奥様は18歳

著者: 河里一伸

本販売日:2010/04/23

電子版配信日:2011/06/17

本定価:785円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-1712-0

「ねえあなた、お食事? お風呂? それとも……」

裸エプロンから乳房を覗かせ肉棒に這わせる18歳の唇。

女子高生の可愛い新妻と始まった夫婦水入らずの桃色生活。

……のはずが、妻の母が密着させる90センチの美乳と、

義理の姉の健康的なお色気に、青年の理性は崩壊寸前。

昂奮と淫情で眠れない毎日――これが夢の新婚生活!?



<もくじ>



プロローグ

Ⅰ 「ごはん? お風呂? それとも…」

桃色新婚生活の開幕

Ⅱ 「エッチはお・あ・ず・け」

いきなり欲求不満に!?

Ⅲ 「浮気しちゃダ・メ」

妻の姉に迫られて!?

Ⅳ 「裸エプロンで元気だして…」

はじめてのフェラチオ

Ⅴ 「大胆になってもいいの?」

18歳の健気で危険な決断

エピローグ

登場人物

あやな(18歳)女子学生

まさみ(35歳)その他

なおこ(22歳)その他

本編の一部を立読み

(あんなの、本当にわたしのなかに入るの?)

という疑問が、少女の脳裏をよぎる。

もちろん、子供が生まれてくる場所なのだから、ヴァギナにペニスくらいのものが入ることは、理屈としては理解できる。しかし、自分の指すら入れたことのない場所に、あれほどの一物を受け入れられるのか、という思いはぬぐいがたい。

そんな彩奈の戸惑いをよそに、夫が足の間に入ってきた。そして、ペニスを秘部にあてがう。

「いくよ、彩奈?」

そう聞かれて、一瞬、首を横に振りたい衝動に駆られたが、彩奈は懸命にそれを抑えこんだ。

(わたし、お兄ちゃんと……茂さんと結婚したんだから、エッチをするのは当たり前だもん)

そう思い直し、彩奈は小さくうなずいて口を開いた。

「……うん。来て、あなた」

新妻の返事を聞いて、茂が腰に力を入れる。

「ふあっ。変な感じぃ」

挿入と同時に、彩奈はつい声を漏らしてしまった。硬いモノが秘肉を割り入ってくる初めての感触は、どうにも戸惑いをぬぐえない。

間もなく、一物の侵入を遮る感触がもたらされた。そこが、自分の処女膜だということは、容易に想像がつく。

茂がいったん動きをとめ、少し戸惑ったような表情を見せる。しかし、すぐに再び腰に力をこめた。

「うあああっ! い、痛いよぉ!」

次の瞬間、彩奈は身体のなかを引き裂かれたような痛みに襲われ、思わず叫んでいた。我慢しようと思ったものの、この激痛は声を出さずにはいられない。

「彩奈、少しだけ我慢して」

と言って、茂はさらに奥へと侵入をつづける。

「ああっ! 入って、あぐっ……硬いの、ひああっ、入って来るぅぅ!」

彩奈は、我知らず苦悶の声をこぼしていた。声を出すのをこらえようと思っても、これはさすがに耐えられるものではない。

(ああっ、まだ入って来る! 早くとまって! でないと、わたし貫かれちゃう!)

痛みのせいもあって、一物が口まで達して自分を串刺しにするのではないか、というような不安が、彩奈の脳裏をよぎる。

しかし、間もなく茂の腰が股間にぶつかって、ようやく動きが完全にとまった。

痛みをこらえながら、ゆっくりと目を開ける。すると、彼の下腹部が自分の股間にピッタリと当たっているのが見えた。

(ああ、すごく痛いけど……わたしのなかにお兄ちゃんを、茂さんを感じるよ。わたし、やっと茂さんと一つに……本当の夫婦になれたんだ)

そう思うと、痛みとは違う涙が溢れてくる。

自分が、「広瀬彩奈」から茂の妻の「冴木彩奈」になるための通過儀礼だと思えば、この痛みにもなんとか耐えられる。

「大丈夫、彩奈?」

「う、うん。ちょっと痛いけど、平気だよ」

茂の問いかけに、彩奈はどうにか笑顔を作ってみせた。

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