かつての部下、今は同僚の妻となった中原久美子は、
再会した今も胸が熱くなるほど美しく上品な女だった。
その人妻と唇を重ね、手には豊潤な乳房がある!
彼女の手で、熱を帯びた肉塊が握られ擦られている!
あいつに悪い……思えば思うほど募る劣情のなか、
久美子も密会に溺れ、より麗しく妖しく変貌していく……
くみこ(42歳)人妻
あやこ(48歳)人妻
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ベッドの周囲に燃えるような熱気が充満していた。汗と香料と女体がかもしだす、言うに言われぬ匂いだった。それは性腺を心地よく刺激し、二人の興奮の度合いをこよなく高めていった。
すでに二人は、あらゆる常識や道徳という観念から解放され、たったひとつの共通なものをめがけて一途に邁進していた。
忠彦がようやく乳房から顔を離したのは、そこに張りついてから十分近くがすぎた頃だった。その間、久美子は弛緩と硬直を繰りかえし、何度か津波のようなエクスタシーに襲われていた。
それはおこりにも似た全身の震えとなって表われた。その状態が、俗に言う、イクという現象であるかどうか、忠彦も見当がつかなかった。
乳房を離れた忠彦は、獲物に近づく蛇のように這いさがって、顔を女のふくらみ間近にまで接近させた。久美子は拒むことはなかったが、全身に緊張感をみなぎらせて、本能的に腰を引くような動きをした。しかし狭いベッドの上では移動することもかなわず、とうとう秘密の花園を熱い視線にさらすことになった。
忠彦は適度に脂肪のついた下腹の優美さに見惚れ、少女のようにはかない繊細に彩られた恥丘の盛りあがりに圧倒され、飽きることなく眺めつづけた。
「恥ずかしい」
聞き取れないくらいか細い声がした。それに触発されたかのように手を伸ばすと、電気スタンドの明かりを調節した。
「あ、駄目」
久美子の両手が下腹部を覆い隠そうとした。その寸前に忠彦が赤い亀裂に唇を押し当てた。
「あああ……」
悲鳴があがり、ふくらみがせりあがった。その動きこそ、意志によってもコントロールすることができない、女の本能のなせる業だった。
素早く両膝の間に割りこんだ忠彦は、亀裂のうわべだけをなぞっていた舌を、こじ入れるように左右の粘膜の真んなかに押しこむと、指先を使って充血した陰唇を左右にひろげた。
「うわわわっ」
閉じようにも閉じられない唇の隙間から悲鳴がほとばしりでた。
忠彦も心のなかで叫んでいた。
なんて濡れようなんだ……。
実際、舌に注がれた愛液の多さは半端なものではなく、あわててすすっても間に合わず、すすりきれない歓喜の溶液は、切れこんだ両鼠蹊部の中央の狭小な会陰部を伝わり、後ろの恥ずかしい穴まで濡らした。
開きかけた花の蕾のような女の中心部を舌が這いまわると、久美子は泣くような声をあげてもがいた。
「こんなの、私……」
あとは言葉にならなかった。押しこめられていた官能の叫びが、全身の動きと、多量の愛液の湧出となって表われた。