理恵、きみだけは絶対に譲れない!目的もなく過ごしてきた学生生活。親
友・脇谷の恋愛相談から崇はかつて心寄せていた河合理恵と再会する。彼女が見せた涙で、自らの想いに気づく崇。友情を裏切っても、ふたりでいたい。衝きあがる気持ちが一線を越えて……
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★恋に落ちて、結ばれて……
「……崇くんのがわかる……わたし、崇くんと一つになってるんだよね?」
「そうだよ。俺たち、一つになったんだ」
「嬉しい……これ、夢じゃないよね?」
と言葉をもらした彼女の目から、新たな涙がこぼれる。
崇も、まるで夢を見ているようだった。
今、目の前にある理恵の顔も声も、そしてペニスに感じている感触などもすべてが夢で、目覚めたらなにもかも消えてしまいそうな気がする。
この不安を振り払うためにも、もっともっと彼女を感じたい。
「理恵、動いてもいい?」
「う、うん……でも、ゆっくり、ね」
崇は彼女の両膝をひろげるように手を添えると、リクエストどおりゆっくりと腰を動かしはじめた。
「んぐっ……はぐんっ……んんんっ……」
理恵は苦しそうな声をもらしながらも、崇を受けとめる。
間もなく、彼は腰に熱い塊がこみあげてくるのを感じた。
もっと長く理恵のなかを堪能したい気持ちもあったが、射精への欲求がうわまわっている。