薔薇と青狼

兄嫁か隣人妻か

著者: 藤崎玲

本販売日:2006/05/10

電子版配信日:2008/05/09

本定価:1,026円(税込)

電子版定価:1,210円(税込)

ISBN:978-4-8296-3204-8

シチュエーション

憧れてやまない兄嫁・雪絵と隣りの人妻・亜希子。智紀にとって二人は手が届かない高嶺の華だった……無実の罪を疑われて、その身に眠った凌辱者としての魔血を呼び覚まされるまでは。兄のいない寝室で貞淑を守ってきた秘唇を貫き、絶頂の渦に叩きこむ、この愉悦! 夫の肉塊と逞しさを較べさせながらフェラチオ奉仕を強制する、この嗜虐! まともに二人と会話すらできなかった浪人生は、今や女たちの媚肉の上に君臨する征服者へと生まれ変わったのだ。「さあ、今度は二人で尻を並べて挿入をせがむんだ」思うがまま、獣欲を女体にぶつける狂愛の熱帯夜。いつしか、雪絵と亜希子の牝芯は青き狼を狂わせる薔薇のように妖しく輝いていった……。

登場人物

ゆきえ(24歳)兄嫁

あきこ(25歳)人妻

本編の一部を立読み

「だって、もう耐えられないのっ。……ああ、早くしてっ。このままじゃ、気が狂っちゃうーっ」

「そんなにコレが欲しいのかい、亜希子さん。じゃあ、ちゃんとおねだりするんだ。オマ×コに入れてってね」

「智紀さん……」

自分の時とまったく同じ、女を徹底的に焦らし抜いて猥褻な言葉を言うよう仕向ける義弟。雪絵はきざしきった顔を左右に振りつづける人妻を横目で見た。

すると亜希子が大声で喚いた。

「言うわっ。それを、その太いバイブを、亜希子の……。お、オマ×コに入れてくださいっ。お願いっ」

「奥さまっ」

雪絵は呆然となった。そして猥褻な言葉を言い終わったあとの亜希子のうっとりした表情を見ているうちに、むらむらと怒りの感情が湧きあがってきた。

(なによ。智紀さんはわたしの義弟なのよ。他人のあなたなんかに、渡せないわ)

すると今度は智紀が、雪絵に顔を振り向けた。亜希子の股間を嬲っていたバイブも、雪絵のほうへと移動させる。

震える先端が火照った媚肉に触れると、胴震いがとまらなくなった。

「ふうん。義姉さんはどう? このぶっといバイブ、オマ×コに入れてほしい?」

雪絵がためらったのは、一瞬だけだった。

隣りの人妻に負けまいと、声を限りに叫ぶ。以前は口にするのに苦労した女性器の名称さえ、今はためらいなく言えた。

「欲しいわっ。義姉さんもそれ、欲しいっ。……あああ、義姉さんのオマ×コに入れてっ。智紀さあんっ」

「ずるいわ、奥さまっ。わたしのほうが先よっ」

焦りの色も露わに、亜希子が智紀に向けて腰を振った。

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