「なんと! 桜木先生は処女なんだ!」
内診台に群がる教師たちに凝視されるなか、
新任女教師・美歌はあまりの恥辱に泣き叫ぶ。
夏期合宿で教師仲間の餌食にされるとは……
そう、一週間にもわたる名門女子学園の夏期合宿は、
女教師飼育のためにあるのだった!
みか(23歳)女教師
ひとみ 女教師
ゆりえ 女教師
みちよ 女教師
みゆき(28歳)女教師
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「痛いかね? うむ。きついぞ。これだけ濡れているのに、このきつさ! 久しぶりの処女膜の感触というか、破瓜のときめきというか……」
「う……」
「もう少しの辛抱だ……そうら、入っていく……」
「むむむ……」
白い肌が、じっとりと汗ばんできた。苦痛と羞恥と絶望に耐えているためににじみだしてきた脂汗か冷汗にちがいない。
理事長の両手が乳房を鷲づかみにすると、ギュッと絞りあげてくる。
「あうっ!」
「どうだ! そうら。とうとう根元まで入ったぞ!」
「あ……」
男の身体が、狭い肉孔のなかでゆっくり動きだした。そのたびに、引き裂かれ、きっと出血したにちがいない肉襞がこすられて、傷口を逆撫でされるような、ほろ苦い痛みが胎内にひろがっていく。
とうとう、こんな男に、愛してもいない脂ぎった中年男に、処女を奪われてしまった……しかも大勢の男の見ているなかでレイプされて……。
苦痛に哀しみが加わり、涙となって美歌の目から溢れた。
目がようやく闇の部分にも慣れてきたらしく、涙でにじみながらも、部屋の隅にあるほの白いものの姿が、だんだんはっきりと網膜に映ってきた。
理事長の身体に隠れてよく見えなかったのが、理事長の命令でハンドルをまわして台の上の上体を起こされたために見えるようになったのである。
「あっ!」
美歌は思わず叫んだ。
「やっとわかったかい?」
理事長は腰を使いながら、めざとく美歌の視線から事情を悟った。
数メートル離れた壁ぎわに、白木の十字架が立っていた。十字架といってもX字型のものである。その十字架に全裸の北川百合江が磔にされていたのである。口は黒いマスクのような、黒革の猿轡で覆われている。
二人の視線が合った。
「北川先生!」
「むう、むう……」
猿轡のなかから百合江が答えた。
「そうれ、いくぞ!」
理事長の声が、どこか遠くの異次元の世界からのように美歌の鼓膜に伝わってきた。