裸身をあますところなく晒され、
恥辱の責苦に浮遊する女たちが気づいたとき、
女体が官能に目覚める。牝芯を抉る責め具が、
凌辱者の高まりが、夫とでは味わえなかった
悦楽の世界へと人妻たちを誘い、
“牝檻”に嗚咽がもれはじめる……
ことみ(32歳)人妻
なみこ 人妻
えつこ(22歳)キャビンアテンダント
まほ(21歳)女子大生
まき(20歳)その他
本編の一部を立読み
「感度がいいというか、無知というか……たったこれだけの前戯でこんななっちまうとはね。奥さん、あんた、今まで亭主にこんなサービス、してもらったことないがないのかい?」
男の声で、琴美は羞じらいで体を縮めるようにしながら、小さくうなづいた。
「なんとまあ、もったいないことを! こんなきれいな女房のあそこを舐めもしねえでやるなんてよ。いったい、亭主はどんなセックスしてたんだい?」
「…………」
「もしかすると正常位しかやってねえじゃないか?」
琴美はその言葉に、また羞じらいを体から滲みださせた。
「やっぱりねえ……ま、男っていうのは勝手なもんでよ、他に女がいる奴は、自分の女房ンやテクニックを見せないし、テクニックを教えないっていうけどよ。もしかすると、奥さんの亭主も、そのでんらしいな。おうしっ!」
男は赤銅色に淫水焼けした逞しい肉柱を手で振りたてた。
「あ…………」
ついさっき、昼食前にその肉柱をしゃぶらされ、その肉柱で犯されたばかりだというのに、琴美自身びっくりしたくらいであった。
男の舌戯で、今まで知らなかった未知の官能の世界を垣間見た上に、まだ体がくすぶっているせいで、夫のより逞しく、淫らに赤黒い男の体が、琴美の性感をゆさぶってきたのである。
さっき犯された時は完全に気が動転し、貞操を穢されるという意識が先に立ち、もう無我夢中で悲嘆のどん底に突き落とされたために、とても官能に身をゆだねるどころか、性感すらほとんど感じなかった。ましてや男の醜い体などはただおぞましく、穢らわしいだけだった。その同じ体が、今の琴美には、まるでちがって見えたのだ!