の乳房を絞りだしているだけに、張りつめ、いびつに歪んだ乳房の先端の性感がひどく敏感になっているのだ。

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