本販売日:2017/05/23
電子版配信日:2017/07/07
本定価:916円(税込)
電子版定価:990円(税込)
ISBN:978-4-8296-4228-3
(……ああ、いつまでこんなことが続くの……)
双臀を揺すり、上気した顔を振りたてる人妻。
昼夜を分かたず続く凌辱、奪われる誇りと理性。
美しき門下生を毒牙にかける華道の家元・葦之原瑞鳳。
奥の院と呼ばれるハーレムで飼育される牝奴隷たち。
名奈、実可子、真子――麗花が散らされる狂宴!
●もくじ
第一章 花々を統べる王
第二章 贄となる花
第三章 手折られる花
第四章 蹂躙される花
第五章 狂い咲く花
なな(26歳)人妻
みかこ(28歳)キャリアウーマン
まこ(23歳)キャリアウーマン
本編の一部を立読み
「ふふ、すっかり出来あがっているな。焼けるほど熱いぞ。淫らな肉が吸いつくように魔羅に絡みついてくる。想像以上に味のあるオマ×コだ」
瑞鳳は二度三度腰を揺すりたてて女肉の味わいを確かめると、そのまま一気に攻めに転じた。大きくうねるように腰を叩きつけ、毒蛇の鎌首のような亀頭から野太い肉茎の根元まですべてを使った大きなストロークで、ジュブッ、ジュブウッと女芯の最奥をえぐりぬいた。
「ひいいっ、いやあっ、ああっ、あああっ……あひいいっ……」
思いもしなかった花芯への突然の侵犯と怒涛の責めに、名奈はこんな鬼畜同然の男に犯されて感じたくない、淫らな姿をさらしたくないと身構える暇すらなかった。
花芯をえぐりぬかれるたびに腰の芯で熱の塊りがスパークし、雷撃のような快美感が四肢に散り、脳髄までが灼け痺れる。怪しげな媚薬で練りあげられたせいもあるのだろうか、夫との営みで感じる甘美な官能とは較べようのない、名奈が初めて知らされる破壊的で狂おしいほどの快美感だった。
「あひいっ、いやっ、あああっ……ああっ、や、やめてっ、あひいいいっ……」
名奈は唯一自由の許された顔を左右に振りたて、あごを突きあげ、官能にきざしきった声を絞って啼き乱れた。
(……ああっ、どうしてこんなに感じてしまうの……)
夫にすら見せたことのない姿で身悶え、一度として聞かせたことのない淫らであられもない声をあげて啼いている──、こんなことが絶対あってはならない。そんな思いが名奈の脳裡をかすめる。
だが、怒涛の抽送から逃れようにも、二肢をV字に割り裂かれ腰を前に突きだした、犯してくれと言わんばかりの格好に拘束された身体は逃れようもなく、瑞鳳の責めを受け止める以外に術がなかった。もちろんその行きつく先は明らかだった。
「ああっ、いやっ、だ、だめっ……ああっ、ゆるしてっ、あああっ……あひいっ、も、もうやめてっ……ああっ、しないでっ、お願いですっ……」
おぞましさと嫌悪しか感じない男に無理矢理犯されて、女の最も羞ずかしい姿をさらしてしまう──腰の芯が灼け痺れ、絶頂の大波が立ちあがる気配に名奈の啼き声が怯えと恐怖の色に染まった。名奈にできることは声を絞って瑞鳳に慈悲を求めることだけだった。
だが、慈悲の心など微塵も持たないからこそ鬼は鬼と呼ばれるのだ。
「ふふ、もろいな。私の魔羅はそれほどいいか? おまえが私の魔羅をどれほど気に入ったか、名奈、その淫らな身体で語ってみせろ」
嗜虐の嗤いを浮かべてさらに強靭な抽送を送り込んだ瑞鳳は、「さあ、いけッ」とばかりにズンッと腰を突きいれた。
すでに官能の臨界点に達している女体は、腰の芯をえぐりぬかれるようなトドメの一撃をこらえることはできない。
「ひいいいいっ、いやああああっ……」
名奈は汗に濡れた白い喉をさらしてのけぞりかえると、羞恥の極みを告げる悲鳴をほとばしらせた。弓なりにそりかえった裸身がガクガク慄え、突きあげられた腰が瑞鳳の腰にグリグリ擦りつけられる。アクメの硬直とともに女芯がキュウッと収縮し、たぎらんばかりの樹液を噴きこぼす。絡みついた柔肉が亀頭を千切らんばかりに締めつけて、男根をさらに奥へと引きずり込むように絞りたてた。